1956年型キャブトンRTS。現在でもマフラーの形状にその名を残すキャブトンは、1923年に起こされた戦前からの名門バイクブランドだった。生産は愛知県(創業時は名古屋市内、戦後は犬山市に工場があった)のみづほ自動車製作所が、販売は大阪の中川幸四郎商店が担当した(戦後はみづほ自動車がブランドを取得。製造・販売元となる)。キャブトンとは英語のCome And Buy To Osaka Nakagawa (「大阪の中川商店まで買いにきなはれ」の意味)の頭文字を取って名付けられた。
『ジャパンモビリティショー2025』のスバルブースと「Tokyo Future Tour 2035」に展示されたスバルのeラビットコンセプトはラビットスクーターをフィーチャーした電動キックボード(特定小型原付)。社内有志による企画で市販前提ではないが、スバルの工場内移動用に限定的に試験運用されている。