Mercedes-Benz C-Class Sedan
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BMW 3 Series

常にライバルとして対峙してきた2台

「メルセデス・ベンツ Cクラス」は、190E(W201型)を源流とする、ブランドの屋台骨を担うミドルサイズサルーン。1993年に初代が登場して以来、歴代モデルは安全性・快適性・走行性能を高いレベルでバランスしつつ、常に最新技術を投入してきた。5代目となる現行モデル(W206型)は、2021年に発表されている。

ドイツだけでなく、世界中のマーケットにおいてCクラスに立ちはだかるのが「BMW 3シリーズ」だ。2018年に7代目がデビューした現行3シリーズ(G20型)は、2022年に大規模なフェイスリフトを実施。内外装がアップデートされた他、最新インフォテイメントシステムも導入されている。

ドイツ製、後輪駆動ベース、Dセグメントという共通項を持つ2台は、各世代において、常にライバルとして対峙してきた。ボディサイズはCクラスが全長が65mm、ホイールベースは15mmと、わずかに大きい。車両重量に関しては、マイルドハイブリッドシステムを搭載する「C200 スポーツ」が、「318i セダン M Sport」より、150kg重い。

メルセデス・ベンツ C200 スポーツ

ボディサイズ=全長4785mm×全幅1820mm×全高1435mm
ホイールベース=2865mm
車両重量=1690kg
タイヤサイズ=225/50R17(前)、245/40R18(後)

BMW 318i セダン M Sport

ボディサイズ=全長4720mm×全幅1825mm×全高1440mm
ホイールベース=2850mm
車両重量=1540kg
タイヤサイズ=225/45R18

小排気量ターボから200PSを絞り出すC200

C200 スポーツは、ダウンサイジング化された1.5リッター直列4気筒ガソリンターボに、スタート時や加速時にエンジンをサポートする「インテグレーテッド・スターター・ジェネレーター(ISG)」を組み合わせ、最高出力204PS、最大トルク300Nmを発揮。一方の318i セダン M Sportの2.0リッター直列4気筒ガソリンターボは、ハイブリッドシステムを搭載せず、最高出力は156PSにとどまる。ともに日本の市街地においては必要にして十分なスペックだが、高速道路での加速時などでは、C200 スポーツが優位に立ちそうだ。

メルセデス・ベンツ C200 スポーツ

エンジン形式=直列4気筒ガソリンターボ+ISG
排気量=1494cc
最高出力=204PS/5800〜6100rpm
最大トルク=300Nm/1800〜4000rpm
トランスミッション=9速AT
駆動方式=RWD

BMW 318i セダン M Sport

エンジン形式=直列4気筒ガソリンターボ
排気量=1998cc
最高出力=156PS/4500rpm
最大トルク=250Nm/1300〜4300rpm
トランスミッション=8速AT
駆動方式=RWD

モデル末期ながら選ぶだけの魅力を備える2台

Cクラスのコクピットは、12.3インチメーターディスプレイに、タブレットを思わせる縦型の11.9インチディスプレイをレイアウト。3シリーズは改良新型から、12.3インチメータースクリーンと、14.9インチコントロールディスプレイを一体化させた「BMWカーブド・ディスプレイ」が導入された。メルセデスも最新モデルでは、横型ディスプレイを並列している。

BMWは次期3シリーズとして、フル電動モデルの「i3」を2026年後半から生産。現時点で内燃機関(ICE)搭載モデルの存在は明らかにされていないが、昨今の情勢変化を考えれば、次期型にも従来どおりのICE仕様が導入されることになるだろう。これはデビュー5年目を迎えたCクラスも同様で、先に発表されたSクラスのように、近々フルモデルチェンジに近い改良が実施される可能性が高い。

今回取り上げた「C200 スポーツ」と「318i セダン M Sport」の価格差は64万円。Cクラスは、メルセデスらしい快適性と静粛性、先進安全装備を備え、日常からビジネスシーンまでカバーする懐の深さを持つ。対する3シリーズは、BMWらしい軽快なハンドリングとスポーティさという、このセグメントでは稀有な“運転する楽しさ”を提供してくれる。どちらもモデル末期に差し掛かっているが、新型の登場を前に、あえて選ぶ魅力を備えていると言えるだろう。

車両本体価格

メルセデス・ベンツ C200 スポーツ 742万円
BMW 318i セダン M Sport 678万円

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