Mercedes-Benz VLE 300 electric

新世代バンアーキテクチャーを初採用

フル電動MPV「メルセデス・ベンツ VLE」のエクステリア。
Vクラスの後継モデル「VLE」は、メルセデス・ベンツの「バンアーキテクチャー」をベースに開発された初のモデルとなる。

メルセデス・ベンツは、リムジンのような快適性に、多用途性を融合したフル電動バン「VLE」をワールドプレミアした。あらゆる移動をカバーするクラス最高水準の効率性、新開発800Vテクノロジー、高性能な充電機能を導入。新開発の「MBUXリヤスペースエクスペリエンス」により、これまでにない没入感のインフォテイメントも搭載する。

VLEはモジュラー機能と拡張性を備えた「バンアーキテクチャー(Van Architecture)」をベースに開発された最初のモデルであり、極めて高い機能を誇る新世代車載オペレーティングシステム「MB.OS」を採用。高いドライビング性能、ラグジュアリーカーをも凌ぐ快適性、MPVに求められる多用途性を手にしている。

VLEは最大8名を飲み込む広大な室内空間が確保され、各席に高い快適性とこれまでにないデジタル体験を提供する。メルセデス・ベンツ・グループAGのオラ・ケレニウス会長は、新型VLEについて次のようにコメントした。

「フル電動MPVとして完全に新規開発されたVLEは、メルセデス・ベンツの成功に満ちた140年の自動車史における、重要なマイルストーンとなるでしょう。私たちが持つパイオニアスピリットを宿したこのモデルは、快適性を新たなレベルへと引き上げ、革新と多用途性でゲームチェンジャーとなる存在です」

「VLEは、新しいバンアーキテクチャーをベースに開発された最初のモデルであり、700kmを超えるクラス最高水準の航続距離も手にしました。幅広いお客様のニーズに応え、あらゆるライフスタイルに適応するよう設計されています」

Cd値0.25という優れた空力性能

フル電動MPV「メルセデス・ベンツ VLE」のエクステリア。
メルセデス・ベンツのヘリテージを活かしながらも、エアロダイナミクスを追求したエクステリアは、Cd値0.25という優れた空力性能を実現した。

新世代バンアーキテクチャーの採用により、機能とフォルムを融合させた新鮮なデザインが完成。クラシカルな大型グリルがVLEに威厳を与え、張りのある伸びやかなルーフラインは、丸みを帯びたリヤセクションへと流れ込む。この流麗なシルエットは力強さと軽快なダイナミズムが表現され、Cd値0.25というMPVのレベルを超えた空力性能を実現した。

フロントフェイスにはブランドのヘリテージを再解釈したデザインを導入。イルミネーション付きフレーム、ヘッドライトをシームレスにつなぐライトストリップ、スター形状のデイタイムランニングライト、さらにボンネット上のスリーポインテッドスターなどが組み合わせられた。

リヤセクションは、スポイラーリップに組み込まれた縦型テールライトを配置。逆U字型のライトストリップがリヤウインドウを縁取り、すべての灯火機能がここに統合された。さらにひと目でVLEと分かる独自のライトシグネチャーが強い存在感をアピールする。

NMCバッテリーによる長大な航続距離

フル電動MPV「メルセデス・ベンツ VLE」の充電ポート。
まず導入される「VLE 300 エレクトリック」と「VLE 400 4MATIC エレクトリック」には、実用容量115kWhのNMCバッテリーが搭載される。

最初にベースモデルの「VLE 300 エレクトリック」がヨーロッパ市場へと導入され、続いてハイパフォーマンス仕様の「VLE 400 4MATIC エレクトリック」が続く。

「VLE 300 エレクトリック」は、最高出力203kW(276PS)、航続距離700km以上(WLTPサイクル)。「VLE 400 4MATIC エレクトリック」は、300kW(407PS)の最高出力を備えた全輪駆動モデルとなり、0-100km/h加速をわずか6.5秒で駆け抜ける。

どちらも容量115kWhのNMC(ニッケル・マンガン・コバルト)バッテリーを搭載。15分間の充電で最大355kmまで航続距離を回復することができる。開発中のテストではドイツのシュトゥットガルトからイタリアのローマまで約1100kmに及ぶ長距離移動でも、VLEは15分の充電2回で走破した。

さらに2027年には実用容量80kWhのリン酸鉄リチウムイオン(LFP)カソードバッテリーを搭載したモデルが2車種追加される予定だ。

AIが導入されたデジタルコクピット

フル電動MPV「メルセデス・ベンツ VLE」のインテリア。
大型ディスプレイで構成されたVLEのコクピット。AIを活かした「MB.OS」が導入されており、より高度なエンターテイメントを楽しむことができる。

コクピットは、10.25インチドライバーディスプレイ、14インチセンターディスプレイ、14インチフロントパッセンジャーディスプレイで構成。ドライバーにはクリアで集中しやすい情報を表示し、フロントパッセンジャーは、ドライバーを邪魔することなくストリーミングサービスやゲーム、各種アプリなどのエンターテインメントを楽しむことができる。

最新のAIによって強化されたメルセデス・ベンツ・オペレーティング・システム「MB.OS」により、VLEのインフォテイメント機能「MBUX」は、直感的でパーソナルな操作が可能になった。「MBUXバーチャルアシスタント」は、生成AIを活用することで複雑な会話を記憶しながら理解し、まるで知識豊富な友人のように応答する。

VLEは左右両側に電動スライドドアを備え、オプションの「ハンズフリーアクセス」も搭載可能。スライドドアにも関わらず、開閉可能なウインドウ機構を備えており、後席にもフレッシュエアを取り込むことができる。

多彩なシートアレンジにも対応

フル電動MPV「メルセデス・ベンツ VLE」のインテリア。
リヤシートは、手動シートや電動調整シートが用意されており、最大8名までの乗車に対応する。

広大な室内空間には多彩なシートアレンジに対応し、最大乗員は8名。手動シートには4基のホイールが内蔵されており、前後に簡単に移動させ任意のポジションで固定ができる。さらにシートをフロアから取り外すこことで、ラゲッジ容量を最大限活用することも可能だ。

電動調整シート「リモート・バリアブル・リヤスペース(Remote Variable Rear Space)」は専用アプリやコクピットのヘッドユニットを介して操作し、自在なアレンジを楽しめる。最上級仕様の電動「グランド・コンフォートシート(Grand Comfort Seat)」は追加ピロー、ワイヤレス充電、ランバーサポート、マッサージ機能、カーフサポートなどを備える。

フロントシート後方のヘッドライナーには、格納式の31.3インチ(79cm)パノラマスクリーンを装着可能。8K解像度、スプリットスクリーン機能、800万画素カメラを備え、映画やゲームはもちろん、移動会議室としてビデオ会議にも対応する。

リヤハッチゲートには独立開閉可能なグラスウインドウも備えており、荷物の積み下ろしを簡単に行うことができる。また、選択したセンターコンソールの仕様によっては、コックピットからリヤシートへとウォークスルーすることも可能だ。

「メルセデス・ベンツ VLE」を動画でチェック!

メルセデス・ベンツは、シュトゥットガルトで開催される「キャラバン・モーター・ツーリスティック」に「Vクラス マルコポーロ」を展示する。

メルセデス・ベンツが本気で作ったキャンピングカー「Vクラス マルコポーロ」驚異のクオリティ

メルセデス・ベンツは、ドイツ・シュトゥットガルトで2026年1月17日から25日まで開催される「キャラバン・モーター・ツーリスティック(Caravan Motor Touristik exhibition)」に、「Vクラス マルコポーロ」などを展示する。