ビューエル(Buell) S1W ※1998年式

ビューエル(Buell) は1986年、ハーレーダビッドソンのエンジニアが創設したアメリカのバイクブランド。当初はハーレーダビッドソン製エンジンをオリジナルのフレームに搭載し、ハーレーダビッドソンとは異なるテイストのロードスポーツモデルを生産販売していた。
ビューエルは1998年、ハーレーダビッドソンに買収されて以降、独自の社内ブランドに成長。アメリカ産のスポーツモデルとして人気を獲得した。しかし2009年、ハーレーダビッドソンの売上低迷を受け、ビューエルは2009年10月末をもって生産中止となった。
写真上は1998年に発売された、ハーレーダビッドソン製エンジンとしては初の100ps超え(101ps)を実現した「S1W」、別名・ホワイトライトニング。
ベース車両:ビューエル(Buell) S1W 製作:SURESHOT(シュアショット)







写真はS1Wをベースに、丸みを帯びたノーマルとは趣の異なる、精悍でワイルドなスタイルにカスタマイズ。製作したのは千葉県八街市の名門カスタムファクトリー「SURESHOT(シュアショット)」。
SURESHOT(シュアショット)は近年、ロイヤルエンフィールドの人気モデル「SHOTGUN(ショットガン)650」をベースにしたドラッグ仕様「SAMURAI(サムライ)」を製作・発表。同車は2023年12月に米国ロサンゼルスで披露されて以来、珠玉のカスタムとしてワールドワイドで注目されている。
SURESHOT(シュアショット)によるS1Wカスタムは、渋みを効かせた外装類に加え、丸パイプを素材にしたフレームやエキゾーストパイプの取り回しと造形に工夫を凝らし、“曲線が創り出す美しさ”を見事に表現。
フレームを這わせ、アルミの素地を活かしたガソリンタンクは薄型のスライス形状にデザインし、シャープなイメージのシングルシートを組み合わせ。フレームにボルトオンで固定されたシートレールはシートカウル一体型とし、シンプルながらもオシャレなインテリア製品をイメージさせる芸術的な造形にデザイン。
フレームはノーマルをベースに、一部を独自に取り回し変更。Vツインエンジンに接続されるマフラーは、2本のチタン製エキパイを右サイドで複雑にクロスさせ、エンジン下部で集合化。サイレンサーはエンジン下部左側にレイアウトしてショート型マフラーにアレンジ。
スイングアームはスタビライザーの造形やレイアウトにもこだわった片持ち式のプロアームとし、ショックアブソーバーをガソリンタンク後端の下部に配置したレトロなムードが漂うカンチレバー式モノショック型サスペンションを採用。
駆動方式はメカニカルなドライブチェーンを導入。ドリブンスプロケットの奥に設置されたリアブレーキはディスク式。またフロントブレーキはラジアルマウント型のブレンボ製4POTを選択するなど、1ランク上の制動力を獲得。
前後17インチ径に設定されたホイールは、スポーティーかつカスタム度に優れた10本スポーク型アルミキャストに変更。前後タイヤはピレリのハイパースポーツ「ディアブロ スーパーコルサ」を履き、前120/70-17・後180/60-17をチョイス。







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