バイクカスタム 排気量140cc、2ストV型2気筒エンジンのレーシングスクーター【写真・2枚目】 佐々木氏の構想をKOSOのデザイナーが製図していく。この画像以外にも、様々な図面が製作され、何度もディスカッションを行い、修正に次ぐ修正を重ね、最終仕様を決定するに至った。 黒い樹脂製のクランクケースは3Dプリンターで製作。このようなサンプルでフレームやチャンバーの取り回しなどを検討。ちなみにこのサンプルはチャンバー固定用のステー位置に問題があり、さらに改良されることになった。 クランクケースはワンオフの削り出しで製造され、唯一、駆動系カバーと、ギヤの入るギヤカバーのみシグナスX用を使用。リードバルブはStage6製の8枚式使用している。 3セット目になるというウインドジャマーズ製チャンバー。この3セット目で高回転、高出力の極みに到達した。余談になるが、このマシンはきちんと暖気しないと走らないという。 左右両端のクランク部分はStage6製のJOG用を使用し、 クランク中央部は外注して製作。この部分が間に合わず、出場予定だった2016年の全国大会を欠場することに。中央部のオイルシールもワンオフで作られたものを使用している。 倒立式のフロントフォークと鍛造アルミ削り出しのアルミホイールはいずれもKN 企画で販売されるシャークファクトリー(台湾)製のハイエンドパーツ。 フローティング式のディスクローターはKN 企画で販売されるφ245㎜とし、ブレンボ製のレーシングキャリパーをチョイス。NCY製のメッシュホースもKN企画で購入することができる。 シャークファクトリー製のツインピストン式リヤショックは、伸び側と縮み側の減衰をそれぞれ30〜35段階調整でき、イニシャルは無段階調整可。オプションで電子制御式をチョイスすれば、手元で減衰調整を設定できたり、長さやアルマイトの色などをオーダーメイドする商品となっている。ちなみにキャリパー付近に付いているのは電動ファンで、リヤブレーキを冷却する役割を担っている。 夏場の過酷な環境下でも十分な冷却効果を得るためNSR250R用の大型ラウンドラジエターを装備。ただし、たいていの場合はオーバークールとなるため、下側は樹脂プレートで塞がれているのが確認できる。 ブレンボ製のラジアル式マスターシリンダーをチョイスし、ハイスロットルはKN 企画で市販されるアルミ製の本体のものを使用。グリップもKN 企画で市販されている。 ライダーの大木選手はリヤブレーキを頻繁に使用するため、ブレーキ部分の冷却も重要な要件となっている。左側に電動ファンを設置しているが、それでも毎走行ごとにブレーキパッドとディスクローターは新品に交換する必要があるという。 この画像の記事を読む