スズキ・GSX-8S…112万2000円

スズキは、GSX-8S」の2025年モデルを2025年3月14日に発売した。今回のアップデートでは、カラーリングの変更とメーカー希望小売価格の改定が行なわれた。
カラーリングは「パールコズミックブルー/グラススパークルブラック(CLB)」「マットソードシルバーメタリック/マットブラックメタリック No.2(CL9)」「マットブラックメタリック No.2(4UX)」の3色となる。メーカー希望小売価格は112万2,000円(税込)。
クイックシフトを標準装備

「GSX-8S」は、毎日の移動からツーリングまで幅広いシーンで活躍することを前提に開発された800ccクラスのネイキッドスポーツバイクだ。搭載するエンジンは775ccの並列2気筒エンジンで、スズキ独自の「クロスバランサー」技術を採用。クランク軸に対して90°に配置された二軸バランサーが振動を抑えつつ、軽量コンパクトなエンジン設計を実現している。これにより、パワフルでありながら扱いやすい特性を持ち、快適なライディングを可能にしている。
電子制御システムも充実している。「スズキインテリジェントライドシステム(S.I.R.S.)」を搭載し、3種類の出力特性を選択できる「スズキドライブモードセレクター(SDMS)」を採用。さらに、3段階+OFFの選択が可能なトラクションコントロールシステム「STCS」、クラッチやスロットルを操作せずにシフトアップ・ダウンできる「双方向クイックシフトシステム」も標準装備され、ライダーのスキルやシチュエーションに応じた走行が可能となっている。
また、発進時のエンストを防ぐ「ローRPMアシスト」や、ワンプッシュでエンジンを始動できる「スズキイージースタートシステム」も備え、初心者からベテランまで安心して乗ることができる仕様となっている。ABSが標準装備され、安全性も高められている。
多様なライディングスタイルに対応

デザイン面では、ショートマフラーの採用により、エンジンやシートレールを露出させることで機能美を強調し、モダンなネイキッドスタイルを演出。アルミ製スイングアームを採用することで、軽快なハンドリングを実現しつつ、走行性能も向上している。
車両スペックも充実しており、最高出力は83PS(61kW)/8,500rpm、最大トルクは78Nm/6,800rpmを発揮。燃料タンク容量は14Lで、日常の移動からロングツーリングまで幅広く対応できる仕様となっている。サスペンションには倒立フロントフォークと軽量アルミ製スイングアームを採用し、路面追従性とコントロール性を向上。ブレーキシステムにはラジアルマウントキャリパーを装備し、高い制動力を実現している。
扱いやすさとパワフルな走行性能を両立し、多様なライディングスタイルに応える「GSX-8S」。最新の電子制御技術と洗練されたデザインを融合させた、新世代のネイキッドスポーツとして注目を集めることは間違いない。
主要諸元
型式:8BL-EM1AA
全長 / 全幅 / 全高:2,115mm / 775mm / 1,105mm
軸間距離 / 最低地上高:1,465mm / 145mm
シート高:810mm
装備重量 :202kg
燃料消費率
国土交通省届出値定地燃費値 :34.5km/L(60km/h) 2名乗車時
WMTCモード値 :23.4km/L(クラス3、サブクラス3-2) 1名乗車時
最小回転半径:2.9m
エンジン型式 / 弁方式:FRA1・水冷・4サイクル・2気筒 / DOHC・4バルブ
総排気量:775cm3
内径×行程 / 圧縮比:84.0mm × 70.0mm / 12.8:1
最高出力 :59kW〈80PS〉 / 8,500rpm
最大トルク :76N・m〈7.7kgf・m〉 / 6,800rpm
燃料供給装置:フューエルインジェクションシステム
始動方式:セルフ式
点火方式:フルトランジスタ式
潤滑方式:圧送式ウェットサンプ
潤滑油容量:3.9L
燃料タンク容量:14L
クラッチ形式:湿式多板コイルスプリング
変速機形式:常時噛合式6段リターン
変速比
1速:3.071
2速:2.200
3速:1.700
4速:1.416
5速:1.230
6速:1.107
減速比(1次 / 2次):1.675 / 2.764
フレーム形式:ダイヤモンド
キャスター / トレール:25°/ 104mm
ブレーキ形式(前 / 後):油圧式ダブルディスク(ABS) / 油圧式シングルディスク(ABS)
タイヤサイズ(前 / 後):120/70ZR17M/C(58W)/180/55ZR17M/C(73W)
舵取り角左右:35°
乗車定員:2名
排出ガス基準:平成32年(令和2年)国内排出ガス規制に対応
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