進化した視認性と録画性能を両立する5.5インチ大型ディスプレイ

デイトナは、バイク用スマートモニターの最新モデル「Mio MiVue MK50」を発表した。MK50は5.5インチ1440×720ドットの高精細IPS液晶を採用し、明るさは最大1000ニトに達することで直射日光下でも高い視認性を確保している。ディスプレイは明るさの自動調整にも対応しており、常に最適な表示を提供する。さらに、画面はフルスクリーンと分割モードに切り替え可能で、状況に応じた柔軟なレイアウトを実現する。これにより、リアルタイムでのカメラ映像確認や、速度・走行距離・高度・方位といったライディングデータの同時表示が可能となっている。

デュアルカメラ搭載、HDRとEISによる高画質録画を実現

MK50には、前後に1080P・HDR対応のデュアルカメラを搭載し、58fpsの滑らかな高フレームレート録画に対応する。カメラセンサーにはSony製Starvis II IMX662を採用しており、夜間や逆光下でも優れた収光性能を発揮する。加えて、電子式手ブレ補正(EIS)機能も搭載され、走行中の振動による映像のブレを効果的に抑制する。録画ファイルは高圧縮かつ高画質なSuperMP4形式(H.264コーデック)で保存され、万が一の事故時にも鮮明な記録が可能だ。なお、Gセンサーによる衝撃検知機能により、イベント録画ファイルは通常録画とは別に保存され、上書きから保護される仕組みも備える。

充実の機能と高い拡張性でツーリングを強力にサポート

MK50は、5G WiFiやBluetooth 5.4によるスマートフォン連携に対応し、専用アプリ「MiVue Pro」と接続することで、さらに多彩な機能が利用可能となる。GPSユニットも標準搭載され、位置情報、速度、走行距離などのログを記録できるほか、オプションのタイヤ空気圧モニタリングシステム(TPMS)にも対応し、タイヤの空気圧や温度をリアルタイムで表示・警告することが可能だ。さらに、パーキングモードも備え、駐車中の衝撃を検知すると自動的に録画を開始する仕様となっており、安心感を高めている。

優れた防水性と簡単な取り付けを実現した実用設計

MK50の本体および付属するフロントカメラ、リアカメラ、リモコン、GPSユニット、各種ケーブルはIP67防水性能を備えており、雨天走行時でも安心して使用できる。コネクター部もIP65相当の防水設計が施されている。また、クイックマウント方式を採用し、市販のラムマウントにも対応することで取り付け・取り外しが容易に行える点も特徴だ。ハンドルバーへの設置に最適化された専用マウント類が付属し、配線も一体型5in1ケーブルによりシンプルにまとめられているため、バイクへの装着作業もスムーズに進められる。

MK50は、ライディングの安全性と快適性を高めるだけでなく、ツーリングや通勤などあらゆるシーンにおいてライダーの強力なパートナーとなることを目指して開発された一台である。価格は税込7万400円、発売は5月を予定している。

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