ネオレトロの“ちょうどいい答え”がここにある

大阪モーターサイクルショー2026で公開されたXSR155。インドネシア仕様をベースにしたこのモデルは、ヤマハらしいスポーツ性能と、どこか懐かしいスタイルを高次元で両立している。

丸目LEDヘッドライト、シンプルなタンク、水平基調のシルエット。いわゆるネオレトロだが、ただ雰囲気に寄せただけのバイクではない。

水冷155ccエンジンにはVVAを採用し、低回転では扱いやすく、高回転ではしっかり伸びる。フレームはデルタボックス、フロントは倒立フォーク。つまり中身は完全に現代スポーツだ。

“見た目で惹かれて、走りで納得する”。
この1台は、その理想形にかなり近い。

丸目ライトに自然に溶け込むビキニカウルが、カフェレーサー的な雰囲気を一気に高めている。

ノーマルで成立しているからこそ、欲しくなる

実車を前にして感じるのは、ノーマルの完成度の高さだ。

コンパクトに引き締まった車体に、絶妙なボリュームのタンク。短くまとめられたリヤ周り。そこにゴールドホイールと深みのあるグリーンが組み合わさり、過剰な演出に頼らず“雰囲気で成立する強さ”を持っている。

そしてこのサイズ感。大きすぎず、小さすぎない。街にも、ワインディングにも自然にフィットする。

125では少し物足りない。だけど大型まではいらない。
そんなライダーの“ちょうど中間”を、しっかり突いてくる。

LOW仕様はカフェレーサー的スタイルと実用性の融合

そんな完成度の高いベースに対して用意されたのが、ワイズギアのLOW仕様。

ローダウンリンクとロータイプシートによって足つきを改善しつつ、スタイルは崩さない。むしろビキニカウルを加えることで、全体のシルエットはより引き締まり、カフェレーサーのような空気感が際立つ。

ここで注目したいのが、このLOW仕様の“成り立ち”だ。

ベースとなっているのは、日本で展開されているXSR125の「アクセサリーパッケージ」。ロータイプシートで約10mm、ローダウンリンクで約20mm、合計で約30mm足つき性を改善する構成となっている。

今回のXSR155ですでに展開されていることからも、
“同様のパッケージ仕様が発売”されるのはほぼ確定だろう。

約30mmダウンという明確な効果と、純正クオリティの安心感。さらに購入時に装着された状態で納車されるパッケージ展開まで含めて、非常に完成度が高い仕組みになっている。

ローダウンリンクとロータイプシートを組み合わせたLOW仕様は、XSR125のアクセサリーパッケージと同様に約30mmの足つき改善が期待できる構成(ローダウンリンク/ロータイプシート)。

これはもう“選べる未来”が見えている

XSR155はノーマルでも完成されている。
そしてLOW仕様は、その完成度を崩さずに間口を広げる提案だ。

ノーマルで乗るか、LOW仕様で仕上げるか。
どちらも正解で、どちらもカッコいい。

日本導入は夏以降予定。
XSR125と同等のカスタム発展性に、
高速道路利用で広がるフィールド……。

XSRシリーズの可能性がまた広がる!

ディテールをチェック!

正面から見るとビキニカウル(2万5850円)の存在感がより際立ち、ネオレトロの中にスポーティなニュアンスを加えている。装着にはビキニカウルステー(7700円)が必要。
操作系にはアジャスタブルブレーキレバー(1万8700円)を採用。握り幅調整が可能で、操作性とコクピットの質感を同時に引き上げる。
クラッチ側もアジャスタブルクラッチレバー(1万1550円)を装着し、左右で統一された操作フィールと外観の完成度を実現している。
クラシカルなストライプが映えるタンクにはプロテクションパッド(9900円)を装備し、ニーグリップ性を高めつつデザイン面でもアクセントになっている。
XSR125ではLowパッケージ専用品で、単品販売のないロータイプシート。ノーマル比約10mmの足つき改善に貢献する。
アルミクランクケースカバーL(1万4300円)は削り出しの質感が魅力で、ブラックエンジンとのコントラストを際立たせる。
反対側にはアルミクランクケースカバーR(1万4300円)を装着し、左右で統一された仕上がりが全体の完成度を底上げしている。
ローダウンリンク(8250円※単体)はリアサスのリンク長変更により車高を下げるパーツで、XSR125では約20mmダウンを実現する。

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