運転を支援するプロパイロットも採用、快適で安全に移動できることが大きな魅力
日産デイズは、ダイハツ・ムーヴやスズキ・ワゴンRに相当するハイトワゴンで、全高は2WD車が1650mmだから、ハイトワゴンの標準的な高さになる。2025年9月に正式発表されたスーパーハイトのルークスよりも135mm低い。フロントマスクは日産車を象徴するVモーショングリルを採用。ただし、サイドウインドウの下端を後方に大きく持ち上げたため、斜め後方の視界が削がれたから、購入時には縦列駐車などを試したい。
現行デイズは発売されて6年以上を経過するが、インパネなどの内装に古さは感じない。フロントシートの背もたれは腰を包む形状でサポート性に優れ、座面の支え方も良いのだが、採用されるシートリフターが気になる。通常のシートリフターはシート全体を上下させる機能だが、デイズでは背もたれが固定され、座面だけが上下する簡易型を装備するため、着座位置によって座り心地に差が生じてしまう。
後席は前席に比べてやや粗さが目立つ。床と座面の間隔が小さく、足を前方へ投げ出す座り方になりやすい。座面の柔軟性も乏しく、サポート性も良くない。後席の前後スライド機能は左右一体型で分割されず、ワゴンRなどに比べてシートアレンジも単純だ。ハイトワゴンだから相応の空間は確保されるが、身長170cmの大人4人が乗車したとき、後席の膝先空間は握りコブシ3つ少々になる。広さは十分だから、座り心地とシートアレンジを充実させるともっと良くなるだろう。
エンジンは自然吸気が主力で、ハイウェイスターにはターボも用意した。自然吸気エンジンの最大トルクは60Nmとあまり大きくないが、実用域の3600rpmで発生するので、街中は運転しやすい。ハイウェイスターにはマイルドハイブリッドも採用した。非装着車と比べて、WLTCモード燃費の向上は0.1km/Lに留まるが、モーター機能付き発電機がアイドリングストップ後の再始動も行うため、再始動音が小さい。ターボは実際の走りに大きな影響を与える最大トルクが自然吸気エンジンの1.7倍に増強され、1.0Lエンジンを搭載する感覚で運転できるので、登り坂を頻繁に走るユーザーは検討するといいだろう。WLTCモード燃費は8%ほどしか悪くならない。
ステアリング操作に対する反応は、スポーティなハイウェイスターを含めて若干鈍い。峠道では走りにくく感じる場面もあるが、後輪の接地性は高い。乗り心地は、40km/h以下で硬めに感じることもあるが、軽自動車では快適な部類に入る。足まわりはデイズのキャラクターに合った設定といえる。
そしてデイズでは安全装備が充実する。ドライバーから見えない2台先を走るクルマを検知して、異常が生じると警報する前方衝突予測警報を全車に標準装着した。運転支援のプロパイロット搭載車は、斜め後方の並走車両を検知して、車線変更時の事故を防ぐ後側方車両検知警報も採用する。快適で安全に移動できることがデイズの大きな魅力だ。


標準車の「X」にLEDヘッドランプなどをオプション装着する買い方もあるが、これらを含めて装備が充実する「ハイウェイスターX」がお買い得だ。登坂路や高速道路を走行する機会の多いユーザーには「ハイウェイスターGターボ」もおすすめ。

- リアドアの開き方:スイングドア
- 最小回転半径:4.5m(「Gターボ」系は4.8m)
- 全高:1650mm(4WD車は1670mm)


運転席からボンネットの両端が見えやすく車両感覚がつかみやすい。「ハイウェイスターGターボ」はシート表皮に合成皮革を使用し、ステッチと同色の模様を施すことでシックで高級感のある室内としている。

駐車場から出る際など、視界が限られる環境での後退時に、接近してくる他車を検出して警告音で注意を促してくれる。「プロパイロットエディション」系に標準装備される。



「アーバンクロム」系は「ハイウェイスターX」をベースに、オーテックが「クールに、スタイリッシュに」仕立てたモデル。濡れても拭き取りやすい防水シートを標準装備。


- リアドアの開き方:スイングドア
- 最小回転半径:4.5m
- 全高:1650mm(4WD車は1670mm)



「ボレロ」のインテリアはピンク基調で仕上げられ、ステアリングは本革巻き仕様と、高級感も高く仕上げられている。オーテックが開発した。
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※本稿は、モーターファン別冊 「最新軽自動車カタログ2026」の再構成です。



