イタリアンモーターバレーの象徴が再び融合

ドゥカティとランボルギーニ、イタリアを代表する二つのブランドが再び手を組み、限定モデル「パニガーレ V4 ランボルギーニ」を発表した。このモデルは、ミラノデザインウィークで開催された「The Art of Unexpected」にて初披露され、両ブランドの最新技術と美学が融合した逸品となっている。

ランボルギーニ「レヴエルト」に着想を得たデザイン

「パニガーレ V4 ランボルギーニ」は、ドゥカティのスーパーバイク「パニガーレ V4 S」をベースに、ランボルギーニの最新スーパースポーツカー「レヴエルト」からインスピレーションを得たデザインが施されている。カーボンファイバー製のボディワークや専用の鍛造ホイール、特別なカラーリングが特徴で、両ブランドのデザイン哲学が見事に融合している。

特別仕様「スペチアーレ・クライエンティ」でさらなる個性を演出

このモデルは、世界限定630台の生産となり、さらに63台の「スペチアーレ・クライエンティ」バージョンが用意される。「スペチアーレ・クライエンティ」は、ランボルギーニの顧客専用に提供され、所有するランボルギーニのカラーリングに合わせたカスタマイズが可能となっている。これにより、バイクと車のデザインを統一することができ、所有者の個性を際立たせる。

エンジンは最高209馬力を発生

「パニガーレ V4 ランボルギーニ」は、ドゥカティの「デスモセディチ・ストラダーレ」エンジンを搭載し、最高出力209馬力を発揮する。また、チタン製のアクラポビッチ製サイレンサーやカーボンファイバー製の各種パーツにより、車両重量は408ポンド(約185kg)と軽量化されている。さらに、ビレットアルミニウム製のトリプルクランプや専用のインストゥルメントパネルアニメーションなど、細部にわたるこだわりが詰め込まれている。

このモデルには、専用の木製クレートやバイクカバー、認定証が付属し、コレクターズアイテムとしての価値も高い。また、限定のヘルメットやジャケット、レザースーツも用意され、ライダーの装いもバイクと統一することができる。「スペチアーレ・クライエンティ」バージョンでは、これらの装備もカスタマイズが可能となっている。

ドゥカティとランボルギーニのコラボレーションは、2020年の「ディアベル 1260 ランボルギーニ」、2022年の「ストリートファイター V4 ランボルギーニ」に続き、今回が第三弾となる。両ブランドの最新技術とデザインが融合した「パニガーレ V4 ランボルギーニ」は、モータースポーツファンやコレクターにとって、見逃せない一台となるだろう。

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