お便りその1 バッテリーの突然死を避けたいんですけど?

投稿者:岐阜県/リョータさん
チェンの回答
出かけようとしてイグニッションキーをONにしても無反応。セルモーターも回らない。突然のバッテリーアガリ(バッテリーの電圧が低くセルモーターが回せない状態)って本当に困りますよね。最近のバイクはセルスターターのみでキックスターター(キックアームやキックペダルとも言う)も付いてなかったりするから、バッテリーがアガッてしまうとどうすることも出来ずお手上げ状態。とくに寒い季節に起こりやすい症状で、気温が低いとバッテリーの化学反応が鈍くなってしまうのが主な原因。
他にも、スマホの充電やグリップヒーターなど後付け電装品を車両の電源から取り出していると、さらに厳しい状況になる。車両から取れる電力はエンジンの動力から配分されるため、特にエンジン出力の低い小排気量車は条件がシビアなんだ。後付け電装品を含めた消費電力が車両の発電量を超えてしまったら、エンジンがかかっている状態でもバッテリーはどんどん弱っていって(電圧が下がっていく)、最終的にバッテリーはアガってしまうよ。
それらを簡易的にチェックするには、後付け電装品を付けた状態でエンジンをアイドリング状態のままバッテリーにテスターをあてて電圧を計る。その時に無負荷のバッテリー電圧以上あればOK(目安は13V 以上)。さらにその状態からエンジン回転数を徐々に上げていき、電圧が14.5V 近辺で制御されているのも確認しておく。それより上がってしまう場合はレギュレーターの故障が疑われるね。過電圧はバッテリーがパンクしてしまう危険性があるし電装品を故障させる原因にもなる。
こうしたバッテリーの劣化状態は感覚的にも分かるんだ。それはセルモーターの回り具合のチェック。セルモーターはもっとも電力を使う電装品で、普段より回転が弱々しいな?と感じる時は電圧降下が起きている可能性も。補充電で一時的には回復はするけれど、また同じ症状になる場合はバッテリーが劣化しているので、突然死の可能性大だ。早めに交換しておいたほうが得策だよ。
まとめ
●電装品を後付けしている人は特に注意
●愛車だからこそ少しの変化に気づきやすい
※この記事は月刊モトチャンプ2024年1月号を基に加筆修正をしています

![by Motor-Fan BIKES [モーターファンバイクス]](https://motor-fan.jp/wp-content/uploads/2025/04/mf-bikes-logo.png)