進化を遂げたプロパイロットで高まる安全性、ハイウェイスターは個性的デザインが人気
日産の軽乗用車は、三菱との共同出資で設立した株式会社NMKVで設計/製造されている。その中のスーパーハイトがルークスだ。かつてはハイトワゴンである「デイズ」の派生モデルとして「デイズ・ルークス」を名乗っていたが、3代目からは独立モデルとして「ルークス」となっている。
現行モデルは第4世代で、2025年10月にフルモデルチェンジしたばかりの新鮮なモデル。標準車とハイウェイスターの2フェイス戦略を取るのは従来型と同じだが、イメージは大きく変わっている。従来型が、日産製登録車と同じ“Vモーショングリル”を採用していたのに対し、新型は独自の路線を採用。デザインコンセプトは“かどまる四角”で、かつて人気のあったコンパクトワゴン“キューブ”を連想させる。特にベルギーワッフルのようなアルミホイールは、キューブのそれと良く似ている。標準車とハイウェイスターの差も小さくなり、後者でも威圧感は少なくなった。
一方で内装は、近年の日産車に共通するイメージ。メーターパネルはフル液晶になり、そこからセンターディスプレイまで連続的に見せる“モノリス(一体式)”デザインを採用する。メーターやディスプレイの表示は、ステアリング右スポークのスイッチで切り替えられる。操作ダイヤルが右手親指の動く方向に合わせて傾けられているのは良い配慮だ。
メカニズム的な特徴は、まずエンジン。他社が660cc専用設計としているのに対し、日産は最大1.0LまでカバーできるBR型の排気量を縮小して使用する。だからシリンダーブロックの肉厚が厚く、剛性が高い。エンジンは燃焼圧力を受けると、ブロックやクランクシャフトは微少な変形を繰り返し、それが濁ったノイズになるが、BR06型エンジンはその点で有利だ。
新型はマイルドハイブリッドシステムを廃止しているが、それによって悪化する燃費は、ピストンのコーティングを変更したり、始動時に冷却水の流れを抑えて暖機を速めるフローシャットバルブを採用したりすることで補っており、むしろ0.2km/L良くなっている。
ルークスはサスペンションにも注目技術を搭載。超微低速の振動を摩擦によってコントロールするカヤバの“プロスムース”を採用しており、ビリビリした振動を抑えながら、応答性の良い操縦性能も両立している。
運転支援システム“プロパイロット”は、前後バンパーコーナーにミリ波レーダーを追加して対応シーンを拡大しているほか、車両の周囲360度を4つのカメラで撮影して合成映像をつくる“インテリジェントアラウンドビューモニター”には、自車のボンネット下を透かして見ているような映像を作る“インビジブルフードビュー”も搭載。パレット式駐車場や洗車機に入れる際、勘に頼る必要がなくなり、安心感が増した。性能や便利機能を登録車並みに高めた新型ルークスは、王者N-BOXの牙城を切り崩しそうだ。




- リアドアの開き方:スライドドア
- 最小回転半径:4.5m(「ハイウェイスターGターボ」「AUTECH」系は4.8m)
- 全高:1785mm(4WD車は1805mm)

ヘッドライトなどに、特徴的な「かどまる四角」をモチーフにしたエクステリアデザインを取り入れたルークス。ハイウェイスターはフロントグリルやフロントバンパーを専用デザインとしている。



標準車はグレージュ内装、ハイウェイスターシリーズはチャコールグレー内装を装備。オプションのプレミアムインテリアを選ぶと、合皮/トリコットの上質な仕立てに。インストルメントパネルもファブリック調となる。


後席は5対5分割可倒式。左右独立でリクライニング、ロングスライド機構付き。ワンタッチ格納でき、肩口にはスライドレバー、シートバック可倒レバーが備わる。荷室最大長はクラストップの675㎜を誇り、後席をたためば27インチの自転車も積載できる。

パワフルなBR06型エンジンをルークス用に最適セッティング。ハイウェイスターには、よりキビキビ走れるインタークーラーターボも設定。省燃費性能に優れ、WLTCモードの最良でターボが19.3㎞/L、自然吸気が21.0㎞/L。


IRカット&スーパーUVカット断熱ガラス、後席のパーソナルテーブル、USB電源ポートなど、あると便利な装備をまとめた快適パックをオプションに用意。
【ルークスのココがポイント】
オプションで “Nissan Connect”を選択すると、“Googleマップ”や“Googleアシスタント”、 “Google Play”がスマホを介さず車載ディスプレイで使用できるようになる。また、空調やオーディオの操作がハンズフリーで行える。
『もうひとつのルークス「AUTECH LINE」「ライフケアビークル」』




【ニッサン・ルークス/ルークスハイウェイスター】の詳細DATAはコチラ

【人気No.1グレードに標準装備されている人気装備をココで判別!】



※本稿は、モーターファン別冊 「最新軽自動車カタログ2026」の再構成です。



