イベント イタリア車&フランス車が600台!?『さいたまイタフラミーティング』に往年の名車からレアモデルまで大集合!【写真・30枚目】 ルノー・スポール・スピダーのリヤビュー。サイドシルが高いためにシザーズドアを採用している。カットバンのほかにフロントスクリーンを備えた「パラブリーズ」の設定もあった。 『さいたまイタフラミーティング2025』の会場となった吉見総合運動公園の全景。 今回で12回目を数える『さいたまイタフラミーティング2025』には関東を中心に約600台のエントリー車が集まった。 2代目トゥインゴをベースにしたクーペカブリオレのルノー・ウインド。2004年にパリサロンで登場したウインドコンセプトがルーツで、2010年に市販車型が登場。2013年まで生産された。 1973年にデビューした2+2クーペのディーノ308GT4をベースにした2シーターのピッコロフェラーリ。心臓部には308GT4譲りの3.0L V型8気筒エンジンを搭載する。数は少ないながらも同車のようなスーパースポーツのエントリーもあった。 フェラーリ308GTSのリヤビュー。タルガトップのGTSのほかに、ベルリネッタのGTBの設定もあったが、デビュー時には前者のほうが人気があった。 小型大衆車のベストセラーだった初代5(通称:縦サンク)をベースに、FWDのパワートレインにターボを追加した上で、そっくりそのまま後部座席を取り去ってスペースに移植してミッドシップとしたルノー5ターボ2。 大きく張り出したブリスターフェンダーがタダモノではない印象を与えるルノー5ターボ2のリヤビュー。コンパクトなボディにパワフルなターボエンジンを搭載したことで高い戦闘力を発揮。WRC(世界ラリー選手権)では1981年開幕戦のモンテカルロラリーでデビューウィンを飾るなど、1980年代前半のラリーシーンで活躍した。 2CVとDSの間を埋める小型大衆車として1961年に誕生したシトロエン・アミ(写真のクルマはアミ6)。基本となるメカニズムは2CVのものを流用しつつ、より大型のボディを与えたことで居住性とラゲッジスペースを拡大した。 シトロエン・アミ6のリヤビュー。アミシリーズには写真のセダンタイプの6と、5ドアワゴンの8が存在した。当時珍しかった矩形ヘッドランプを備えたフロントマスクを持ち、6はクリフカットを採用したキャビンが特徴。長年シトロエンのデザインを担当したフラミニオ・ベルトーニの遺作でもある。 プジョー306マキシ。プジョー・スポールが1995年に306をベースにFIAのF2キットカー規定に沿って開発したラリーカーだ。アフターマーケットでボディキットが販売されており、写真の車両はそれを利用してカスタムしたものだろう。 1988年型パンダ1000CL。キャブレター仕様のパンダとしては最終モデルとなる。ローダウンした足廻りに、エアロバンパーとフード上のバルジで武装しており、スポーティなモディファイが施されている。 2023年に生産を終了した3代目ルノー・トゥインゴ。メルセデス・ベンツとの協業により、スマート・フォーフォーとは姉妹車となるRRレイアウトのAセグメントハッチバック。 2020年に登場した国内47台限定のメガーヌ・ルノースポール・トロフィーR。量産FWD車最速タイムを記録したことを記念して、4CONTROLとリヤシートを排除し、EDCを6速MTに換装。アクラポビッチ製チタンマフラー、オーリンズ車高調、ブレンボレッドキャリパー、トルセンLSDを装備したモデル。 世界的ベストセラーのCセグメント大衆車をベースに、ピニンファリーナがスタイリングと生産を担当したプジョー306カブリオレ。 プジョー205をベースに、リヤに小さなノッチを追加した3ドアハッチバック車のプジョー309。独特なスタイリングはファミリアベースの3代目フォード・レーザーに影響を与えたようだ。 1965年に登場したルノー最後のRR車の10(ディス)。ベースとなったのは8で、ボディ前後のオーバーハングを拡大することで荷室容積を拡大している。写真の車両は1968年にマイナーチェンジした後期型だ。 近年、じわじわと人気が上昇しているルノー4(キャトル)。1961~1992年(スロベニアでは1994年)までに835万台が生産された世界的なベストセラーだ。向かって右側が1967年まで生産されていた前期型、左側が1978年以降の後期型となる。 『さいたまイタフラミーティング2025』にはハンバーガーやラーメンなどのさまざまなケータリングサービスが展開されていたが、その中でもひと際目立つ存在だったのが、ルノー・エスタフェでチキン丼やカレー、ケーキなどを移動販売する『ぷくぷくの実』だ。埼玉県北部~中部で営業しているとのこと。 ルノー・エスタフェの運転席まわり。『ぷくぷくの実』のスタッフによると、このクルマで営業するためにMT免許を取得したという。エアコンがないため夏の営業は暑いとのこと。 今回、筆者が会場までのアシに使用した2010年型フィアット500PINK!。世界限定600台、日本国内50台の限定車だ。購入から2年半が経ち、1万5000kmを走破してオドメーターは12万3000kmを超えたが、大きなトラブルもなく、仕事にプライベートに活躍してくれている。 ずらりと並んだフィアット500軍団。エントリー車両の中でもフィアット500&アバルト500は最大勢力を誇る。 2代目フィアット・パンダの限定車アレッシィ。イタリアのキッチン用品メーカーとのコラボで生まれたクルマで、写真のオレンジのほか、イエローグリーン、ブラックなどがあった。 フィアット127のパイロットモデルとして1969年に発表されたアウトビアンキA112。1970年代以降、アバルト仕様が人気を博したが、高温多湿の日本ではサビに蝕まれた個体が多く、現在では希少な存在となった。 1998年に登場し、日本でも一斉を風靡したアルファロメオ世界的ヒット作の156。ワルター・デ・シルヴァが手掛けた美しいスタイリングは、デビューから四半世紀が経た現在でも色褪せない。 ザガートが手掛けたアルファロメオ155TI-Z。大きく張り出したブリスターフェンダーとエアロパーツ、専用の大径ホイールが特徴のスペシャルマシンだ。 1980年代後半~1990年代初頭のラリーシーンで鮮烈な印象を残したランチア・デルタシリーズ。写真はその中でもモデル後期に登場したHFインテグラーレ・エボルツィオーネだ。このクルマのファンは多く、特にラリーファンを熱狂させた。 会場の片隅に駐車するフィアット500。 『さいたまイタフラミーティング』の会場。 B310型・日産サニーカリフォルニアの後期型。1980年代にサーファーから支持を集めたサニーベースのステーションワゴンだ。 B310型・日産サニーカリフォルニアの後期型のリヤビュー。実用車故にほとんど使い潰されてしまい、良好なコンディションで現存する車両は極めて珍しい。 ローダウンされたB310型・日産サニーカリフォルニアの足まわりには、14インチのCRAGAR S/S Super Sportsが組み合わされていた。このクルマが駐車している一区画だけまるで『Street Car Nationals』である。 丸目ヘッドランプにアルファロメオの縦型グリルとエンブレムを備えたこのクルマ。一見するとジュリアクーペ風だが……。 じつはスズキ・ラパンSSである。こうしたユニークなカスタムも毎回数台エントリーしている。 「カニ目」あるいは「フロッグアイ」ことオースチン・ヒーレー・スプライトMK.1。 イギリスのライトウェイトスポーツカー・ジネッタG4。1961年に登場し、コークボトルラインを持つ曲線的なボディはFRP製となる。搭載するエンジンは最高出力40hpの1.0L直列4気筒OHVだが、500kg足らずの車重により優れたパフォーマンスを発揮する。 ロータス最後の内燃機関搭載のスポーツカーになると発表されているエミーラ。しかしながら、昨今の脱BEVの流れからロータスは翻意するかもしれない。いや、してほしい。 1995年のジュネーブショーで発表され、翌年から市販を開始したルノー・スポール・スピダー。トップを持たない硬派なミッドシップスポーツカーで、写真の車両はフロントスクリーンを持たない「カットバン」。 この画像の記事を読む