マフラーのサイレンサーやエンブレムなど、金属パーツにレーザーで文字やロゴマークを刻印する技術はわりと古くからあって、純正、社外品を問わずバイク用パーツではよく見かける。レーザー刻印された部分は艶消しになっていたり、少し凹んでいたり、黒や茶色の焼けた色になっている。しかし、刻印された部分をカラーで表現できる技術があるのだ。

様々な色を使ってこんなに細かいイラストも表現できる。

まずは写真を見てほしい。金属のパーツにカラフルな模様やイラストが描かれている。これ、プリントやペイントなどではなく、レーザーによって描かれ着色されている。もちろんインクや塗料などを使っているわけではない。では、どうやって着色しているのかというと、その答えは「熱」だ。チタン製マフラーのエキゾーストパイプやサイレンサーのエンドピースが紫や青に変色するのは熱によるもの、というのはご存知だろう。実際には市販車の排気温度はそこまで高温にならないため、アフターパーツのチタンマフラーは出荷前にバーナーなどで熱して発色させていることが多いのだが、レース車両のチタンマフラーはエンジンの排熱で変色しているのを見たことがある方も多いだろう。これは、チタンやステンレスなど一部の金属素材に熱を加えると、表面の薄い酸化皮膜が酸素と結合して成長することで、酸化皮膜が厚くなり色が変化する。この化学変化を応用して金属にカラーでマーキングする技術が「カラーレーザーマーカー」だ。

素材全体をカラフルにマーキングすることも。
アルミパーツの場合は艶消しの表現になる。

金属加工の街として有名な新潟県燕市の「株式会社タカヒロ」は、カップやポット、調理器具などを製造する金属加工メーカー。今年1月に幕張メッセで開催された東京オートサロンにも出展し、カラフルなイラストが描かれたマフラーのサイレンサーやカラフルなロゴが入ったマグカップなどを展示していた。「カラーレーザーマーカー」はレーザーで刻印する時の温度を管理することで、狙った色を発色させることができるため、これまでのような黒や茶色だけでなく、鮮やかなカラーでの刻印が可能になった。いくつかの色を組み合わせることもできるので、カラーでロゴマークやイラストを表現することも可能だ。塗装ではないので剥げてしまったり色落ちする心配もない。マフラーのように湾曲した部分や円錐形の素材にも施工でき、さらにカップなど筒状素材の内側にもマーキングが可能だ。施工できる素材のサイズは600mm×600mm×600mmまで。マーキングのサイズは最小で0.5mm角から最大で330mm角まで描くことができる。シリアルナンバーやバーコード、QRコードなど細かい図案も対応できる。マフラーやエンブレムなどのパーツだけでなく、クラブ単位でキーホルダーや記念プレートなどを作るのも面白いかも。

カラーレーザー刻印をするマシン。60cm四方のサイズまで対応する。
QRコードなど細かい表現も。
こんなに色鮮やかな刻印ができる。
カップなど筒の内側にも刻印可能。
ステンレスやチタンならこんなものにも。

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