人気の中古車No.1は、足つき良好の250cc「ホンダレブル250」！

バイク王&カンパニーが運営するバイク未来総研は、2024年1月1日から12月31日までの全国のバイク王店舗における126cc以上の中古バイク販売台数を集計し、トップ20のランキングを発表した。この調査によると、ホンダの「レブル250」が1位を獲得し、続いて「レブル250 Sエディション」が2位となった。3位には「CB400スーパーフォア（NC42）」がランクインしており、ホンダのモデルが上位を占めている。

「レブル250」は2017年の発売以来、250ccクルーザーとして高い人気を誇るモデルである。足つきの良さや安定した走行性能、トレンド感のあるカラーリングなどが特徴で、ベテランから初心者、女性ライダーまで幅広い層から支持を集めている。中古市場においても流通数が多く、年式やカラーバリエーションが豊富であるため、希望に合った一台を見つけやすい点が人気の要因とされる。

400ccクラスの人気も高まる

3位の「CB400スーパーフォア（NC42）」は、長年にわたり400ccクラスを代表するネイキッドバイクとして親しまれてきた。水冷4気筒エンジンを搭載し、教習車としても多くのライダーに馴染み深いモデルである。2022年に生産終了となったが、中古市場ではその完成度や耐久性が評価され、依然として高い人気を維持している。流通数が多く、中古パーツやカスタムパーツも豊富である点が魅力といえる。

5位にはカワサキの「Ninja400（EX400G）」がランクインした。このモデルは400ccながら、同年式の「Ninja250」と同等の軽量な車体を実現し、高出力エンジンを搭載したスポーツモデルである。軽快なハンドリングと力強い加速性能が特徴で、多くのライダーから支持を得ている。

また、11位にはヤマハの「SR400（RH16J）」が入っている。「SR400」は1978年の初登場以来、シンプルなデザインと扱いやすさで多くのファンを持つロングセラーモデルである。2021年に生産終了が発表されたが、中古市場ではそのクラシックなスタイルとメンテナンスのしやすさから根強い人気を誇っている。

さらに、12位と19位にはハーレーダビッドソンの「XL1200X」と「XL883N」がそれぞれランクインしており、輸入車の中でも高い人気を示している。特に「XL1200X」は、独特のスタイルと迫力ある走行性能で多くのライダーの憧れの的となっている。

バイク未来総研の所長である宮城光氏は、今回のランキングについて「軽二輪クラスのバイクが上位に多くランクインしており、現実的なランキングだと感じた。特に『レブル250』が1位、2位を占めていることは街中で見かける数からも納得できる結果だ」とコメントしている。また、「中古バイク市場では、多くのメーカー・車種・カラーバリエーションが集まるバイクショップで、自身に合うバイクを選ぶことができる」と述べている。

今回のランキングは、バイク王が運営する全国の店舗における販売データを基に作成されており、中古バイク市場の現状を反映したものとなっている。これからバイクの購入を検討しているライダーにとって、参考になる情報といえるだろう。

中古バイク販売数　総合ランキング

1位：ホンダ・レブル250
2位：ホンダ・レブル250 Sエディション
3位：ホンダ・CB400スーパーフォア（NC42）
4位：ホンダ・CBR250RR(MC51)
5位：カワサキ・Ninja400(EX400G)
6位：ホンダ・GB350
7位：ヤマハ・YZF-R25(RG43J)
8位：スズキ・GSX250R
9位：スズキ・Vストローム250
10位：カワサキ・Z900RS(ZR900C)
11位：ヤマハ・SR400(RH16J)
12位：ハーレーダビッドソン・XL1200X
13位：カワサキ・エストレヤ
14位：ホンダ・CB250R
15位：カワサキ・Ninja250（EX250P)
16位：ホンダ・CB400スーパーボルドール（NC42)
17位：ホンダ・CBR400R(NC56)
18位：カワサキ・Ninja250（EX250L)
19位：ハーレーダビッドソン・XL883N
20位：ヤマハ・YZF-R25(RG10J)