ホンダさん、待ってましたよ。待ちくたびれましたよ。待ちすぎて雑誌なくなっちゃいましたよ(自虐)!

タイで人気を集めてきたコンセプトショップ「CUB HOUSE(カブハウス)」が、日本に上陸する。2026年4月25日、埼玉県戸田市美女木のHonda Commuter店内に国内1号店がオープンする。

場所は国道17号・新大宮バイパス沿い。クルマでもアクセスしやすい立地で、いわゆる街中のショップというより“目的地として行く店”という雰囲気だ。

バイクを売るだけの場所ではない。カスタムも、パーツも、遊び方も含めて提案する拠点。4MINIをどう楽しむかを、まるごと見せてくる。

そして正直に言うと、最初に話を聞いたとき、こう思った。
これ、モトチャンプのために始めた企画なんじゃないかって。

CUB HOUSEの世界観を再現した展示ブース。車両だけでなくアパレルや雑貨まで揃え、“バイクのある暮らし”を丸ごと提案する新しい拠点だ。

日本での取り扱いは9機種。“ちゃんと遊べる4MINI”で構成

タイでは“アイコニック”と呼ばれる4機種が中心だが、日本では免許制度が異なる。そのため国内版は、原付二種の変速機付きモデルを9機種ラインナップとして展開する。

モンキー125、CT125・ハンターカブ、ダックス125といった主役級を軸に、日本の使い方に合わせて組み直してきた内容だ。

単なる海外モデルの持ち込みではなく、日本でどう楽しむかまで踏まえて設計されている。このあたりに、今回の本気度が見える。

販売・カスタム・取付まで一体化。“遊び方込み”で完結させる

CUB HOUSEの特徴は、販売の先まで踏み込んでいることにある。

車両販売に加え、カスタムパーツの提案、さらに取り付けまでを一体で行う。いわゆる「買って終わり」ではなく、「どう仕上げるか」まで含めて提供するスタイルだ。

ターゲットは若年層や、これから二輪に乗るユーザー。バイクライフをトータルでコーディネートするという考え方は、タイで支持を集めている理由でもある。

4MINIを“いじって楽しむもの”として最初から提示してくる。このアプローチは、モトチャンプの主戦場ど真ん中だ。

タイと同様に壁面グラフィックが印象的なディスプレイ。ホンダらしい遊び心とストリート感を融合し、従来のバイクショップとは異なる空間を演出する。

専売パーツはここだけ。カブハウス発の流れが生まれるか

今回の核になるのが、カスタムパーツの展開だ。

日本独自で企画されたパーツが1号店から投入される予定で、これらはカブハウス専売。一般のホンダ販売店では購入できない。

サプライヤーと連携し、「CUB HOUSE」の名を冠したパーツとして展開される。現時点では美女木のみでの取り扱いとなるが、だからこそ価値がある。

さらに、タイで販売されているパーツについても、日本の法規に適合するかを確認しながら導入を検討しているという。将来的には、海外でしか手に入らなかったアイテムが国内に入ってくる可能性もある。

4MINIカスタムの新しい起点になる可能性は十分にある。

展示されたカスタム車両とともに専売パーツも公開。写真のモンキー125用4Lタイプデカール(カスタム車両に使用)など、CUB HOUSEならではのアイテム展開が今後の注目ポイントになる。

コンプリートは売らない。“自分で仕上げる”楽しさを残す

ショーで展示されていた完成度の高いカスタム車両は印象的だったが、コンプリートモデルとしての販売は行わない。

あくまでパーツを選び、組み合わせていくスタイルになる。

ただし、完成形に近づけるための提案はしっかり用意される。方向性は提示しつつ、最終的な仕上げはユーザーに委ねる。この距離感は4MINIらしい。

アパレルと車両を組み合わせた展示。カスタムバイクとファッションを同時に提案し、“乗る+着る”楽しみ方を打ち出している。

47都道府県へ。美女木はスタート地点にすぎない

今回の美女木はトライアル拠点という位置づけだが、構想はその先にある。

カブハウスは、日本全国47都道府県での展開を視野に入れている。

既存のHonda Commuterネットワークを活用して広げていく計画のため、条件が整えばスピード感のある展開も期待できる。

まずは1号店。その反応次第で、この流れが一気に広がる可能性もある。

大型ロゴが目を引くCUB HOUSEブース。タイ発の人気コンセプトをそのままに、4MINIを中心としたカルチャー発信拠点として日本展開が始まる。

カフェや展示も視野に。“バイク屋の次”を狙う

タイではカフェ併設も特徴のひとつだが、日本の1号店では飲食展開は行わない。ただし今後の店舗では検討していくという。

また、ホンダの歴史を振り返る展示企画も構想されている。

単なる販売拠点ではなく、足を運ぶ理由のある場所へ。CUB HOUSEは、バイクショップのその先を見据えている。

オリジナルボトルやマグなどのグッズも展開。車両だけでなく日常でもCUB HOUSEの世界観を楽しめるライフスタイル提案が特徴だ。

まとめ:モトチャンプのど真ん中に、メーカーが本気で入ってきた

カブ、モンキー、ハンターカブ。
このあたりの4MINIは、モトチャンプにとってまさに主戦場だ。

その楽しみ方はこれまでユーザー主導で広がってきたが、今回ホンダが“遊び方ごと提案する拠点”として踏み込んできた。

専売パーツ、カスタム前提の売り方、そして全国展開の構想。どれも単発では終わらないスケールを感じさせる。

最初に感じた違和感は、やっぱり間違っていないのかもしれない。
これ、モトチャンプのために始めたんじゃないかと思うくらい、ど真ん中だ。

まずは美女木。
ここから何が起きるか、しっかり見ておきたい。

そして、もはやモトチャンプのお店みたいな勢いで食い込みたい(モチベ高め)。

なお、CUB HOUSEがモーターサイクルショー展示用に製作したカスタムコンセプト車両も追って詳しく解説するのでお楽しみに!

CUB HOUSEのCT125・ハンターカブカスタムコンセプト。

モトチャンプ