銀座上空に出現する“1日限りのポルシェ・ミュージアム”

3月14日、東京・銀座の空に浮かぶ特別な場所で空冷ポルシェの祭典「LUFT TOKYO」が開催される。主催はLUFT TOKYO実行委員会(株式会社三栄)、企画運営は株式会社髙田プロダクション。ポルシェジャパン、タグ・ホイヤー、グランツーリスモなどが協賛する。

会場となるのは、2024年に廃線となり現在は立ち入ることができない東京高速道路KK線。通常は入ることのできないこの場所を特設会場として、カリフォルニア生まれのポルシェイベント「Luftgekühlt」の精神を受け継いだ、日本版イベントが実現する。

展示される空冷ポルシェはなんと200台以上、総額100億円超。レーシングカーからロードカー、カスタムモデルまでが並び、まさに“1日限りのポルシェ・ミュージアム”となる。

956、962が5台集結、日本レース史の名車も

LUFT TOKYOの見どころのひとつが、歴史的レーシングポルシェの展示だ。1964年の第2回日本GPを制した「ポルシェ904、1968年の第5回日本GPで2位となった「ポルシェ910」など、日本のモータースポーツ史を彩ったマシンが登場する。

特に注目は、グループC時代を象徴する「956」と「962」が合計5台も集まることである。1984年の全日本耐久選手権で活躍した「TRUST ISEKIポルシェ956」、故・高橋国光が1985〜87年、さらに1989年に全日本チャンピオンを獲得した「アドバン・アルファ962C」などが展示される予定だ。これほどの数の956/962が一堂に会するのは、1993年のグループC終焉以降初めてとなる。

ポルシェの原点ともいえる「356シリーズ」もPre-AからSCまで30台以上が展示される。なかでも、日本を代表する俳優高倉健が新車で購入した「356A 1600Sカブリオレ」、俳優の八名信夫が20年以上愛用した「356SC」が登場予定だ。どちらも当時のナンバーのまま保存されており、日本の自動車文化史を感じさせる貴重な個体となっている。

日本ゆかりのポルシェも多数展示

LUFT TOKYOでは、日本と関係の深いポルシェが一堂に会するのも特徴だ。1968年に神奈川県警に寄贈され、日本のスポーツカー・パトカーの先駆けとなった「ポルシェ912パトカー」。スーパーカーブームの象徴ともいえる「ポルシェ930ターボ」の日本輸入1号車も展示されるという。

さらに4WDとツインターボを組み合わせた技術の結晶として知られる「ポルシェ959」、1998年の全日本GT選手権に参戦し近年レストアされた「ポルシェ993RSR」など、貴重な車両を同時に見ることができる。

空冷ポルシェ文化を語るうえで欠かせないカスタムカーも多数展示される。RUFがBTRエンジンのテストに使用したプロトタイプ「RUF BTR “NATO”」や、ヨーロッパ最大級のカスタムカーショー「ULTRACE」で2025年チャンピオンに輝いた日本発のカスタムポルシェ「MADLANE 935ML」など、他ではなかなか見ることのできないマシンも登場予定だ。

昼から夜まで楽しめる特別なKK線

LUFT TOKYOは、開催時間は10〜19時(10時入場の先行入場チケットは完売)だが、一度チケットがあれば当日の入退場自由となっている。銀座というロケーションを活かし、食事やショッピングなどを楽しみながらイベントを満喫するといいだろう。

昼間は都心を見渡す爽快な景色、夕方から夜にかけては街の灯りとともに表情を変えるKK線。時間帯によって異なる景観も、このイベントならではの魅力となるだろう。なお、KK線の規定により入場人数には限りがあるので、チケットは早めの購入がおすすめだ。

開催概要

イベント名 LUFT TOKYO
開催日 2026年3月14日(土)
入場料 一般入場チケット 5500円(税込、12時〜入場)
会場 東京高速道路KK線 特設会場(東京都中央区・銀座周辺)
主催 LUFT TOKYO実行委員会(株式会社三栄)
企画運営 株式会社髙田プロダクション
協賛 ポルシェ ジャパン、タグ・ホイヤー、グランツーリスモ ほか
展示予定車両 空冷ポルシェ約200台以上
チケットはこちら https://ticket.san-ei-corp.co.jp/