日本にはないおにぎりのラインアップに驚き

マレーシアのクアラルンプール国際空港までは、東京の羽田空港から約8時間(※往路の場合。復路は約7時間)のフライトである。今回、筆者はエアアジアを利用したのだが、エアアジアの機内はとんでもなく寒い。それなのに、エコノミークラスではブランケットのサービスはない。何度かエアアジアを利用した経験から、「防寒」対策をしてはいたものの、それでも、8時間の間にすっかり冷えてしまった。エアアジアを利用される際は、ぜひ暖かい格好でのフライトをおすすめします。

筆者は辛い食べ物がからっきし苦手なので、マレーシア現地の食べ物には、大抵苦戦する。けれど、マレーシアには味方がいる。日本のコンビニエンスストアである。

クアラルンプール国際空港内には、ファミリーマートやセブンイレブンがあるのだ。今回は、ファミリーマートを利用した。

クアラルンプール国際空港には朝の7時ごろに到着。まだ暗い時間である©Eri Ito
空港内にあったファミリーマート。そのほか、セブンイレブンもあった©Eri Ito
すき屋もあったのでそそられたが、早朝ゆえにオープン前だった©Eri Ito

日本のコンビニエンスストアとはいっても、商品のラインアップはかなり異なっている。おにぎりは種類が豊富だが、そのラインアップに「梅干し」や「昆布」はない。そして、鮭のおにぎりの種類がやたらと多い。「塩じゃけ」であったり、わさびと組み合わせていたり。それでも、いわゆるお米が食べられるのはありがたい。

今回、筆者は「塩じゃけ」と「マヨチキン」、「えび明太」のおにぎりを購入した。お値段としては、だいたい一つあたり5~6リンギット(約200~240円)。空港であるということと、マレーシアのコンビニエンスストアであるということを考慮すれば、高くはないだろう。なにしろ、今では日本にあるコンビニエンスストアのおにぎりでさえ、160円~なのだから。

おにぎりの種類はかなり多い。日本よりも豊富かもしれない©Eri Ito
塩じゃけのおにぎり。日本れいう「鮭のおにぎり」©Eri Ito
どんな味か想像もつかない「中華イイダコ」©Eri Ito
鮭の具材の種類はいくつもある©Eri Ito

ではお味はどうかといえば、もちろん日本のおにぎりとは「ちょっと違う」。具材というよりも、大きく違いを感じるのは、お米と海苔である。お米がポロポロしているので、食べているとぼろりと崩れてしまう。日本のお米に近いようだが、やはり品種が違うのかもしれない。それから、海苔である。日本では気付かなかったのだが、おにぎりのクオリティには海苔が大きく影響するのだと、海外のおにぎりを食べて痛感した。海苔のおいしさは、どうしても食べ慣れた日本の海苔とは違っている。

とはいえ、マレーシアで「ご当地」おにぎりを楽しむのも、面白い経験の一つだ。中には「こんな具材も!?」と驚くものもあるけれど、だからこそ「マレーシアのおにぎり」である。

筆者が取材に向けてファミリーマートで購入したもの。レッドブルも日本では見られない缶だった。宿の水道水は飲めないので、ペットボトルの水を買うことを忘れない©Eri Ito
具材よりも気になったのは、海苔。日本の海苔はとても美味しいのだなあと感じる©Eri Ito

筆者には、マレーシアを訪れたら必ず購入するものがある。「MILO」だ。おそらく、「子供のときによく飲んだ」という方も多いのではないだろうか。筆者もその一人だ。長じてからは飲む機会がなくなってしまったのだが、マレーシアでは「MILO」はかなり親しまれている飲み物だという。MotoGPの公式テストの取材のために訪れたセパン・インターナショナル・サーキットには自動販売機があって、そこにも「MILO」が並んでいた。ちなみに、マレーシアでは「ミロ」ではなく「マイロ」と呼ぶそうだ。

マレーシアのご当地ドリンクかといえば、日本でも買える物だけにそんなこともない気もするけれど、現地の人に好まれている飲み物をマレーシアで飲む、ということが気分的に大事である。……と思っている。味としては、日本で飲む「MILO」と変わらない。

味もパッケージも日本と変わらない「MILO」。とにかくあちこちで見かける©Eri Ito

ちなみに、筆者はマレーシアではあまりご当地フードの挑戦はしていない。辛い食べ物が苦手ということもあるのだが、MotoGP取材は体力勝負なので、コンディションをしっかり保つことを優先しているからだ。というわけで、できるだけ食べ慣れたものを食べたり、食事でストレスがないように気を遣っている。けれど、せっかく海外にいるのにそれでは寂しいので、「MILO」のような「ちょっぴり海外気分」を取り入れるようにしているのである。

マレーシアにある日本のコンビニエンスストアの便利なところは、商品名が日本語でも書かれているところ。旅行などでマレーシアに行くなら、きっとご当地のごはんを食べることが多いだろうけれど、「そろそろ日本食らしいものが食べたい」と恋しくなったら、コンビニエンスストアを頼るのもありかもしれない。おにぎりのラインアップを見ているだけでも面白いので、チャンスがあれば、ぜひぶらりと立ち寄ってみてほしい。

サンドウィッチなどもラインアップされている。このあたりは日本と変わらない©Eri Ito
飲み物のラインアップは乳酸菌飲料が多い©Eri Ito
レジ横のスナックコーナーもある。今回はこのあとサーキットに直行だったので、断念©Eri Ito
お菓子コーナー。こちらのお菓子にも日本語で表記されている©Eri Ito
海外取材では野菜が不足しがちなので、サラダも購入した。味は日本のそれと変わらなかった©Eri Ito
美味しそうだと思って購入したけれど、カレーの辛さに悶絶! さすがマレーシア……©Eri Ito