ディテール解説

現行モデルは五角断面の大型サイレンサーを採用。旧型のマフラーはKTM・250デュークのような超ショートタイプであり、片持ち式スイングアームの特徴がより強調されていた。
φ37mm倒立式フロントフォークは非調整式。フロントブレーキはφ300mmディスクにラジアルマウント式対向4ピストンキャリパーの組み合わせだ。試乗車に装着されていたタイヤはCST製のRIDE MIGRA S1というラジアル銘柄だった。
リヤブレーキはφ220mmディスクと対向式2ピストンキャリパーのセットで、2チャンネル式ABSを標準装備する。片持ち式スイングアームはアルミ製だ。
リヤサスはリンクレスのモノショックで、プリロードは調整できそうだ。
肉抜きデザインのトップブリッジを採用。フォークのトップキャップやステムのナットまでも仕上げが美しく、コックピットには高級感すら漂う。
メーターの操作に必要なボタンは左側に集約。右側にはハザードスイッチあり。
90万円オーバーのホンダ・CBR250RRですら採用していない、TFTフルカラー液晶メーターを導入。タコメーターの動きは指針式かと思うほどにリアルだ。
ハンドル左側のスイッチでさまざまな機能が呼び出せる。アイコンを見るとスマホやインカムとの連携機能もありそうだが、これについては調査中とのこと。
シート高は780mmを公称。250ccクラスのスポーツモデルとしては標準的な高さだ。ライダーシートは2本のボルトで固定されており、それに必要な六角レンチはタンデムシートの裏に固定されている。
タンデムシート下のスペースはかなり狭い。ETC車載器を収めるには工夫が必要そうだ。
灯火類はオールLED。面発光のポジションランプが印象的だ。
テールランプおよび前後ウインカーは日中でも被視認性が高い。

CFMOTO 250SR-S 主要諸元

エンジンタイプ 水冷/4ストローク DOHC単気筒
排気量(cc) 249cc
ボア×ストローク 72mm×61.2mm
最高出力 21.5kw(29.2ps)/9750rpm
最大トルク 22N.m/7250rpm
フューエルシステム EFI
トランスミッション 6速マニュアル
クラッチ 湿式多板式アシスト&スリッパークラッチ
駆動方式 チェーン
全長×全幅×全高 2010mm×750mm×1100mm
ホイールベース 1365mm
シート高 780mm
乗車定員 2名
重量 155kg
タイヤ Front=110/70-17 Rear=140/60-17
ホイール アルミニウム
ブレーキ Front=φ300mm Rear=φ220mm 前後ABS
ブレーキ ラジアルマウント
フューエルタンク 12L
灯火類 フルLED
カラー ネビュラホワイト、ネビュラブラック