Chevrolet Corvette ZR1
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BMW M4 CS
カーボン製コンポーネントを贅沢に使用




8代目「シボレー コルベット」に設定された最強仕様の「コルベット ZR1」は、大型リヤウイングなどカーボンファイバー製専用エアロパッケージを装着し、空力性能をアップデート。最高出力1000PSを超える5.5リッターV型8気筒ツインターボをリヤミッドに搭載し、最高速度は346km/hという強烈なパフォーマンスを実現した。
ハイパフォーマンス2ドアクーペ「BMW M4」のライトウエイト仕様「M4 CS」は、ボンネット、フロントスプリッター、フロントエアインテーク、エクステリアミラーキャップ、リヤディフューザー、リヤスポイラーなどを、専用のカーボンファイバー強化プラスチック製コンポーネント(CFRP)に変更。M4 コンペティションから約20kgもダイエットを果たした。
ボディサイズはM4 CSが、全長が83mm、ホイールベースは132mm大きい。これによりコルベット ZR1にはない十分な実用性を持ったリヤシートとラゲッジスペースを手にしている。一方で車両重量に関しては、M4 CSが35kg軽いがこれは後述するエンジン排気量の差と過給器有無によるものだろう。
シボレー コルベット ZR1
ボディサイズ=全長4722mm×全幅2025mm×全高1234mm
ホイールベース=2723mm
車両重量=1665kg
タイヤサイズ=275/30ZR20(前)、345/25ZR21(後)
BMW M4 CS
ボディサイズ=全長4805mm×全幅1920mm×全高1385mm
ホイールベース=2855mm
車両重量=1630kg
タイヤサイズ=275/35R19(前)、285/30R20(後)
圧倒的なパワーとトルクでM4 CSを圧倒




コルベット ZR1は、最高出力1079PS、最大トルク1123Nmという、米国製スポーツカー最強を謳う5.5リッターV型8気筒「LT7」ツインターボエンジンをリヤミッドに搭載。M4 CSは、M社によってチューンされた3.0リッター直列6気筒ガソリンツインターボが奢られ、最高出力は550PS、最大トルクは650Nmを発揮する。
M4 CSに対して500PS以上のアドバンテージを持つコルベット ZR1が、最高速度で40km/h以上、0-100km/h加速は1.2秒も凌いでみせた。
シボレー コルベット ZR1
エンジン形式=V型8気筒ガソリンツインターボ
排気量=5463cc
最高出力=1079PS/7000rpm
最大トルク=1123Nm/6000rpm
トランスミッション=8速DCT
駆動方式=RWD
最高速度=346km/h
0-100km/h加速=2.3秒
BMW M4 CS
エンジン形式=直列6気筒ガソリンツインターボ
排気量=2992cc
最高出力=550PS/6250rpm
最大トルク=650Nm/2750〜5500rpm
トランスミッション=8速Mステップトロニック
駆動方式=AWD
最高速度=302km/h
0-100km/k加速=3.4秒
欧州製スポーツカーに風穴を開けられるか




コルベット ZR1は、14インチドライバーインフォメーションセンターディスプレイをセンターに、右側に12.7インチセンターコンソールディスプレイ、左側に6.6インチタッチスクリーン式補助ディスプレイをレイアウト。M4 CSは、12.3インチインストゥルメントディスプレイと14.9インチコントロールディスプレイを並列した、最新の「BMWカーブドディスプレイ」が搭載される。
どちらのモデルもエアロダイナミクスやパワーユニットに、モータースポーツフィールドからの技術的フィードバックを積極的に導入。ボディの各部に驕られた専用の空力コンポーネントは、特にサーキットにおいて、強力なダウンフォースを提供してくれるだろう。
現時点でコルベット ZR1の日本導入は未定だが、先日発表された「コルベット Z06 クーペ 3LZ」の価格が2680万円であることを考えると、仮に販売される場合でも、そのプライスは3000万円を大きく超えると予想される。
2000万円台という価格帯にあり、リヤシートとラゲッジスペースを備えるM4 CSは、ミッドシップのコルベットにはない実用性が強みだ。一方で、走行性能でM4 CSを大きく凌ぎ、低くワイドなスーパースポーツ然とした佇まいを誇るコルベット ZR1の圧倒的な存在感は、抗いがたい魅力を放っている。
車両本体価格
シボレー コルベット ZR1 未発表
BMW M4 CS 2068万円
