【軽EVこそ最適解①】軽自動車とEVは相性が良い! ガソリンターボ車を凌ぐ加速とキビキビした走りが魅力

【軽EVの魅力を追求する #001/電気自動車(EV)を知る】 近年、その注目度が益々高まっている電気自動車(以下、EV)。なかでも購入しやすい価格帯やサイズ感から人気を集めているのが軽自動車のEV(以下、軽EV)で、発売当初は選択肢が限られていたが、バッテリー容量や航続距離が伸びたモデルが増え、EV全体の販売台数においても軽EVは高い割合を占めている。軽EVの需要がなぜ高まっているのか? 2022年6月の発売以来、好調のセールスを継続する日産サクラを見ながら、その魅力を掘り下げていく。

【軽EVこそ最適解②】乗りやすくて使いやすい、補助金制度でお得に買えるのも嬉しいポイント!

【軽EVの魅力を追求する #002/規格や性能、補助金について】 近年、その注目度が益々高まっている電気自動車(以下、EV)。なかでも購入しやすい価格帯やサイズ感から人気を集めているのが軽自動車のEV(以下、軽EV)で、発売当初は選択肢が限られていたが、バッテリー容量や航続距離が伸びたモデルが増え、EV全体の販売台数においても軽EVは高い割合を占めている。軽EVの需要がなぜ高まっているのか? 2022年6月の発売以来、好調のセールスを継続する日産サクラを見ながら、その魅力を掘り下げていく。

軽量による優れた電費がランニングコストを抑える

EVの性能を判断する際に、航続性能(一充電走行距離)が重視されすぎているキライがある。しかし、航続性能が長いほど優れていると考えるのは早計だ。

サクラの一充電走行距離は、量産EVで最短レベルの180km。これは日産のEVフラッグシップ「アリア」の30%以下でしかないのは事実であるし、物足りないと感じることは否定しない。

ただし、アリアの積むバッテリー総電力量は91kWh(の場合)と、サクラ(20kWh)の4倍以上となっている点は留意しておきたい。

バッテリーを多量に積むことはコストアップにつながる。そして、サクラとアリアを比べてもわかるように、バッテリー搭載量と航続性能は比例しない。なぜならバッテリーを積めば積むほど重量が増え、電費が悪化するからだ。

EVの電費は1kmを走行するのに必要な電力量(Wh)で表す。これは数字が小さいほど電費が優れていることを意味する。下に記載した数値を見ればわかるように、アリアは軽EVに対して非常に電気喰いのモデルである。

自宅などの普通充電ではEVを充電するのに要した電力量が、そのままランニングコストとなる。シンプルにいえば電費が悪いと、電気代が上がるのだ。

軽EVは街乗りを前提にしたバッテリー搭載量とすることで、EVの中では圧倒的に軽く仕上がっている。この軽さが良好な電費に直結しているのだ。

日産サクラ
一充電走行距離(WLTCモード)180km
交流電力量消費率(WLTCモード)124Wh/km
ホンダ・N-ONE e:
一充電走行距離(WLTCモード)295km
交流電力量消費率(WLTCモード)105Wh/km
ホンダ・N-VAN e:
一充電走行距離(WLTCモード)245km
交流電力量消費率(WLTCモード)127Wh/km
日産アリア
一充電走行距離(WLTCモード)640km
交流電力量消費率(WLTCモード)169Wh/km

基本となるのは普通充電、急速充電は緊急時対応だ

集合住宅で自宅駐車場に充電用コンセントなどを用意できないケースがあることは認めつつ、EV運用の基本は、自宅や職場での普通充電にあり、これを専門用語では「基礎充電」と呼んでいる。

そんな普通充電は3kWと6kWの出力が存在している。コンセントに専用ケーブルをつなぐ場合は、その多くが3kW。壁掛け式などのボックスが備わる普通充電ユニットは6kWが多い。

軽EVでは、サクラとeKクロスEVが2.9kW対応で、N-ONE e:をはじめとするホンダの軽EVは6kWまで対応する。もっともサクラの場合は、3kW普通充電につないでも満充電まで8時間しか要しない。夜の間に、基礎充電につなぐ前提であれば6kWに対応せずとも実用上の問題は少ないということだ。

一方、急速充電は高速道路のサービスエリアなどに設置されていることが多く、走行距離を伸ばすための経路充電として位置づけられている。ミドルクラス以上のEVでは150kWという大出力での充電も可能となっている。

軽EVの場合、急速充電を受け入れる性能は低い。対応出力はサクラとeKクロスEVが30kW、ホンダで50kWとなっている。急速充電を頼りに、高速をガンガン走るという設計ではないのだ。

そもそも普通充電に対して、急速充電の充電コストは倍以上というのが肌感覚である。急速充電はエマージェンシーとして利用するものと認識しておきたい。

【普通充電】

【急速充電】

高速道路のサービスエリア、道の駅、コンビニの駐車場などに設置される急速充電器。道路沿いに置く社会実験も始まっている。充電器の出力は30kW程度から150kWまで様々だが、軽EVであれば低出力の急速充電器でも不満を覚えることはない。契約次第だが、高出力タイプは従量料金が高く、むしろ避けるべきだ。
サクラは右リアフェンダーに普通充電(上)と急速充電(下)を上下に並べて配置する。急速充電規格は日本スタンダードのCHAdeMOとなる。

“経路充電”に便利な充電カード

急速充電器を利用するには自動車メーカーなどが用意する充電サービスに加入しておくとカードをかざすだけで、すぐに充電ができて便利だ。日産が提供しているサービスの価格は以下の通りだが、街乗りメインであればシンプルプランで十分だろう。

下記表は日産ゼロ・エミッションサポートプログラム3(ZESP3)カードの場合

プラン名 プレミアム100プレミアム200プレミアム400シンプル
月額基本料金4400円/月6600円/月1万1000円/月1100円/月
プランに含まれる充電分数急速充電100分急速充電200分急速充電400分なしすべて従量課金
プランに含まれる充電分数急速充電600分急速充電600分普通充電600分 なしすべて従量課金

◾️プラン以上に充電する場合

急速充電44円/分38.5円/分33円/分99円/分
普通充電3.3円/分3.3円/分
※利用開始にあたり別途事務手数料が1枚当たり1650円必要となります。

日産サクラの充電目安時間は?

普通充電(3kW)8時間満充電までの時間
普通充電(6kW)※4時間満充電までの時間
急速充電(30kW) 30分充電量の80%までの時間
普通充電は3kWまでの対応となるが、V2H機器を使えば急速充電ポートを使って6kWで充電できる。V2Hというのは自宅とEVをつなぎ非常時などにEVの電力を自宅で利用するというもの。災害対策として設置する家庭も増えつつある。※サクラは普通充電 (6kW) に非対応です。サクラの6kW充電は、V2H機器を用いた場合で、V2H機器とはCHAdeMO(急速充電ポート)でつなぎます。

計画的な“経路充電”で遠出遊びのストレス軽減

ホンダコネクト対応ナビを装着したうえで専用アプリと連携すると、車両情報(バッテリー残量など)と連携した航続可能範囲や急速充電の空き情報などを知ることができる。

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モーターファン別冊『最新軽自動車カタログ2026』より