
七代目新型シグナスXのポイント!
・真剣勝負に打って出た台湾ヤマハの本気!
・新規開発されたDL8フレームの実力は!?
・異例の進化と改善が施された23年目の集大成!
・日本国内で発売されるかは未定
新型DL8フレームに秘められた可能性
「ユーザーの声を真摯に聞いていない」「メディアとも遠ざかってしまった」「体質改善もお伝えする新型発表会だ」そう挨拶で切り出した台湾ヤマハの石村総経理(社長)の言葉は本物だと思う。というのも、我々取材班が驚いたのは新型シグナスXがエクステリアの刷新やパワートレインの進化といった通常進化だけではない進化と改善が施されていたからだ。
その筆頭となるのはDL8と呼ばれる新型のメインフレームだ。縦方向の剛性を19%も向上させているこのフレームは、補強部材が追加されており、右側のフレームパイプだけ肉厚が2mmから2.3mmに厚くされている。ホイールベースやキャスター角などはグリファスと同様であるのに、このように経費がかかり、パッと見ではわかりにくい変更を加えたことは、まさにマーケットの声を真摯にヒヤリングした証ではないかと思う。
また、発表会に同行したKN企画の佐々木氏は、ジェネレーターに続くハーネスの変更にも注目していた。佐々木氏は遭遇したことがないというが、この部分にも改善を望む声がマーケットから聞こえていたのだという。実際に台湾ヤマハの開発スタッフにそのことを問うと「良く知ってますね〜」と驚いていたが、これも今回の新型を作る上で、台湾ヤマハが市場リサーチを入念に行った証ではないかと思う。

今回の発表会で最も大きく展示されていたのがDL8と呼ばれる新設計フレームだ。縦側の剛性を19%も向上させ、ステップ付近には剛性を高める部材を追加。さらに右側のフレームは15%肉厚を厚くした2.2mm厚のパイプが採用されている。これが走りにどう影響するのか、非常に興味深いところだ。



異例の進化は台湾ヤマハの本気度の証明でもある
それ以外にも、異例とも思える進化点がいくつかあった。フロントホイールが2.75Jから2.5Jに細くされ、タイヤ(マキシス製R1N)も120/70-12から110/70-12サイズに細くされているのだ。これについては機敏な操作性を確保するための進化だと開発スタッフは語ってくれた。
エアクリーナーBOXも「大きい」という声を受け、容量は確保したまま小型化されている。フロントフォークのインナーチューブは5mm長くされており、リヤショックのバネレートは11.7%ソフトに変更。パッセンジャー用のステップは59mm後方に移設され、ブレーキのレバー比を変更することにより、37%の省力化を実現。シート下の収納スペースはSHOEIのX-15を収納できるとアピールする28ℓ容量を確保した。
容量を確保しつつ、小型化されたエアクリーナーBOX

テールランプは125cc専用


サイドカウルからグラブバーへのシームレスな造形美。

前後サスペンションとブレーキ系統も進化
正常進化ポイント多数新技術も惜しみなく投入
このようなユーザーの声を受けてと思われる進化ポイント以外にも、台湾ヤマハの開発陣が尽力したと思われる通常進化ポイントも多数見受けられる。パワートレインでは12psから12.2psに向上したエンジン出力や、11gから9gに軽くされたウエイトローラーは走りのフィーリングを変えていると思われ、φ245mmからφ267mmに大型化されたフロントのディスクローターは制動力の大幅強化が連想される。スロットル部分はややハイスロットル化されており、徹底的にこだわったというグリップは複雑な3D形状をしており、長時間のライディングでも疲労しにくいという。
エクステリアにも自慢のポイントがいくつもある。フロントのポジションランプは片側に17個のLEDが使用されるが、17個の点に見えないよう、面発光させることに苦労したと言うし、フロントのサイドカウルとマフラーには布のような手触りの特殊なグラフィックを採用。シート下からグラブバーまでの造形は一体化されていて新しいデザインコンセプトを感じさせてくれた。
2025 CYGNUS X Detail Check

フロントのウェーブタイプディスクローターはそれまでのφ245mmからφ267mmにφ22mmも大幅大径化。これによる制動力の向上は想像に難しくない。またフロントホイールは2.75Jから2.5Jへと細められ、タイヤも120/70-12から110/70-12へと変更されている。

フロントのポジションランプには、片側につき17個ものLEDランプが内蔵されているが、これを17個の点に見えないよう、面で発行しているスタイルを作り上げるのに苦労したという。7代目に対するこだわりが感じられる。

パッセンジャー用の可倒式ステップは位置を後方に59mm移動。パッセンジャーの快適性を向上させている。


フロントのアンダーサイドとマフラープロテクターには、布生地のような手触りが特徴的なカモフラージュグラフィックを新規採用。他では見かけないエクステリアデザインだ。

サイドカバーからグラブバーへシームレスに繋げられたデザインも7代目の特徴のひとつ。

3Dで複雑に設計されているグリップもこだわりのポイントだと開発者が語ってくれた。やや太めに感じるものの、長時間走行テストでは疲労軽減に大きく成功したという。こちらも試してみたいところだ。

メーターは新設計のLCD式を採用。ちなみにスマートフォンと連動するスマートキーシステムも盛り込まれている。

ジェネレーターへのハーネスやコネクターも進化を遂げている。このような見えない箇所の変更点の数々は、今回の7代目に対する台湾ヤマハの本気度が感じられる。
カラーバリエーションは5色
左からUBS仕様のホワイトとブラック。
左からABS仕様のライトブルー、ホワイト、ブラック。
CYGNUS X UBS 9万4500台湾ドル(46万3050円)
CYGNUS X ABS 10万3800台湾ドル(50万8620円)
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