マイナーチェンジで「大人かわいい笑顔」に進化、らしさを強調した特別仕様車「クリームコーデ」も登場

スズキ・ワゴンRスマイルは、全高を1700mm以下に抑えたハイトワゴンだが、後席側のドアはスライド式だ。このスタイルのハイトワゴンが初めて登場したのは2016年のダイハツ・ムーヴキャンバスで、発売以来、女性ユーザーを中心に高い人気を誇っており、そのライバル車としてスズキが開発させたのが、このワゴンRスマイルとなる。丸みのあるボディ、ヘッドライトを持ち、ムーヴキャンバスの好敵手として、その存在感を放っている。

ワゴンRスマイルの特徴は、ハイトワゴンのカテゴリーの中でも全高を1695mmと高めに設定したことだ。後席のドアが横開きになる従来型のワゴンRに比べて45mm、ムーヴキャンバスよりも30mm背が高い。この違いが外観の見栄えに与える影響は小さくない。ワゴンRスマイルは、ヘッドランプが丸みのあるデザインで、外観に独特の存在感を放つ。

「低めの車高でも後席スライドが大人気!?」7代目に進化したダイハツ・ムーヴ

【#001/ダイハツ・ムーヴ 実用的でいて走りも楽しいハイトワゴン】 ムーヴのフルチェンとワゴンRのマイチェンで再び大きな注目を集める軽自動車のメインストリーム。スーパーハイトに人気が集中する中、このところ大きな動きのなかったハイトワゴン市場が活気に満ちてきた。2025年は6月にダイハツ・ムーヴのフルモデルチェンジが発表され、それを追うように9月にはホンダ N-WGNが一部改良。さらに12月にはスズキ ワゴンRもマイナーチェンジされた。手頃で便利なカテゴリーが再び脚光を浴びようとしている。

内装では、インパネが外観と同様に丸みのあるデザインだ。収納スペースは豊富で、助手席の前側にはインパネトレーとグローブボックスが上下に並び、助手席の下側にも車外へ持ち出せる大きなアンダーボックスが装着されている。ファブリックのシート生地は伸縮性があり、座り心地が柔軟に感じる。後席の足元空間も広い。身長170cmの大人4人が乗車して、後席に座る乗員の頭上には握りコブシふたつ分、膝先には3つ半の余裕がある。床と座面の間隔も十分で、膝の持ち上がる姿勢にならない。

全高が高めだから、荷室高にも余裕がある。シートアレンジも多彩で、後席を前側に倒すと座面も連動して下がり、床の低い平らな荷室に変更できる。しかも後席の前後スライドも含めて左右分割式だ。このシートアレンジは、全高が1700mmを超えるスーパーハイトと同じで、ハイトワゴンではスズキ・ハスラーや従来型ワゴンRと並んで最も充実する。ムーヴキャンバスのように、後席の下側に引き出し式の収納設備を設置するような個性的な機能はないが、後席の着座姿勢や基本的なシートアレンジは充実している。

エンジンは自然吸気のみを搭載する。街中の平坦路なら不満はないが、登り坂ではパワー不足を感じる場面もある。自宅の周辺に登坂路があるユーザーは、販売店の試乗車などで運転感覚を試したい。売れ筋グレードにはマイルドハイブリッドが搭載され、WLTCモード燃費は2WD車で25.1km/Lに達する。ハイトワゴンの中でも特に優れた数値だ。乗り心地は少し硬いから、路面の荒れた街中を40km/h以下で走ったときに確認したい。走行安定性は、ステアリング操作に対する反応が少し鈍いが、後輪の接地性は相応に確保され、軽自動車に適したセッティングだ。以上のようにワゴンRスマイルは、丸みのあるフロントマスクやインパネなどで内外装を個性的に仕上げながら、軽自動車のハイトワゴンに求められる実用性もしっかりと備えている。

  • リアドアの開き方:スライドドア
  • 最小回転半径:4.4m
  • 全高:1695mm
『電動パーキングブレーキ&ブレーキホールド』
信号待ちでブレーキペダルから足を離しておける電動パーキング&ブレーキホールドは、「HYBRID S」「HYBRID X」に標準装備。
『アダプティブクルーズコントロール』
全車速追従/停止保持機能付きアダプティブクルーズコントロール(ACC)は、「HYBRID S」「HYBRID X」に標準装備。適切な車間距離を保ちながら先行車を追随することで運転の負担を軽減する。
『360度プレミアムUV&IR カットガラス』
日焼けの原因となる紫外線を99%カット。暑さの元である赤外線も60~80%カットして、強い日差しから守ってくれる。
『スズキコネクト』
緊急通報やリモートエアコンなどのアプリを利用できるスズキコネクトに対応したメモリーナビゲーションをオプション設定。スズキコネクトは初年度登録から3年間無料で付帯される。
『スライドドア開口部』
リアステップの地上高は345㎜。高さと幅のある開口部で楽に乗り降りできる。さらに後席の両側には乗降を助けるグリップも設置されている。
『シートバックアッパーポケット&パーソナルテーブル』
シートバックにもアイデアがいっぱい。パーソナルテーブルにはマルチサイズ対応のドリンクホルダー、タブレットストッパーも設置。シートバックアッパーポケットも用意される。
『シートバックポケット』
パーソナルテーブルの下にもポケットが設けられる。このほか助手席シートアンダーボックスなど、便利な収納がさまざまな場所に用意される。
『SRSエアバッグ』
パッセンジャーを衝撃から守るSRSエアバッグは、運転席/助手席SRSエアバッグ、前席SRSサイドエアバッグ、SRSカーテンエアバッグを全車に標準装備。
『左右独立リアシートスライド&リクライニング』
リアシートは左右それぞれ前後にスライド、シートバックも快適な角度に調整可能。またシートバックは室内側からも荷室側からもワンタッチで倒すことができる。

【特別仕様車「クリームコーデ」】

2025年5月には、「HYBRID X」をベースに、クリームデザートをモチーフにした特別仕様車「クリームコーデ」が登場。ソフトベージュのアクセントを内外装に配した、ワゴンRスマイルの名前にふさわしい「幸せな気分になる」モデル。

【ワゴンRスマイル】の詳細DATAはコチラ

※車両価格と燃費は最低値と最高値、発表は現行車がデビューした時期、販売台数とランキングは2025年1月から9月の統計データ。グレードやオプションランキング内の%は、各メーカーに実施したアンケート調査に基づくデータです(一部編集部おすすめもあり)。衝突被害軽減ブレーキ搭載車は「サポカー」対応になるが、サポカーS対応の場合は、上記の機能がプラスされることで「サポカーSベーシック」「サポカーSベーシック+」「サポカーSワイド」とグレードアップする。

【人気No.1グレードに標準装備されている人気装備をココで判別!】

●マークが緑色→[標準装備]/▲マークが黄色→[オプション設定あり]/◾️マークが薄い→[設定なし]

「マイチェンして精悍フェイス一本で勝負!」新型スズキ・ワゴンR

カワイイは「スマイル」にお任せ! とばかりに、従来の3モデル構成からエクステリアデザインを1本化。ワゴンRの冠を頂くハイブリッドとガソリンの2グレード構成となったのが今回のエポックなポイントだ。安全装備や運転支援機能、快適装備の充実とともに、走行フィールの向上も図られた。

最高のほほえみのクルマ。スズキ「ワゴンRスマイル」は、オシャレなボディカラーも充実!

ワゴンRの派生モデルとして「新しい軽ワゴン」をコンセプトに誕生したワゴンRスマイルがマイナーチェンジ。 特徴的な丸目ヘッドライトはそのままに、全体的に丸みを帯びたフォルムにアップデートされたルックスは、 優しい大人の雰囲気に変貌を遂げた。そんな新型ワゴンRスマイルの魅力をチェック!

※本稿は、モーターファン別冊 「最新軽自動車カタログ2026」の再構成です。