前週に発表された注目のネタを一気に紹介する「バイクス週間ニュースダイジェスト」。今回は2025年3月24日〜3月30日に発表されたニュースを紹介する。

NEXCO三社、土日・祝日の二輪車定率割引を4月5日より開始

東日本高速道路(NEXCO東日本)、中日本高速道路(NEXCO中日本)、西日本高速道路(NEXCO西日本)の3社と宮城県道路公社は、2025年4月5日(土)から、土日・祝日に高速道路を利用するETC搭載の二輪車を対象に、料金を定率で割り引く「二輪車定率割引」を実施する。

この割引は、観光需要が高まる土日・祝日におけるツーリング需要を喚起し、二輪車の利用促進や地域活性化を目的として、2022年から毎年実施されている。昨年も好評を博しており、今年も継続されることとなった。

割引の対象日は、2025年4月5日(土)から11月30日(日)までの土曜日、日曜日、祝日で、事前に申し込みを行った日となる。ただし、北海道内の実施期間は、同年4月5日(土)から10月26日(日)までとなっている。

対象となるのは、ETC無線通信を利用して対象道路を走行する二輪車である。対象道路は、NEXCO三社および宮城県道路公社が管理する高速道路の大部分だが、以下の道路は割引対象外となる。

•第三京浜道路
•横浜新道
•横浜横須賀道路
•第二阪奈道路
•第二神明道路
•関門トンネル
•八木山バイパス
•沖縄道
•東京湾アクアライン(ただし、走行距離の判定には含まれる)

詳細な対象道路については、NEXCO西日本の公式サイトで確認できる。

割引内容は、対象道路内での1回の走行距離が80kmを超える場合、その走行に対して料金を37.5%割り引くというもの。1回の走行とは、原則として入口から出口まで高速道路を流出せずに走行することを指すが、特定のインターチェンジや料金所、新直轄区間等を経由して対象道路を乗り継ぐ場合も、1回の走行とみなされ、各対象道路の走行距離を合算して判定される。

申し込みは、2025年3月25日(火)14時から開始されており、NEXCO中日本の「速旅(はやたび)」で会員登録を行い、その後、利用日、ETCカード情報、ETC車載器管理番号などを入力して、利用前までに申し込む必要がある。既に会員登録をしている場合、新たな登録は不要である。ただし、ETCコーポレートカードは対象外となっている。

申し込みの際には、登録したETCカードおよびETC車載器を搭載した二輪車で対象道路を利用する必要があり、登録と異なるETCカードや車載器を使用した場合、通常料金が適用される。また、休日割引や深夜割引の適用要件を満たす場合は、最も安価となる割引が適用される。

二輪車は、風雨などの天候による影響を受けやすく、事故の際に体を守るものがないため、些細な事故でも重大な結果につながる可能性がある。高速道路を利用する前に、天気予報などを確認し、安全で快適なドライブを心がけることが求められる。

この取り組みは、二輪車利用者にとって経済的なメリットを提供するとともに、地域観光の活性化にも寄与することが期待されている。ツーリングを計画しているライダーにとって、非常に魅力的な施策となるだろう。

ETC二輪車限定「ツーリングプラン」4月1日より開始

NEXCO東日本、中日本、西日本の3社と宮城県、京都府、兵庫県の各道路公社は、2025年4月1日から11月30日まで、ETC搭載の二輪車を対象にした「ツーリングプラン」を実施する。このプランは、最大2日間または3日間、指定エリア内の高速道路が定額で乗り降り自由となるもので、全22コースが設定されている。利用には事前申し込みが必要で、当日の天候などを考慮して直前でもスマートフォンなどから申し込むことが可能。キャンセル料は発生しない。申し込みは、各NEXCO公式ウェブサイトで3月25日14時から開始されている。

トライアンフ、新型エンデューロモデル「TF 250-E」と「TF 450-E」を発表

トライアンフモーターサイクルズジャパンは、2025年3月26日、全く新しいエンデューロモデル「TF 250-E」と「TF 450-E」を発表した。これらのモデルは、ワールドエンデューロチャンピオンと協力して開発され、250ccおよび450ccの水冷単気筒エンジンを搭載している。軽量なアルミニウム製スパインフレームを採用し、低速での敏捷性と高速での安定性を高次元で両立。さらに、フルアジャスタブルKYB製サスペンションや、エクセディ製6速レーシングクラッチなど、プレミアムなコンポーネントを装備している。これらの新型モデルは、エンデューロレースやトレイルライディングにおいて、卓越したパフォーマンスを発揮することが期待されている。

ロイヤルエンフィールド、東京モーターサイクルショーで3台の新型モデルを発表

ロイヤルエンフィールドは、東京モーターサイクルショーにて新型モーターサイクル3台を発表した。これらは、BEAR 650、New CLASSIC 650、New GOAN CLASSIC 350である。BEAR 650は、1960年代のカリフォルニアの砂漠レース「Big Bear Run」の精神を受け継ぐスクランブラーで、650cc並列2気筒エンジンを搭載し、ミドルレンジのパワーとトルクを向上させた。New CLASSIC 650は、クラシックシリーズの伝統的なデザインを継承しつつ、最新技術を融合させたモデルで、優雅なスタイルと快適なライディングポジションを提供する。New GOAN CLASSIC 350は、1970〜80年代のインド・ゴアの自由なサブカルチャーにインスパイアされたボバースタイルのモデルで、独特なリアシルエットとリラックスした乗り心地が特徴である。これらの新型モデルは、それぞれ異なるライディングスタイルや目的に対応し、日本のライダーに新たな選択肢を提供する。

アプリリア、新型スクーター「SR GT 200 SPORT」スペースホワイトを発売

ピアッジオグループジャパンは、アーバンアドベンチャースクーター「アプリリア SR GT 200 SPORT」に新色「スペースホワイト」を追加し、2025年3月27日より全国のアプリリア正規販売店で販売を開始した。「SR GT 200 SPORT」は、エンデューロバイクの要素を取り入れたデザインと、カテゴリー最高レベルのパワーを誇る174cc単気筒エンジンを搭載。新色のスペースホワイトは、ホワイトのフロントカウルとブラックのアクセントが特徴で、アプリリアの象徴的なレッドのアクセントが随所に施されている。メーカー希望小売価格は税込60万5000円。

glafit、ファミリーマートとコラボした電動サイクルを数量限定で発売

電動パーソナルモビリティを手掛けるglafitは、特定小型原動機付自転車の電動サイクル「NFR-01 Pro+ 4GLTE MODEL」と「NFR-01 Lite」のファミリーマートコラボモデルを、「ファミマオンライン」にて数量限定で発売する。予約開始は2025年4月10日(木)から。 「NFR-01 Pro+ 4GLTE MODEL」は、マットブラックの車体にファミリーマートオリジナルデザインを施し、スタイリッシュな印象を与える。一方、「NFR-01 Lite」は、パンダホワイトの車体にファミリーマートのブランドカラーであるグリーンとブルーのマットカラーラインを配し、爽やかなデザインとなっている。 これらのコラボモデルは、日常の移動をより快適にする新しい選択肢として注目されている。

モト・グッツィ、「MOTO GUZZI EAGLE DAY JAPAN 2025」を5月17日に開催

ピアッジオグループジャパンは、モト・グッツィのオーナーやモーターサイクルファンが自由に参加できるミーティングイベント「MOTO GUZZI EAGLE DAY JAPAN 2025」を、2025年5月17日(土)にターンパイク箱根 アネスト岩田スカイラウンジで開催する。イベントでは試乗会、純正アパレルの展示販売、音楽ミニライブ、タレントの平嶋夏海さんやモーターサイクルジャーナリストの河野正士さんをゲストに迎えたトークショーなどが予定されている。参加費は1,500円(税込)で、フリードリンクとオリジナル記念グッズが付属する。事前受付専用サイトは4月中旬頃に開設予定で、当日受付も可能。モト・グッツィ以外のバイクや自動車での参加も歓迎されている。 

カスタムジャパン、高性能バイク用スマートモニター「SRD 5 Pro」を東京モーターサイクルショーで初公開

カスタムジャパンは、2025年3月28日から30日に東京ビッグサイトで開催される「第52回 東京モーターサイクルショー」にて、バイク用スマートモニターのハイエンドモデル「SRD 5 Pro」を初公開し、同時に発売を開始する。 「SRD 5 Pro」は、前モデルの機能を継承しつつ、IP67等級の防水・防塵性能を備え、雨天時でも操作可能な高性能タッチパネルを搭載している。また、ワイヤレス接続によるCarPlayおよびAndroid Autoに対応し、前後フルHDドライブレコーダーやタイヤ空気圧モニタリングシステム(TPMS)も標準装備している。価格は税込4万9,800円。

MOUSSYとHONDA、第3弾コラボレーションを4月18日より発売

ハイカジュアルブランド「MOUSSY(マウジー)」とホンダのコラボレーション第3弾が、2025年4月18日(金)より発売される。今回のコレクションは、ピットクルーをイメージしたセットアップなど全11型がラインナップされ、MOUSSYとHONDAのロゴやグラフィックを用いたキャッチーなアイテムが特徴だ。モデルにはファッションアイコンとして活躍するせいら氏を起用し、特別仕様のバイク「Rebel1100 S Edition」もビジュアルに登場する。本コレクションは、3月28日(金)正午よりSHEL’TTER WEBSTOREで入荷連絡の受付を開始し、4月4日(金)から予約受付、4月18日(金)よりMOUSSY全国店舗およびECサイトで販売開始となる。 

バイクブーツ専門通販サイト「バイクブーツマニア」オープン

アドバンは、2025年3月1日、バイク用ブーツに特化したオンラインショップ「バイクブーツマニア」を開設した。このサイトでは、4,000円からという手頃な価格で、ツーリング、オフロード、ヴィンテージ、タウンユースなど、200種類以上のバイクブーツを取り揃えている。また、小さいサイズから大きいサイズまで幅広く対応し、初心者から上級者までのニーズに応える商品展開を行っている。配送期間は7〜21日と明記されており、丁寧な返品・交換対応や多様な決済システムも特徴である。今後は、国内メーカー商品の取り扱いや、初心者向けの選び方ガイド、メンテナンス方法などの情報コンテンツの充実も計画している。  

ロイヤルエンフィールド、新車・中古車対象の「ライダースローン」を提供開始

ピーシーアイは、大手信販会社ジャックスと提携し、新車および中古車を対象とした「ロイヤルエンフィールド・ライダースローン」の提供を開始した。このローンは、利用者の資金計画やライフプランに合わせて、以下の2種類から選択可能である。
1.通常ローン:頭金0円、最長120回払いが可能で、月々の支払いを7,000円台から設定できる。
2.据置型ローン:据置期間を3年、4年、5年から選択でき、月々の支払いを4,000円台からと大幅に軽減可能。最終回の据置分の扱いも選択できる。この新たなローンプランにより、ロイヤルエンフィールドの購入がより身近になり、二輪車市場の活性化と同ブランドの拡販が期待される。

マットモーターサイクルズ、新車・中古車対象の「ライダースローン」提供開始

ピーシーアイは、大手信販会社ジャックスと提携し、マットモーターサイクルズの新車および中古車購入者向けに「マットモーターサイクルズ・ライダースローン」の提供を開始した。このローンは、利用者の資金計画やライフプランに合わせて、以下の2種類から選択可能である。
1.通常ローン:頭金0円、最長120回払いが可能で、月々の支払いを8,000円台から設定できる。
2.据置型ローン:据置期間を3年、4年、5年から選択でき、月々の支払いを3,000円台からと大幅に軽減可能。最終回の据置分の扱いも選択できる。この新たなローンプランにより、マットモーターサイクルズの購入がより身近になり、二輪車市場の活性化と同ブランドの拡販が期待される。

glafitと和歌山県白浜町、電動パーソナルモビリティ活用で包括連携協定を締結

電動パーソナルモビリティの開発・製造販売を手がけるglafitは、2025年3月26日、和歌山県白浜町と、電動パーソナルモビリティの利活用に関する包括連携協定を締結した。この協定により、地域交通の補完や観光振興、脱炭素社会の実現を目指す。また、協定締結に合わせて、白浜町役場に特定小型原動機付自転車「電動サイクルNFR-01 Pro+ 4GLTE MODEL」を1台寄贈した。さらに、宿泊施設や観光案内所向けに、小規模導入が可能なマイクロシェアリングサービス「WANDERIDE」システムも新たにリリースする予定である。 

ヤマハ発動機と山守人、古道再生プロジェクト「Trail Rebirth Project」を始動

ヤマハ発動機と南アルプス山守人は、かつて多くの人々が行き交った古道を再生し、地域活性化を目指す「Trail Rebirth Project」を開始する。第1回イベントは2025年4月26日(土)に山梨県市川三郷町の市川公園MTBフィールドで開催され、参加者と共に古道の整備やマウンテンバイクでの走行を行う予定である。このプロジェクトは、過去と未来、人と自然をつなぐ新たな物語を紡ぐ取り組みとして注目されている。 

ブレイズ、屋根付き三輪電動スクーター「EVデリバリー」公式サイトをリニューアル

ブレイズは、屋根付き三輪電動スクーター「EVデリバリー」の公式サイトをリニューアルオープンした。今回のリニューアルでは、ユーザーが「EVデリバリー」の魅力や機能、特徴を直感的に理解できるよう、メンテナンス情報や購入手続きに関する案内を充実させ、スムーズなナビゲーションを実現している。「EVデリバリー」は、100%電気で走行するビジネス向けの屋根付き三輪電動スクーターで、ミニカー登録と原付登録の2タイプを用意。ミニカー登録の場合、最高時速60kmでの走行が可能で、最大積載量90kgと重い荷物の運搬にも適している。リニューアル後の公式サイトでは、ローンやリースに関する問い合わせや購入手続きがよりスムーズに行える設計となっており、実際のメンテナンス風景を紹介する画像や動画も充実。さらに、アフターメンテナンスやサポートに関する情報も掲載し、ユーザーが安心して購入できるよう配慮されている。ブレイズは、今後もさらなる内容の充実を目指し、分かりやすいサイト作りに努めていくとしている。

バイク専門ロードサービス「RESCUE-1」、関西エリアで新体制を始動

RESCUE-1は、2025年4月1日より、バイク専門のロードサービスを新体制で開始する。このサービスは、バイク特有の事故や故障に対応し、24時間体制でライダーの安全をサポートすることを目的としている。 同法人によれば、ライダーの約54%が任意保険未加入であり、事故や故障時に迅速なロードサービスを受けられないケースが多いという。RESCUE-1は、専門スキルを持つスタッフがバイク専用車両で迅速に駆けつけ、これらの課題解決を図る。 サービスエリアは大阪、京都、兵庫、滋賀、和歌山の関西地方に限定されているが、今後は全国展開を予定している。また、バイクだけでなく、自転車事故やシニア向け電動カートの搬送など、幅広いニーズにも対応可能である。 

カワサキプラザレーシングチーム、2025年シーズンの参戦体制を発表

カワサキモータースジャパンは、2025年シーズンに向けて、カワサキプラザレーシングチームの参戦マシンとチーム体制を発表した。今シーズンから新たに「Akrapovič」、「ELF」、「AELLA」のサポートを受け、Ninja ZX-10Rに各社のロゴを掲出する。また、鈴鹿8時間耐久ロードレースに向け、第3ライダーとして中山耀介選手を起用。4月20日の鈴鹿8耐トライアウトに参戦し、本戦出場権獲得を目指す。

Yogibo Pirelli マウンテンライダーズ、2025年シーズンに向け始動

ピレリジャパンは、アールエスタイチが運営するモトクロスレーシングチーム「Yogibo Pirelli マウンテンライダーズ」へのサポートを継続し、2025年シーズンに向けた活動を開始した。3月19日、大阪府大東市のライダーパーク生駒でシーズンキックオフイベントが開催され、小橋監督と5名のライダーが参加。新デザインのトランスポーターが初披露され、ライダーたちは新型モトクロスタイヤ「SCORPION™ MX32 MID SOFT」を装着した車両でコースを走行し、その性能を確認した。ライダーからは「路面をしっかり捉え、スムーズな加速が可能」と高評価を得ている。

カワサキ、「Ninja Team Green Cup」レディースクラスで友だち紹介キャンペーンを実施

カワサキモータースジャパンは、Ninja ZX-25Rのワンメイクレース「Ninja Team Green Cup」において、女性ライダーを対象としたレディースクラスを設定し、友だち紹介キャンペーンを実施する。2025年シーズンは、全5戦中、第4戦(9月20日・SPA直入)と第5戦(11月15日・モビリティリゾートもてぎ)でレディースクラスを開催。キャンペーンでは、過去に同レースへ参加経験があり、新たな参加者を紹介する方に3万円相当の用品クーポンを贈呈。また、初参加の方には、抽選で車両やレーシングスーツの無料貸出が行われる。詳細は、カワサキの公式WEBサイトで確認できる。

システムエグゼ、山中琉聖選手とのスポンサー契約を更新

システムエグゼは、MotoGPのMoto3クラスに参戦する山中琉聖選手とのスポンサー契約を更新した。山中選手は2024年イタリアGPで3位に入り、世界ランキング総合11位となった。2025年シーズンもMT Helmets MSIより6度目のMoto3フル参戦を予定している。システムエグゼは、ITで豊かな未来を創るというミッションの下、グローバルに事業を展開しており、若くして世界一を目指す山中選手の姿勢に共感し、2022年からスポンサー契約を締結している。