カーライフ 「まさに走る工芸品」“ランボルギーニの中枢”カーボンファクトリーやアッセンブリーラインに潜入!【写真・5枚目】 ランボルギーニの本拠地、ボローニャのサンタガータファクトリーで、カーボン製造工場とアッセンブリー工場を見学。彼らのクルマ造りの哲学に触れた。 カーボンを型に貼り付けた後、ビニール袋に入れて密閉、空気を抜く。すべて手作業だ。カーボンを型に貼り付ける作業は最近プレス機が導入された。これだと従来8時間かかっていた作業が約10分で完了するという。 奥に見えるのがカーボンを焼くオーブン。モノコックを加熱するので、相当大きいサイズが必要なのだ。赤いビニールに入ったものが型と一緒に真空状態にされたカーボンの原型。 オーブンから出されたカーボンモノコックはロボットにより運ばれる。手作業の部分も多いが、自動化できる部分はロボットが作業を担う。 モノコックのいわゆるバスタブの部分とルーフ部分は別に作られ、接着剤によって合体される。1台のレヴエルトに使用される接着剤は140mにもなるという。 焼き上がったカーボンモノコックはさまざまなチェックを受け、磨きがかけられる。 焼き上がったカーボンモノコックはさまざまなチェックを受け、磨きがかけられる。 ジグのような器具と測定器で形が基準通りとなっているかを調べる。不良品はほとんど発生していないという。 検査が完了したカーボンモノコックはファクトリーの隅に積み上げられる。この後、アルミサブフレームをボルト止めし、エンジンやボディパネルが組み付けられる。 少量生産のスーパーカーメーカー、というと家内制手工業的なイメージがあるがランボルギーニの組み立て現場は驚くほど近代化されている。だがその中に手作業の部分も多い。両方のメリットを最大限に活かしているのが印象的だ。 工場はスペースが広くとってあり、快適。ベルトコンベアーのような設備がないので、非常にスッキリしている。 エンジンの組み立ては多くの部分に人の技が活かされる。レヴエルトのV12エンジンは日産9台のペースだ。 ロボットの作業の方が優れている部分は自動化されている。正確な作業が高い品質を生み出す。 組み立て中のボディは自走式ユニットに乗せられ、自動でライン上を走行する。 インテリアのレザーは傷などのチェックをした後、もっとも無駄の出ないパターンを算出、それに従って裁断される。縫製などはすべて手作業だ。 インテリアのレザーは傷などのチェックをした後、もっとも無駄の出ないパターンを算出、それに従って裁断される。縫製などはすべて手作業だ。 少量生産のスーパーカーメーカー、というと家内制手工業的なイメージがあるがランボルギーニの組み立て現場は驚くほど近代化されている。だがその中に手作業の部分も多い。両方のメリットを最大限に活かしているのが印象的だ。 少量生産のスーパーカーメーカー、というと家内制手工業的なイメージがあるがランボルギーニの組み立て現場は驚くほど近代化されている。だがその中に手作業の部分も多い。両方のメリットを最大限に活かしているのが印象的だ。 この画像の記事を読む