PORSCHE Cayenne Coupe EV

筋肉質でスポーティなプロポーション

筋肉質かつスポーティな印象を受ける次期型カイエン クーペのエクステリアデザイン。
筋肉質かつスポーティな印象を受ける次期型カイエン クーペのエクステリアデザイン。

豪雪のフィンランド山中で捉えた「ポルシェ カイエン クーペ EV」のプロトタイプは、一見すると細長い「マカン EV」のようにも見えるが、筋肉質なプロポーションが際立っている。また、傾斜したリヤのラインによって、これまでにスクープされたSUVボディの次期型カイエンよりもスポーティな印象を受ける。

最高出力は1000PSオーバーに?

クアッドモーターで合計出力1000馬力オーバーとなることが期待される。
クアッドモーター搭載で合計出力1000PSオーバーとなることが期待される。

マカンEVとは、プレミアムEV向けに設計されたフォルクスワーゲングループの「PPE」モジュラープラットフォームを共有する。マカンには、100kWhのバッテリーパックと各車軸を駆動するモーターが搭載されている。合計出力はターボモデルで630PSに達するが、カイエンにはさらなる高出力仕様が期待される。

最新の情報では、カイエン EVにはモーターが4基搭載されて合計出力が1000PSを超える可能性がある。また、高速域でも正確なトルクベクタリング制御が提供される、高性能なシステムを採用することが予想される。

エンジン搭載モデルの存続

EVモデルの登場後も、エンジン搭載の現行モデルが併売されるようだ。
EVモデルの登場後も、エンジン搭載の現行カイエンが併売されるようだ。

SUVボディのカイエン EVは2026年に登場する予定だ。クーペのバリエーションも同時発売の可能性はあるが、ポルシェは半年から1年程度、市場投入のタイミングをずらすと考えられる。

現行のガソリンおよびプラグインハイブリッド仕様のカイエンは段階的に廃止される計画だったが、EV需要の鈍化に伴ってポルシェは戦略を変更したと言われている。現行カイエンにも2度目のマイナーチェンジを施して存続させることが決まったようだ。なお、ポルシェはエンジンを搭載したマカンの開発にも着手していることがわかっている。

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