N-ONEの可愛らしさをそのままに日常のパートナーとなる軽乗用車
ホンダが一般ユーザーへの本格普及を目指して開発した電気自動車がN-ONE e:。2024年6月に発売されたN-VAN e:のランニングコンポーネントを同車の軽セダンN-ONEのボディに搭載したものだ。
外観のイメージはN-ONEと共通ながら、細部はけっこう異なっている。まずボンネットの閉まりかた。N-ONEは普通のリッド式だが、N-ONE e:は、合わせ目が横にあるクラムシェル型となる。これは電動パワートレインの搭載やフロントグリルへの充電ポート設置のために、ボンネット前端を少し高くしているのが理由。ドアパネルやルーフはN-ONEと同じだが、テールゲートもツルリとした専用デザインで、ナンバープレートの位置も変えている。
内装はN-ONE e:専用のデザイン。近年のホンダ車に共通する水平基調のインパネを採用し、視界をスッキリさせている。メーターはフィットと同じフル液晶。シフトセレクターもボタン式にするなど、N-ONEとの差別化を図っている。走行用のバッテリーは、ガソリンタンクや排気系のあった場所に収めているため、車室内空間は犠牲になっていない。後席を折りたためば、N-ONEと同じ容積が確保できるし、ラゲッジフロア下のアンダーボックスも健在だ。
電気駆動系はN-VAN e:とまったく同じで、バッテリー容量は29.6kWhだが、1充電あたりの走行可能距離は295kmと、N-VAN e:より50km長い。これはN-ONE e:のほうが車重が軽く、かつ空気抵抗が小さく、タイヤの転がり抵抗も小さいためだ。充電は急速充電と普通充電の両方に対応しているが、エントリーの「e:G」は急速充電機能がオプション設定。急速充電がまで対応しているのは、ライバルに対するアドバンテージ。残量10%から80%まで充電するのに、50kW充電器なら30分あればOKだ。急速充電器使用時には、これまでのようなカードの使用やパネル操作を不要にした„プラグアンドチャージ機能"が採用され、面倒な手間から解放された(ただし対応充電器に限る)。
外部給電機能も備えており、別売りの“パワーサプライコネクター”を普通充電ポートにつなぐだけで、100Vの電気が1500Wまで取り出せる。満充電してあれば、一般家庭の4日分程度は給電できるため、災害時に停電しても、電気を使いながら復旧を待てる。
走行性能も、N-ONEとは段違い。バッテリー搭載で重心高が下がっただけでなく、シャシー剛性が高まったため、安定性が向上。それを利用してステアリングギアレシオをS660並みにクイック化しており、街中を小気味よく走り回れるし、駐車操作も楽だ。モーターの最大トルクは162Nmとライバルに対して見劣りするが、ギアをローレシオ化することで、駆動力自体はライバルを凌駕。後発の強みを十分に生かし、ホンダらしいクルマに仕上がっている。


- リアドアの開き方:スイングドア
- 最小回転半径:4.5m
- 全高:1545mm















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| グレード | パワートレイン | 定格電力 | 価格(2WD) |
|---|---|---|---|
| e: G | モーター | 39kW | 269万9400円 |
| e: L | モーター | 39kW | 319万8800円 |
※本誌の掲載データは2025年12月の編集部調べによるものです。掲載した写真・仕様・諸元・価格が実際のモデルと異なる場合があります。詳しくはディーラー、またはメーカーにお問い合わせください。




