どう車両を守るか・自分の周りはどうなのか?

近年の車両盗難事件は、どんどんと悪質かつ巧妙化してきている。現行ランクル(250と300)で報告されている話で言えば、外板パネルを直接切り開き、そこから車両のCAN(車両コントロールを担う中枢部)へ直接アクセスするCANインベーダーによる被害で、モノも言わせずあっという間に車両を持ち去られるというケースも発生している。

犯行グループ側も盗難ツールの低価格化により入手が容易になった背景もある、また、犯行マニュアルも車両メーカーごとにも流通しているという情報もあり、「自分だけは大丈夫♪」なんて油断をしている状況とは言えなくなってきている。

これらから、変化した車両盗難に対して、カーセキュリティの取付が納車と共にまず行うマストなことであると言える。犯人グループ側も、入念な下見を行っている事もあり、「警察署の前に住んでいる(車両を置いている)のに、その敷地から車両が盗難被害に遭った」というケースも実際に取材中に耳にした話で、まさに前述の通り油断できない状況だ。

自分の大切な愛車を守るために、本特集にて紹介しているプロショップが展開する防御プランや役立つアイテム情報を汲み取って、明日からの防犯意識向上に役立ててみてほしい。

※このデータは警察庁犯罪統計資料と日本損害保険協会発表のデータから、編集部が作成したものです。

最近話題の盗難方法を改めて知っておこう!

【リレーアタック】
スマートキーから常時発せられる微弱電波を傍受し、その電波を専用の機械を使用し増幅中継することで、ドアの開閉からエンジン始動まで可能となる盗難方法。電波を中継するということから“リレー”と名付けられた通り、犯行時は2人以上の複数犯で行われる。
【CANインベーダー】 ECU(エンジンコントロールユニット)から、車両の隅々まで張り巡らされているのがCAN(コントローラーエリアネットワーク)。このCANへ専用装置を使い外部アクセスすることで、ECUを乗っ取りドアの開錠やエンジンを掛けてしまうことを可能にしてしまう。
【コードグラバー】 ドアの施錠(ロック/アンロック)を純正のスマートキーで使用した瞬間を狙い、キーレスリモコンが発する施錠開錠コードを盗み取る手段。電波を解析し車両独自のIDを複製することで、スペアキーと同等のものを作り出し、ドア開錠・エンジン始動まで行う。
【キーエミュレーター】 通称「ゲームボーイ」とも言われる盗難方法。コードグラバーと解錠&エンジン始動が似た仕組みだが、キーエミュレーターは車両側と合致するキー信号と合致する信号を機材側よりランダムに出し、照合し機材そのものを車両キーとして使用できるというものだ。

どうしてランドクルーザーは盗まれやすい?


ランドクルーザーといえば、国内における盗難ランキングワースト3常連、といってもいい車種。なぜそんな悪評が轟いているのかといえば、その理由の1つとなるのが海外での人気。車両単位ではなくパーツごとにカットして部品取りとしても高値で取引されることもあり、このことから盗難被害増加の一因となっている。

セキュリティを活用することで車両を守ることに繋がる!

【電子式セキュリティ】 一般的にセキュリティと呼ばれるアイテムがこのカテゴリーに当たる。車両の配線やシステムに対し”ひと工夫”することで、物理的にエンジンが掛からないようにするアイテムだ。
【デジタルセキュリティ】 近年増加している盗難被害に対して、有効な手段として普及してきたものがデジタルセキュリティという。車両のコンピュータに対して作用し、こちらもエンジンが掛からないようにする。
【物理的ロックセキュリティ】 ハンドルロックやホイールロックなど、“物理的”にロックを掛けるアイテムといえばこのアイテムカテゴリーとなる。単品での使用でなく、電子式やデジタル式と掛け合わせがオススメ。
【セキュリティサポートアイテム】 車両を保管している際に併せて使用したいのがこのアイテム群。リレーアタック被害を未然に防ぐ、純正キーの電波遮断グッズや車両パーツの盗難防止グッズなど幅広く展開している。

今知りたい、車両盗難に関するアレコレ

実は盗難車両は近所にある⁉︎

盗難された車両は、一時的にコインパーキングなどに寝かせてから移動をするケースもあるのだそう。もしも万が一、愛車が被害に遭ったら警察と連携するだけでなく、怪しい車両を見かけた場合は通報することも意識しておきたい。

実は今、増えているこんな事

ナンバープレートの盗難も地味に増えている。犯行グループが盗難した車両を違う場所へ移動する際の詐称ナンバーとして使う目的で被害が続出中。車両ジャンル問わず多発しているので、ナンバーロックボルトなどを使用し予防すべし。

もはや手段も選ばぬ犯行グループ

ランクル250や300などでは、ボディ外板を切り開きそこからCANへアクセスして犯行に及ぶということもあるそう。具体的にどこを切り開いてるかというと、助手席側前列ドアとリアゲート部。知らぬ間にここまで悪質化している。

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