カーライフ 最上級ラグジュアリーであり続けたフラッグシップ「ロールス・ロイス ファントム」が紡いだ100年を振り返る【写真・1枚目】 1925年に初代がデビューした「ロールス・ロイス ファントム」が、2025年に記念すべき100周年を迎えた。 ロールス・ロイス ファントムは、その登場以来、常にロールス・ロイスの最高峰に君臨。現行の8代目に至るまで、常に最高を更新し続けてきた。 ロールス・ロイスは、1925年に「シルバー・ゴースト」に代わる新たなシャシーとして「ファントム」を発表した。この時、通称として使われてきた「シルバー・ゴースト」が正式名称となった。 この当時はローリングシャシーを供給し、多くのコーチビルダーが様々なボディを架装した。ファントムによって、ロールス・ロイスは高級車としての名声を確立する。 1929年に「ファントムII」が登場。ヘンリー・ロイスが求めたよりコンパクトでスポーティな「ファントムII コンチネンタル」が登場した。 1936年、ロールス・ロイスはそれまでの直列6気筒から、V型12気筒エンジンを搭載した「ファントムIII」をデビューさせる。 Photo: James Lipman / jameslipman.com 第二次世界大戦が終わり、世界中が厳しい経済状況に置かれるなか、ファントムの需要は縮小してしまう。これを受けて、ロールス・ロイスはV12に代わり、直列8気筒を搭載したリムジンボディの「シルバー ファントム」を製造する。また、王室用車両も製作された。 ファントムVはファントムVIへと進化し、英国王室をはじめ、世界中の王室や要人へと納車された。しかし、ファントムの歴史はここで、一度終わりを告げられることになった。 BMWがロールス・ロイスを買収し、1998年にロールス・ロイス・モーター・カーズが設立。最初のモデルとして、7代目ファントムが発表された。 2017年にファントムは8代目に進化を果たす。写真は2025年に中国文化のをオマージュした「ファントム ドラゴン」のギャラリーとインテリア。 この当時はローリングシャシーを供給し、多くのコーチビルダーが様々なボディを架装した。ファントムによって、ロールス・ロイスは高級車としての名声を確立する。 この画像の記事を読む