Ferrari 12Cilindri
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Ferrari 812 Superfast
アメリカ市場上陸70周年モデルとしてデビュー




フェラーリは、2024年5月に開催されたF1マイアミGPのグランプリウイークにおいて、フェラーリのアメリカ上陸70周年を記念したV12ベルリネッタ「12チリンドリ」をワールドプレミア。「12Cilindri」は、イタリア語で「12気筒」を意味し、歴代V12フラッグシップから流麗なロングノーズ&ショートデッキを引き継ぎながら、ブラックアウトされたライトバンドやリヤセクションなど、フェラーリの最新デザインが導入された。
2017年のジュネーブ・モーターショーで初公開された「812 スーパーファスト」は、「F12ベルリネッタ」の内外装をフルモデルチェンジに近いレベルで刷新。「812」は800PSを発揮する12気筒エンジンを表しており、最高出力800PSを発揮する6.5リッターV12エンジンは、発表当時フェラーリ史上「最もパワフルな公道用エンジン」の称号を得ている。
12チリンドリはスピードに合わせて展開するアクティブエアロ「可動式フラップ」をリヤセクションに導入。ボディサイズは812 スーパーファストから全長を76mm延長する一方でホイールベースは20mm短縮している。
フェラーリ 12チリンドリ
ボディサイズ=全長4733mm×全幅2176mm×全高1292mm
ホイールベース=2700mm
車両重量=1560kg
タイヤサイズ=275/35R21(前)、315/35R21(後)
フェラーリ 812 スーパーファスト
ボディサイズ=全長4657mm×全幅1971mm×全高1276mm
ホイールベース=2720mm
車両重量=1525kg
タイヤサイズ=275/35ZR20(前)、315/35ZR20(後)
812 スーパーファストから30PSパワーアップ




12チリンドリのフロントミッドに搭載される6.5リッターV型12気筒「F140HD」自然吸気ガソリンエンジンの最高出力は、812 スーパーファストから30PS引き上げられ830PSを発揮。最大トルクは676Nmで40Nm低下したものの、最大トルクの80%をわずか2500rpmから発揮して、レッドゾーンまでリニアに吹け上がる極上のスロットルレスポンスを実現した。
F1ギヤボックスは、812 スーパーファストの7速から8速にアップデートされ、革新的なトルク制御システム「アスピレーテッド・トルク・シェイピング(ATS)」も導入。これによりトルクフィールが大幅に向上している。
フェラーリ 12チリンドリ
エンジン形式=V型12気筒自然吸気
排気量=6496cc
最高出力=830PS/9250rpm
最大トルク=678Nm/7250rpm
トランスミッション=8速F1 DCT
駆動方式=RWD
最高速度=340km/h
0-100km/h加速=2.9秒
フェラーリ 812 スーパーファスト
エンジン形式=V型12気筒自然吸気
排気量=6496cc
最高出力=800PS/8500rpm
最大トルク=718Nm/7000rpm
トランスミッション=7速F1 DCT
駆動方式=RWD
最高速度=340Km/h
0-100km/h加速=2.9秒
貴重な存在となった大排気量V12自然吸気


フェラーリのV12フラッグシップに相応しい贅を極めたコクピットには、15.6インチドライバーディスプレイを中心に、10.25インチセンターディスプレイ、8.8インチパッセンジャーディスプレイを配置。センターコンソールの8速F1 DCT用セレクターは、マニュアルミッション時代のシフトゲートを思わせるデザインが導入されている。
812 スーパーファストは、伝統的な針式タコメーターをセンターに、控えめなサイズの5.0インチTFTカラーディスプレイをレイアウト。ジェット機の排気口を思わせるベンチレーションや物理スイッチなど、そのメカメカしさに、グッとくるフェラーリファンも少なくないはずだ。
希少な存在となった大排気量の自然吸気V型12気筒エンジンを搭載し、かつてのフラッグシップ「365GTB/4 デイトナ」を彷彿とさせるエクステリアをまとう12チリンドリは、最新フラッグシップとして選ぶに足る理由を数多く備えている。一方、性能や装備の面では1世代前となる812 スーパーファストだが、徹底的に磨き上げられた完成度の高さは、今なお十分に魅力的と言えるだろう。
車両本体価格
フェラーリ 12チリンドリ 5674万円
フェラーリ 812 スーパーファスト 3910万円(新車当時)

