エブリイとジムニーの融合カスタムに注目!
エブリイの強みは、軽自動車の規格ギリギリまで拡大したボディサイズ。ハイトなフォルムは車内空間の拡大に大きく貢献し、着座時の頭上空間にも余裕がある。そして車中泊メインのクルマ旅&アウトドア好きに嬉しいポイントが、横になってくつろげるラゲッジスペースの広さ。市販のベッドキットを組み込めばさらに快適に休める。軽キャンパーのベースとして人気なのも納得である。外遊びのニーズがある車種だから、最近では自然に映えるオフロードカスタムも需要があり、リフトアップキットをはじめパーツがかなり充実している。
その一方で高い悪路走破性能を持つジムニーもスズキが誇る主力車種で、アウトドアでも重宝される1台。オフロードテイストあふれるスタイリングも人気の秘訣だが、室内の広さは車中泊するには少々狭い。本当はジムニーに乗りたいけど、広さを優先してエブリイを選んだ人も多いだろう。
そこでフュージョンはエブリイをベースに、ジムニーの特徴的な意匠を「融合」させた、いいとこ取りなエクステリアパーツをリリースした。その名も「エブニイ」と、名前も上手に融合させているのがまた面白い。
エブニイのキモとなるのがフロント&リアのショートバンパー。まさにジムニーが憑依したかのような造形で、フロントは横に長い開口部やスリット形状のフロントグリルでジムニーらしさを上手に表現し、リアバンパーに関してはジムニーのテールランプを使う手法だから雰囲気がさらに近付く。

フォグやセンサーは移設可能、エブリイの機能性はそのまま
ボトムを大胆に切り上げて純正よりも大幅にショート化を実現。ジムニーのイメージをエブリイで存分に楽しめるフュージョンのバンパー。フォグランプはエブリイ純正をそのまま移設でき、本来の機能を失うことはない。リアバンパーも純正のバックセンサーを移設できるように、テールランプの上にフラットな面を設けている。こういうユーザー目線の配慮も嬉しいポイントと言えるだろう。




SPECIFICATION
●フロントバンパー7万5900円
●スキッドプレート4万5100円
●リアバンパー7万2600円
●フロントバンパーガード9万6800円
●フォグレスカバー1万8700円
●アップサス4万1800円
ベースキットとマット付き、用途や予算に合わせて選べる
どの軽カーよりも室内空間が広いエブリイは、市販のベッドキットを活用することでより快適に車中泊できる。シュピーゲルのベッドキット「プチ・トマキット」は市販品に見られるパイプのベースを組み込んだものではなく、あたかも純正メーカーが手がけたような違和感のない作りがウリ。しかも国内の工場で生産しているからクオリティも文句なし。ラインアップは2種類から選ぶことができる。天面がフローリング調仕上げのプチ・トマベースキット、そして専用設計のマットが付属したプチ・トマキットだ。もちろんリアシートは簡単に純正復帰でき、外したマットなどのパーツはスマートに隠せるように工夫して製作。そして停車時にベッドスペースを延長できるキットまで付属するなど、まさに至れり尽くせりな仕様となっている。







SPECIFICAITON
●プチ・トマベースキット 19万8000円
●プチ・トマセット 30万8000円
KCARスペシャル ドレスアップガイド Vol.43 スズキ エブリイ No.16より




