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迷える中古車ノマドへ

初代パナメーラは200万円切りも出回り始めている

Eセグメントセダンとして誕生したポルシェ「パナメーラ」
Eセグメントセダンとして誕生したポルシェ「パナメーラ」

初代となる970型「パナメーラ」は、2009年にデビューを果たした。前期型は全長4970mm、全幅1931mm、全高1418mmというEセグメント級セダンとして誕生した。4.8リッターV8エンジンを搭載し、最高出力400PSの「パナメーラS」と、4WDの「パナメーラ4S」、最高出力500PSを誇る「パナメーラターボ」が導入された。トランスミッションは、デュアルクラッチ(DCT)の7速PDKが組み合わされている。

その後、3.6リッターV6を積む最高出力300PSの「パナメーラ」と4WDの「パナメーラ4」を追加。パナメーラには6速MTも設定している。さらに、4.8リッターV8を搭載し、最高出力550PSに達する「パナメーラターボS」、3.0リッター V6スーパーチャージャーにモーターを組み合わせる「パナメーラSハイブリッド」を追加。2011年11月に4.8リッター V8を積むNAエンジン(430PS)の「パナメーラGTS」もラインナップしている。

品揃えの拡充はとどまることを知らず、プラグインの3.0リッタースーパーチャージャー+モーターの「パナメーラS E-ハイブリッド」、ロングホイールベースの「パナメーラエグゼクティブ」も用意するなど、多彩な選択肢が揃っている。

中古車市場で最もお得に買えるのは、もちろん初代だ。2026年1月下旬時点の中古車平均価格は、290万円を下回る。2012年モデルより前であれば、走行距離を重ねた個体が多いものの、200万円以下も出始めている。3.0リッターハイブリッド、3.6リッターモデルが中心だ。ただし、このあたりの年式は、すでに15年ほど経過しているため、部品交換などの出費も覚悟する必要があるだろう。

2代目も500万円以下が流通しつつある

写真は「4-Eハイブリッド エグゼクティブ」

2016年デビューの2代目パナメーラは、全長が5mを超え、Fセグメント級に拡大。現在の中古車平均価格は、2026年1月下旬時点で780万円を超えている。

2017年式を中心に、500万円を切る物件も出回っていて、ハイブリッド、PHEVを含めた3.0リッターモデルがターゲットになる。2018年式になると600万円を超える個体も増えるが、高価格になるほど走行距離は2万〜3万kmと相対的に短くなっていて、よりコンディションが優れた個体に出会える可能性が高まるはずだ。

また、シューティングブレーク版パナメーラのツーリズモも中古車市場に20台強出回っている。現時点での中古車平均価格は、700万円を超えていて、ハイブリッドを含めて3.0リッターモデルが中心だ。ノーマル仕様よりも20L多い通常時520L、最大時1390L(E-ハイブリッドは1295L)と若干大きくなっている。

700万円切りも出てきたタイカン

ポルシェの量産型で初のEVである「タイカン」

2020年6月に発売されたBEV(バッテリーEV)の「タイカン」は、まだ物件数が60台を超えた程度で、平均価格も1000万円を超えている。ただし、ポルシェといえ、EVは値崩れ傾向にある。700万円を切っている個体もあり、そろそろと考えている方もいるだろう。

タイカンに限らず、EVならではの注意ポイントはバッテリーの状態だ。充電率の「SOC」はスマホと同様に、100%から年々減っていく。80%まで減れば満充電しても新車時から80%までしか走行できない。ただし、カーライフスタイル的に必要十分であれば許容できるはずだ。劣化度を示す「SOH」は、現時点でどれくらいの充電が可能かを判断する指標だ。

ポルシェは、8年または16万kmのバッテリー保証をしている。SOHが何%を切ると保証対象になるのかがポイントで、正規販売店での法定点検などはもちろん、SOHの確認も欠かせない。EVであるタイカンだけに、一見割高に見えても認定中古車を選択することも考えたい。

中古車市場では、2021年式が多く、先述したように700万円以下も揃っている。逆に2025年式で1000万円前後で、走行距離が非常に短い個体も出始めている。正規販売店での扱いが多く、予算が許すのならより安心してできるだろう。

リスクが最も少ないのは2代目パナメーラ

2009年式パナメーラ(写真は海外仕様)
2009年式パナメーラ(写真は海外仕様)

予算は限られるもののポルシェのセダン、特にパナメーラにどうしても乗りたい、というニーズを満たすのは初代であり、部品交換代など、ある程度の予備予算を織り込み済みで狙う手もある。2代目になれば、2017年式を中心に500万円以下も狙える状態にあり、当然ながら新しくなるほど予算を増やす必要はあるがリスクは減る。

一方のタイカンは、航続距離も気になるところだ。前期型のカタログ値(WLTC/WLTP)は、約354〜約504kmと幅があるものの、実航続距離は60〜70%程度まで落ちても不思議ではない。 2024年式以降の後期型のカタログ値は、630〜678kmと長くなっているが、中古車市場にはまだほとんど出回っていない。前期型を前提とすると、実航続距離の短さから電欠の不安がつきまとい、ある程度、短距離用と割り切る必要がある。EVに興味があり

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