見た目はカワイイくせして走ると中身は骨太だった!  

タイで人気爆発中のスクーピーが丸みを帯びてモデルチェンジ。信頼のeSPエンジンに二名乗車でも安定感の高い高剛性フレームを採用。良い意味で期待を裏切る走りを披露した。

信頼のDioエンジン+見た目もグレードアップ!

若いムードがあふれるアジア圏で、ひときわ強い存在感を放ってきた「スクーピー」。その最新モデルが大胆にスタイルアップしたのでいち早く試乗してみた。

注目はフロントに組み込まれた新型LEDクリスタルブロック・ヘッドライト。U字シグネチャーを描き、夜の街で圧倒的な存在感を放ち、被視認性も大幅にアップ。

ライバル車とは一線を画す個性的なフロントビューがとても魅力的だ。メーターも視認性とデザインを両立した最新ディスプレイを採用。ECOランプ搭載で見やすい。


日本国内モデルに迫る実用性の高さ

さらに日常での使い勝手を突き詰めた装備も見逃せない。スマートキーはボタン操作に応じてウインカーと音で車両位置を知らせるアンサーバック機能を備えるほか、イモビライザーや振動検知アラームまで搭載するなど安心感も高い。またハンドル下にはUSBソケットが用意され、スマートフォンの充電にも対応。シート下の収納スペースはフルフェイスヘルメットこそ入らないものの、拡大され実用性も高められた。

今では稀少なステップスルースタイル その走りは一線級!

新型スクーピーの走りを支えるのはディオ110と共通の空冷110㏄エンジンで、ディオ110より2㎏も軽い車体は加速力もなかなかパワフル! さらに燃費は58.8km/ℓと優秀なのである。

ステップスルーなので乗り降りもしやすく、シート高は750mmと足つき性も問題なし。バーハンドルとの組み合わせで上半身にゆとりのあるライディングポジションを実現している。さらに剛性の高さを感じるしっかりとしたフレームと前後12インチホイールが、コーナーでも安定した走りを実現。コンビブレーキは強くかけてもロックしづらく荒れた路面でも安心。カワイイ見た目に似合わず硬派な走りが楽しい。

全国50店舗以上で購入可能 サポート体制も安心だ

こうした装備の積み重ねが単なる移動手段から〝毎日が楽しくなる存在〟へと引き上げている。通勤はもちろん気軽なタンデムまでしっかりこなす懐の深さもポイントだろう。
では具体的に車両を購入したい場合はどうしたらいのいのか? 輸入車と言う扱いになるためホンダ正規ディーラー店では取り扱っていない(それが魅力でもあるのだが)。そのため「輸入車は購入後が心配」という人も多いだろう。だがそこに関しては長年にわたりタイ車両を扱ってきたシルバーバックだからこその安心ポイントがある。同社にはこの道25年以上のベテランスタッフが在籍し、全国にはタイ車両のアフターフォローを続けてきた販売店が50店舗以上あり、購入後のサポート体制も万全。同社のウェブサイトには個性的なタイモデルが多数登場するので、ぜひチェックしてほしい。

注目その❶  【UTILITY】 実用性は親切心のカタマリ!

フロントポケットを左右に装備し、どちらもペットボトルが入る大きさ。左ポケット内にはUSBType-Cソケットも有り。
クラブ12グレードのみ、スマートキーを採用。音とウインカーの点滅で駐車位置を知らせるアンサーバック機能付き。
750mmという低いシート高を実現しながら、ジェットヘルメットが入る容量を確保。内部形状は凹凸が少なく荷物も入れやすい。
傾斜地や不安定な場所での駐車に便利なリヤブレーキロック機構を装備。ロック後レバーを強めに握ると解除される。
乗り降りのしやすさは日常使いにとって重要なポイント。フロア位置も低く膝のゆとりも大きい。

注目その❷ 【METER&LIGHT】 時計や平均燃費も表示!

モダンなデザインのフルデジタルメーター。速度、時計、トリップ、燃費、オイル交換通知、エコマークなどが表示される。
新しくなったテールデザイン。ひと目でスクーピーと分かるアイデンティティの一つである

注目その❸ 【ENGINE】 58.8㎞/ℓの好燃費!

ホンダeSPエンジンを採用し、メーカー参考値で58.8㎞/ℓという燃費性能を実現。デイリーユース派にとって嬉しいポイントだ。

注目その❹ 【BODY】 スマートなボディサイズ

全長:1869mm

シート高:750mm

全幅:693mm

全高:1075mm

主な諸元

●HONDA スクーピー クラブ12
●車両価格39万6000円
●SPECIFICATIONS
全長×全幅×全高:1869×693×1075mm
ホイールベース:1251mm

シート高:750mm
車両重量:94㎏(乾)
エンジン種類:空冷4スト単気筒
総排気量:109.51cc
最高出力:9.0㎰/7500rpm
最大トルク:0.94㎏ m /6000rpm
燃料タンク容量:4.2ℓ
ブレーキ(前・後): ディスク・ドラム
タイヤ(前・後):100/90-12・100/90-12

※車両に関するお問い合わせ:シルバーバック

著者紹介
ケニー佐川

モトチャンプ・メインテスター
二輪ジャーナリストとして様々な媒体で執筆
ミニバイク関連の試乗台数は業界トップクラスだ

※この記事は月刊モトチャンプ2026年1月号を基に加筆修正しています