
軽自動車でも先進安全装備は充実、衝突被害軽減ブレーキは搭載が義務化に
ここ10年ほどで大きく変わったクルマの進化といえば「衝突被害軽減ブレーキ」の搭載だ。2010年にスバルが積極的に採用を進め、15年頃になると多くのクルマが採用するようになった。いまや新車において衝突被害軽減ブレーキの搭載は標準装備が基本。15年前には「ぶつかりそうになるとクルマが勝手に止まる」なんて夢物語みたいなものだったが、それが当たり前の時代になった。
とうぜん新車を買うときは、衝突被害軽減ブレーキをはじめ先進安全機能の搭載が常識。それは軽自動車でも同じ。
衝突被害軽減ブレーキに関していえば、21年11月以降に発表される新型車には搭載を義務化している。例外として継続生産車両として非搭載だった「ダイハツ・コペン」や一握りの車種も、26年9月以降は搭載が義務化されることが決まっている。
この衝突被害軽減ブレーキは、各社により仕掛けや性能に違いがあるものの、いずれにせよ装着しているだけで「非装着」とは万が一の際の衝突抑止(もしくは被害軽減)性能が大違い。車種選びの際は、どんなシステムが組み込まれているかや、どんな条件や対象物だと作動するかをチェックしておきたい。
そんな衝突被害軽減ブレーキに比べると、メーカーや車両ごとに違いがあるのが「後方の誤発進抑制機能」。誤発進抑制機能とは低速域で障害物があるにもかかわらずアクセルを踏み込んだときにエンジン出力を抑えて強く衝突するのを抑える仕組みだが、後方に関しては「ブレーキ制御あり」と「ブレーキ制御なし」の2種類のクルマがある。
「あり」だと障害物と接触しないようにブレーキをかけてくれるが、「なし」はエンジン回転を低くするだけなので低い速度とはいえ接触してしまうことも。「あり」が望ましいのは言うまでもないが、クルマ選びの際は後方誤発進抑制機能の内容をしっかりと確認しておきたい。ブレーキ制御があれば、バック駐車の際などに周囲のクルマに当たりそうになってもブレーキをかけて接触を未然に防いでくれるから安心だ。

また軽自動車の採用例は多くないが「BSM(ブラインド・スポット・モニター)」と呼ばれる機能も事故防止に大きく役立つ。これは隣車線の後方を走るクルマをレーダーなどでチェックし、その存在をランプの点灯などで教えてくれるだけでなく、その方向へ車線を
変えようとすると警告を発する。車線変更時に、隣を走るクルマの存在に気が付かずに接触というありがちな事故を防いでくれる機能だ。
車線変更時のうっかり事故を減らす効果が高い機能だから、次に買う軽自動車にはあったほうがきっと便利だ。




