
英国の70年代を代表するクラシック・スクーターブランド「ロイヤル・アロイ」から、F1史に燦然と輝くJPSカラーを纏った限定モデル「JPS125」と「JPS160」が発売される。黒×金を基調とした気品高いカラーリングと専用装備を特徴とする特別な一台が、66万円からの価格で日本市場に登場する。
ロイヤル・アロイ JPS125……660,000円(消費税10%を含む)
ロイヤル・アロイ JPS160……680,000円(消費税10%を含む)
F1黄金時代を彷彿とさせる特別なカラーリング
ロイヤル・アロイJPSモデルは、1972年のF1でジョン・プレイヤー・チーム・ロータスをサポートし、エマーソン・フィッティパルディが史上最年少チャンピオンに輝いた際のマシンカラーをモチーフとしている。このJPSカラーは、英国のタバコメーカー「インペリアル・タバコ」が発売したジョン・プレイヤー・スペシャル(John Player Special=JPS)の外箱デザインに由来する。
黒地に金の配色は控えめながらも高級感にあふれるデザインとして広く認知され、F1の黄金時代を象徴する伝説的なカラーリングとして今なお多くのファンを魅了している。同じく英国の70年代を代表するクラシック・スクーターの象徴として、ロイヤル・アロイTGモデルをベースに特別色として設定された。
専用装備が充実した限定モデル
JPSモデルは単なるカラーリングモデルではない。丸型のTFTディスプレイとそれに合わせたステアリングコラム、フロントヘッドライト・シェイド、フロントサスペンションに別体式のガス封入式ダンパー、薄手の専用ダブルシートなど、多くの専用あるいは新型の機能を装備している。
ボディカラーはJPSを代表する黒地に金のほか、白地に金、紅地に金の3種類をラインナップ。英国スクーターブランド「ロイヤル・アロイ」ならではの美しく重厚な仕上がりのボディを誇る限定モデルとなっている。
日本仕様のみの特別なスペック
ロイヤルアロイ・ジャパンでは、この記念すべき限定モデルを世界に先駆けて日本向けに確保。台数を限定して用意する予定だ。日本への入荷台数は未定で、受注タイミングを限定して受け付ける形となる。
注目すべきは、125ccモデルと160ccモデルのいずれも日本仕様専用モデルであること。海外では150ccと300ccの設定だが、日本市場向けには特別な排気量設定がなされている。また、EURO-5+の厳しい環境規制に適合したクリーンな商品でもある。
充実の足まわりと軽快な走行性能
車体はスチールモノコックフレームを採用し、前後ともに12インチホイールを装備。タイヤサイズは前110/70-12、後120/70-12と、安定した走行を実現する設計だ。
ブレーキは前後220mmディスクシステムを採用し、BOSCH製2チャンネルABSを標準装備。サスペンションは前輪にアンチダイブ式デュアルスプリング、後輪にユニットスイング+オイルダンパーを組み合わせ、快適な乗り心地と安定したハンドリングを両立させている。




主要諸元
ROYAL ALLOY JPS 125/160 (ロイヤル・アロイ JPS)
車体寸法: 全長1845x全幅670x全高1150㎜; シート高750㎜/ホイールベース1390㎜
エンジン: 水冷4サイクルSOHC単気筒 124㏄/158㏄
メインフレーム: スチールモノコックフレーム
タイヤ: 110/70-12(F)120/70-12(R)
ブレーキ: 前後220㎜ ディスクシステム、BOSCH製2チャンネルABS
サスペンション: アンチダイブ式デュアルスプリング(F)ユニットスイング+オイルダンパー(R)
車両重量: 152㎏ 燃料タンク容量: 10.0L
10%消費税込希望小売価格: JPS125:660,000円 JPS160:680,000円