日本人ライダー

小椋藍(トラックハウス・MotoGP・チーム/ゼッケンナンバー:79)
MotoGPクラスに参戦する日本人ライダーは、一人。小椋藍だ。アプリリアのRS-GPを走らせる。小椋は2024年シーズンMoto2チャンピオン。2025年シーズンにMotoGPクラスデビューを果たし、2026年シーズンは2年目のシーズン。小椋の強みはレース後半だ。この強みを生かすためには予選順位の改善が一つのポイントになりそうだ。

©Trackhouse Racing

ファクトリーチーム

メーカーが直接運営するチームである「ファクトリーチーム」は、各メーカーに1チームずつある。

ドゥカティ・レノボ・チーム

マルク・マルケス(ゼッケンナンバー:93)
2025年シーズン、チャンピオンに輝いた。参戦した18戦中、スプリントレースで14勝、決勝レースで11勝を挙げてシーズンを席巻した(インドネシアGPで転倒負傷したため、最終戦までは欠場)。最高峰クラスのタイトルとしては通算7度、獲得している。現役最強、最速のライダー。

©Ducati

フランチェスコ・バニャイア(ゼッケンナンバー:63)
2022年、2023年シーズンのチャンピオン。2025年シーズンは思うようなフロントのフィーリングが得られずに苦戦した。今季は武器であるコーナー進入を取り戻せるかがカギになる。ニックネームは「ペコ」。

©Ducati

アプリリア・レーシング

マルコ・ベツェッキ(ゼッケンナンバー:72)

2025年シーズン、チャンピオンのマルク・マルケスとその弟でありランキング2位を獲得したアレックス・マルケスに次ぐランキング3位を獲得した。ランキングが示すように、アプリリアをけん引する存在になったベツェッキのパフォーマンスには、今年も期待。マルク・マルケス&ドゥカティのパッケージの対抗する存在になるだろう。

©Aprilia Racing

ホルヘ・マルティン(ゼッケンナンバー:89)
2024年シーズンにチャンピオンを獲得してアプリリアに移籍したマルティンだが、2025年シーズンは大きな怪我が相次いだ。2026年シーズンは遅れる形ではあるが開幕前のテストにも参加。完全復活が待ち望まれる。

©Aprilia Racing

レッドブルKTMファクトリーレーシング

ペドロ・アコスタ(ゼッケンナンバー:37)
2024年シーズンにマルク・マルケスの最年少優勝記録(20歳63日)を更新するのではないかと期待されたアコスタも、すでに最高峰クラス参戦3シーズン目となった。アコスタが最高峰クラスでの初勝利を挙げるのは、いつ、どこになるだろうか。

ブラッド・ビンダー(ゼッケンナンバー:33)
予選で苦しむ傾向にあるKTMだが、ビンダーはレース後半にじりじりと順位を上げてトップ5~8あたりでゴールすることが多い。ちなみにヘルメットにはこだわりがあって、数ミリの違いも感知するくらいだとか。

ペドロ・アコスタ(左)とブラッド・ビンダー(右)©KTM Images/S.Romero

ホンダHRCカストロール

ジョアン・ミル(ゼッケンナンバー:36)
2020年シーズン、スズキでチャンピオンを獲得したタイトルホルダー。2025年シーズンは日本GPとマレーシアGPで3位表彰台を獲得した。2026年型RC213Vの進化を考えれば、ミルが表彰台の頂点に立つ期待は十分に持てる。

©Honda Racing Corporation

ルカ・マリーニ(ゼッケンナンバー:10)
バレンティーノ・ロッシの異父弟。2025年シーズン後半は表彰台こそなかったが、コンスタントなリザルトを残している。

©Honda Racing Corporation

モンスターエナジー・ヤマハMotoGPチーム

ファビオ・クアルタラロ(ゼッケンナンバー:20)
2021年シーズンのチャンピオン。ここまで紹介してきたように、現在、MotoGPクラスには5名のチャンピオンがいることになる。見る者はもちろん、ヤマハの開発者も「天才」と認める才能の持ち主だ。今季はヤマハがV4エンジン搭載のYZR-M1とともに戦うことになる。

©YAMAHA

アレックス・リンス(ゼッケンナンバー:42)
ホンダで1勝、スズキで5勝の優勝経験のあるライダー。ヤマハでは2026年シーズンで3シーズン目、最高峰クラスとしては参戦10シーズン目で、ベテランライダーの一人と言えるだろう。

©YAMAHA

サテライトチーム(インディペンデントチーム)

メーカーからマシンの供給を受けて戦うサテライトチーム。近年では「インディペンデントチーム」とも呼ばれる。括弧内は各チームが使用するマシンのメーカーを示す。

BK8・グレシーニ・レーシングMotoGP(ドゥカティ)

アレックス・マルケス(ゼッケンナンバー:73)
マルク・マルケスの実弟。昨年までは1年落ちのマシンだったが、今季から最新機、2026年型マシンを走らせる。

©Gresini Racing

フェルミン・アルデゲル(ゼッケンナンバー:54)
2025年シーズン、ルーキーながらインドネシアGP決勝レースで優勝を飾った20歳のライダー。2026年シーズン開幕前のトレーニング中に左大腿骨を骨折し、開幕戦タイGPまでの欠場が発表されている。

フェルミン・アルデゲル(写真は2025年のもの)©Gresini Racing

ペルタミナ・エンデューロVR46レーシングチーム(ドゥカティ)

ファビオ・ディ・ジャンアントニオ(ゼッケンナンバー:49)
ファクトリーライダーのマルク・マルケス、バニャイア、そしてアレックス・マルケスとともに最新機の2026年型デスモセディチGPを走らせるライダー。通称「ディッジャ」。

©Pertamina Enduro VR46 Racing Team

フランコ・モルビデリ(ゼッケンナンバー:21)
通称「フランキー」は、MotoGPクラス9シーズン目。2025年シーズンは、アルゼンチンGPとカタールGPで3位表彰台を獲得した。

©Pertamina Enduro VR46 Racing Team

トラックハウス・MotoGP・チーム(アプリリア)

ラウル・フェルナンデス(ゼッケンナンバー:25)
小椋のチームメイト。フェルナンデスは2023年シーズンからアプリリアのMotoGPマシン、RS-GPを走らせており、RS-GPの経験が最も豊富である。2025年シーズン、オーストラリアGPで最高峰クラスにおける初優勝を飾った。

©Trackhouse Racing

レッドブルKTMテック3(KTM)

エネア・バスティアニーニ(ゼッケンナンバー:23)
ハマったときには速い「ザ・ビースト」バスティアニーニ。2025年シーズンは表彰台獲得は1度に留まったが、2026年シーズンは、果たして。

マーベリック・ビニャーレス(ゼッケンナンバー:12)
2025年シーズンドイツGPで負傷した左肩の経過が懸念されたが、2月のセパン公式テストを終えて「肩は完璧」と強調した。すでにベテランとも言えるビニャーレスだが、2025年シーズン後にMotoGPクラスで3度のチャンピオンに輝いたホルヘ・ロレンソをパフォーマンスコーチに招いたことでも注目が集まっている。

エネア・バスティアニーニ(左)、マーベリック・ビニャーレス(右)©KTM Images/S.Romero

LCRホンダ(ホンダ)

ヨハン・ザルコ(ゼッケンナンバー:5)
2025年シーズンのフランスGPで、ホンダに2023年以来となる優勝をもたらしたのがザルコだ。また、2025年には2度目となる鈴鹿8耐にも「ホンダHRC」から参戦し、優勝を飾ったことで、記憶に残っている人も多いのではないだろうか。

©LCR Honda

ディオゴ・モレイラ(ゼッケンナンバー:11)
ルーキー。2025年シーズン、Moto2クラスでブラジル人として史上初となるロードレース世界選手権チャンピオンに輝いた。

©LCR Honda

プリマ・プラマック・ヤマハMotoGP(ヤマハ)

ジャック・ミラー(ゼッケンナンバー:43)
最高峰クラスに参戦する唯一のオーストラリア人ライダー。「ジャック・タクシー」サービスでも知られる(セッションなどで、コース上で止まってしまったライダーをヘルプしてピットまで送る、といったことをしていた)。

©Prima Pramac Yamaha MotoGP

トプラク・ラズガットリオグル(ゼッケンナンバー:7)
市販車ベースの1000ccマシンで争われるスーパーバイク世界選手権(SBK)で3度、チャンピオンに輝いたのち(ヤマハで1回、BMWで2回)、MotoGPに乗り込む。マシンはもちろん、タイヤの違いにいかに適応するのかが注目(SBKはピレリ、MotoGPはミシュラン)。

©Prima Pramac Yamaha MotoGP

Moto2、Moto3クラスの日本人ライダー

<Moto2クラス>

佐々木歩夢(モモヴェン・イドロフォリアRWレーシングチーム/ゼッケンナンバー:71)
Moto2クラス参戦3シーズン目。2シーズン分の経験と、今季は昨年と同じチームからの参戦となることから、表彰台を争う活躍に期待したい。

佐々木歩夢(写真は2025年のもの)© RW-Idrofoglia Racing GP / Rafa Marrodán

古里太陽(イデミツ・ホンダ・チームアジア/ゼッケンナンバー:72)
4シーズンのMoto3クラスでの戦いを2025年シーズンで締めくくり、2026年シーズンからはMoto2クラスにステップアップ。特にMoto2マシンの習熟が進んだシーズン後半戦のリザルトに注目だ。

©Honda Team Asia 2024

<Moto3クラス>

山中琉聖(フリンサ-MTヘルメット-MSI/ゼッケンナンバー:6)
2025年シーズンは2位を1回、3位を1回獲得。2026年シーズンは優勝を目指し、Moto3クラス参戦8シーズン目を戦う。

山中琉聖(写真は2025年のもの)©Eri Ito

三谷然(ホンダ・チームアジア/ゼッケンナンバー:32)
2026年シーズンにロードレース世界選手権Moto3クラスフル参戦デビューを果たした。昨年は大学に通いながらレースに参戦していた「文武両道」ライダー(今季はレースに専念するとのこと)。

©Honda Team Asia 2024