
東京モーターサイクルショー2026のIXONブースにて、MotoGPライダー中上貴晶選手が登壇し、自身がデザイン監修に携わった限定モデル「WINDSTOP A 30TAKA EDITION」の発表会が行われた。
「梅結び」に込められた日本人ライダーのアイデンティティ
今回のコラボレーションモデルには、中上選手のアイコンであるゼッケン「30」に加え、2024年から自身のヘルメットにも取り入れている「水引の梅結び」がデザインのモチーフとして採用されている。
梅結びは日本の伝統的な結び方の一つで、「固く結ばれてほどけにくい」という意味を持つ。2025年シーズンよりHRCのMotoGPマシン開発ライダーという新たな役割を担う中上選手は、この意匠について「日本人ライダーとしてのアイデンティティと、支えてくれる人々との繋がりを象徴するもの」として重視しており、今回の製品化においてもそのこだわりが細部に反映された。
トークショーの中で中上選手は、世界を転戦していた現役時代から、開発ライダーとして日本を拠点にする生活へとシフトしたことで、よりファンとの距離や日常のライディングを身近に感じるようになったと語っており、今回のコラボモデルもそうした心境の変化が背景にあるようだ。
ストリートでの実用を重視した「WINDSTOP A」がベース

ベースモデルに選ばれたのは、IXONの防水ジャケット「WINDSTOP A」。単なるファンアイテムに留まらず、ライディングギアとしての性能も徹底されている。




- 高次元の防水・透湿性能: 独自素材「XDRYメンブレン」の採用により、耐水圧26,000mm、透湿性20,000g/㎡/24hというスペックを確保。雨天時や長時間の走行でも内部の蒸れを逃がし、快適性を維持する。
- 運動性能とフィット感: 全方向に伸縮する4WAYストレッチ素材を採用。さらに、ウエストのインナーエラスティック(調整用ストレッチ紐)や袖口のファスナーといった調整機構により、走行時のバタつきを最小限に抑える設計となっている。
- 実用的なディテール: フロントにはアクセスしやすいジッパー付きハンドポケットを2つ装備。リフレクター(反射素材)を適切な位置に配置し、夜間の視認性と安全性にも配慮された。
アジア人の体型に合わせた「アジアフィット」仕様となっており、中上選手本人の要望が、ストリートでの使い勝手という形で具現化されている。
受注期間と販売情報
価格は19,800円(税込)。本モデルは数量限定の完全受注生産となっており、受注期間は3月28日から4月30日まで。納期は6月上旬を予定している。
