Audi RS 5 Sedan / Audi RS 5 Avant

ヨーロッパにおいて2026年前半から予約開始

アウディ・スポーツ初のハイパフォーマンスプラグインハイブリッドとして開発された「RS 5」。ボディタイプはセダンとアバントをラインナップする。
アウディ・スポーツ初のハイパフォーマンスプラグインハイブリッドとして開発された「RS 5」。ボディタイプはセダンとアバントをラインナップする。

2026年2月19日、アウディ・スポーツは初のハイパフォーマンス・プラグインハイブリッド(PHEV)「RS 5 セダン」と「RS 5 アバント」をワールドプレミアした。エクステリアはA5をベースに大胆にワイド化された専用ボディ、ダーク仕上げのマトリクスLEDヘッドライト、RSスポーツエキゾーストなど専用コンポーネントがふんだんに採用されている。

ドイツにおける価格は、RS 5 セダンが10万6200ユーロから、RS 5 アバントが10万7850ユーロから。2026年第1四半期から欧州でのオーダーをスタートし、デリバリーは2026年夏を予定している。アウディAGのゲルノート・デルナーCEOは、新型RS 5について次のようにコメントした。

「A5シリーズの新たなフラッグシップは、初の高性能PHEVとして開発されました。新開発のダイナミック・トルク・コントロール付き『quattro』システムは、量産車として世界初の電気機械式トルクベクタリング機能を備えています。さらに内燃機関と電動パワーの高度な連携により、性能と効率を新たな次元で両立しています。お客様は、極限のスポーティさと日常の快適性の双方を体感できるでしょう」

約90mmワイド化された専用ボディ

新型「アウディ RS 5 セダン」のエクステリア。
エクステリアはA5ベースに、前後フェンダーが約90mmもワイド化されたRS 5専用ボディが与えれた。

RS 5は、ベースのA5から約90mm拡大された前後ワイドフェンダーを採用。フロントセクションには、ハニカムグリルを備えた大型シングルフレームグリルとエアカーテンがマッシブな雰囲気をアピールする。

ダーク化された「マトリクスLEDヘッドライト」と、チェッカーフラッグをモチーフにした「デジタルデイタイムランニングライト」は精悍さを表現。リヤセクションにはディフューザーとマット仕上げの楕円型大径テールパイプを備えた「RSスポーツエキゾースト」が採用された。

ロングホイールベース、大径ホイール、低く構えたボディは、獲物に飛びかかる野生動物をイメージ。スポーティなワゴンスタイルを持つアバントに加えて、セダンが設定された。クーペライクなシルエットを持つセダンは、デザインと機能性が融合。コンパクトなキャビンはなだらかなリヤウインドウへと自然につながり、実用性の高い5ドアトランクリッドにはダックテールが装着される。

エクステリアカラーは、新色の「アスカリブルー」「ミトスブラック」「プログレッシブレッド」を含む9色をラインナップ。個性を追求するユーザー向けに、アウディ・エクスクルーシブの「マーリンパールエフェクト」「グッドウッドグリーン」「パンサーブラッククリスタル」といったエフェクトカラーもチョイスすることができる。

アウディ初のハイパフォーマンスPHEV

新型「アウディ RS 5」が搭載するプラグインハイブリッドパワートレイン。
アウディ・スポーツ初のPHEVパワートレインは、改良型2.9リッターV型6気筒ツインターボに、出力130kWの電気モーターを組み合わせ、最高システム出力は639PSを発揮する。

プラグインハイブリッドパワートレインは、エンジン単体で375kW(510PS)を発揮する2.9リッターV型6気筒TFSIツインターボ(375kW/510PS)に、出力130kW(176PS)の電気モーターを組み合わせ、最高システム出力639PS、最大トルク825Nmという強大なスペックが与えられた。

改良型2.9リッターV6ガソリンターボは、前世代比で44kW(60PS)も出力が向上。改良型ミラーサイクルを導入したことで、効率性の大幅アップを果たした。2基の可変ジオメトリーターボチャージャーの採用、燃料噴射の高圧化により、高いパフォーマンスと排出ガス低減を両立。初採用の水冷式インタークーラーは、高負荷時でも低い吸気温度を実現している。

25.9kWhリチウムイオンバッテリーと400Vシステムにより、0-100km/h加速は3.6秒。EV走行距離は最大84km(市街地最大87km)が確保された。ハイブリッドパワートレインは、日常域におけるジェントルな電動走行から、限界レベルの力強い加速力まで、幅広いキャラクターを提供。どのような場面でも“RS”に相応しい走りを体感することができるという。

足まわりにはRS専用スポーツサスペンション(ツインバルブ式ダンパー)が奢られ、トランスアクスルにダイナミック・トルク・コントロール(DTC)を備えた全輪駆動「quattro」システムを量産モデルとしては初めて搭載した。リヤディファレンシャルは、左右輪間のトルクを5ミリ秒(200Hz)ごとに演算し、瞬時に最適なトルク配分を行う。

3基のディスプレイを配置したコクピット

新型「アウディ RS 5 アバント」のインテリア。
コクピットは、11.9インチ「アウディ・バーチャルコックピット」、14.5インチ「MMIタッチディスプレイ」、10.9インチ「パッセンジャーディスプレイ」がレイアウトされる。

RS 5のモダンなコクピットは、11.9インチ「アウディ・バーチャルコックピット」と、14.5インチ「MMIタッチディスプレイ」で構成。曲面デザインと有機EL(OLED)技術により、必要な情報を見やすく、鮮やかに表示する。今回、10.9インチ「パッセンジャーディスプレイ」も標準装備され、ナビゲーションやインタラクティブ機能まで幅広く操作することができる。

バーチャルコックピットにはRS 5専用のスポーティなメーター表示を用意。回転数、スピード、シフトライトを表示し、Gフォース、各タイヤの温度・空気圧、ラップタイム、ドライブトレインや加速に関する詳細データにもアクセスすることができる。「MMIタッチディスプレイ」は、A5シリーズ共通の快適装備&インフォテインメントに加えて、PHEV専用装備として回生ブレーキ時のエネルギーフローなどがリアルタイムに表示される。

インテリアは素材やカラーリングが異なる5種類のデザインから選択可能。フロントにはハニカムキルティングが施された、サステナブルなカスケードクロス製「スポーツシートプラス」を装備する。優れた横方向のサポート性に加え、標準装備の電動調整機能とマッサージ機能が搭載されており、長距離ドライブでも快適性を損なわない。

インストルメントパネル、アームレスト、ドアトリムは、ブラックのディナミカ・ソフトマイクロファイバー製。フラットボトム形状の「RSステアリングホイール」は、パンチング加工を施したナッパレザー張りとなり、12時の位置にはインテリアカラーに合わせたスムーズレザーのマーカーが配置される。ステアリングには、RS専用サテライトコントロールを備えており、RSドライブモードの選択やブースト機能の操作も可能となっている。

新型アウディA5 TFSIクワトロ150kW

新型アウディA5 TFSIクワトロ150kWに試乗「先代A4からの進化を200km試乗で確かめた」

2024年にワールドプレミアし、今年日本に導入された新型「アウディ A5」。事実上「A4」の後継とされる、アウディの新世代サルーンに試乗し、走行性能の完成度を確かめた。