Ferrari 296 GT3 Evo
厳しい戦いを強いられたフェラーリ勢

レース前の予想どおり、2026年シーズンのIMSA開幕戦デイトナ24時間はフェラーリ勢にとって厳しい戦いとなった。デビュー戦となった「296 GT3 エボ」は高い信頼性を示し、6台中5台が完走。上位争いにこそ加われなかったものの、ドライバーとチームはデイトナでそのポテンシャルを存分に示している。
今回のデイトナ24時間は、高湿度による濃霧の影響により、アメリカの耐久レース史上最長となる6時間33分のニュートラリゼーション(フルコースイエロー)が強いられることになった。レース序盤、トリアルシ・コンペティツィオーネの296 GT3 エボ 033号車(リカルド・アゴスチーニ、ジェームス・カラド、ミゲル・モリーナ、アレッシオ・ロベーラ)は中団争いから上位を狙う。しかし、長時間のフルコースイエローを挟んだ後、終盤の決定的な局面ではポジション争いに踏みとどまることができず、8位に終わった。
GTD Proクラスに参戦したもう1台、リシ・コンペティツィオーネの62号車(アレッサンドロ・ピエール・グイディ、ダビデ・リゴン、ダニエル・セラ)は、スタートから3時間の段階でアクシデントに見舞われ、無念のリタイアとなっている。
AFコルセUSAがGTDクラス5位で完走

GTDクラスは、AFコルセUSAの296 GT3 エボ 21号車(アントニオ・フォコ、サイモン・マン、トマソ・モスカ、リロウ・ワドゥ)が長時間にわたって上位を走行。フェラーリのファクトリードライバーとしてデビューを果たしたモスカの好走により、レース中盤には上位に進出し、5位で完走を果たした。
トリアルシ・コンペティツィオーネの023号車(ケントン・コチ、ロバート・メジェニス、オノフリオ・トリアルシ、イェ・イーフェイ)は7位でフィニッシュ。2025年ル・マン24時間を「499P」で制したイーフェイを中心に、大きなミスなくレースを走り切っている。
トップ10圏外では、インセプション・レーシングの70号車(デビッド・フマネリ、ブレンダン・イリービ、オリー・ミルロイ、フレデリック・シャンドルフ)が13位、コンクエスト・レーシングの34号車(アルベルト・コスタ、マニー・フランコ、ロレンツォ・パトレーゼ、ティエリー・バーミューレン)が14位に入った。
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