見せるだけじゃない!アルミ削り出しの説得力

やはり目を引くのは、各所に投入されたアルミ削り出しやアルミ製のパーツ群。ヘッドライト周りのステーやガードは、ただのドレスアップにとどまらず、剛性と機能性をしっかり確保しているのがポイントだ。無駄を削ぎ落とした造形と、エッジの効いた切削面のコントラストが生み出す削り出しならではな独特の存在感は、並みの市販品ではなかなか出せないもの。さらに各パーツのフィッティング精度も高く、後付け感がほとんどないのも見逃せない。無骨さと精密さが同居するこの雰囲気、まさにGクラフトらしさが詰まった部分だ。


ヘッドライトまわりは、アルミ製の「ヘッドライトガード(1万6500円)」と「アルミメーターバイザー(1万6500円)、アルミ削り出しの「ビレットライトステー(1万7050円)」の組み合わせで表情を変化。ドレスアップ効果だけでなく保護性能も兼ね備えた実用パーツで、同社らしい“機能美”が際立つ部分だ。こうしたパーツ群の展開もダックス125カスタムの特徴のひとつ。ちなみにモンキー125にも装着可能だ。

アルミ削り出しのステーとフロントフェンダーをセットにした「アップフェンダーキット(3万7400円)」で、フェンダーの取り付け位置をアップ。純正の面影を残しつつ質感を大きく引き上げるポイントだ。シンプルな形状ながら、ブラケットの造形や取り付け位置の工夫によって“ただのフェンダー”で終わらせないのがGクラフト流。細部の積み重ねが全体の完成度を押し上げる。

小径車だから効く!足周りの本気度

足周りに目を移すと、スイングアームやリヤショック、さらにはブレーキにまでしっかり手が入る。このあたりはレース活動も積極的に行っているGクラフトらしいこだわり(強み)の部分。アルミ削り出しと溶接を組み合わせたアルミ製スイングアームは、トリプルスクエアミドル(60mm✕25mmのパイプ)を採用し、軽量化と剛性のバランスに優れ走行時の安定感をワンランク引き上げてくれる。スイングアーム長もスタンダード(ノーマル)の長さにしているのも、「走る楽しさ」を意識した結果。特に小径車は足周りの違いがダイレクトに乗り味へ反映されるだけに、このアップデートの恩恵は大きい。見た目のインパクトだけでなく、“走って違いが分かるカスタム”として成立しているあたり、同社のノウハウの深さが感じられるポイントだ。

アルミ製スイングアーム「T/Sミドルスイングアーム +0cm スタビ付き(9万200円)」は、Gクラフトを象徴するアイテム。溶接ビードの美しさや高精度な仕上げはもちろん、剛性バランスの最適化によって走行性能にも直結する。「アルミチェーンカバー(1万2100円)」を同時に装着(純正スイングアームへの装着可能)。「ビレットタンデムステップバー(1万5400円)」もクールな印象だ。

「リアキャリパーサポート ブレンボ2P用(1万6500円)」を採用し、リヤにブレンボ製ブレーキキャリパーを装着している。

リヤショックは、街乗りからツーリングまで幾度となく実走行テストを行い開発したダックス125専用「Gcraft×YSS ハイグレードサスペンション(11万円)」を奢る。スプリングプリロード無段階調整機能、伸び側減衰力25段階調整を備えて、エンドアイ部は車高調整機能を設けてあるため純正長+10mmの範囲で設定が可能。

フロントブレーキは、ブレンボの新カニキャリパーをフロントに装着できる「フロントキャリパーサポート(6600円)」を採用。

実用性パーツも抜かりなしの完成度

さらに注目したいのが、キャリアや各種ガード類といった実用系パーツの完成度。リヤキャリアは積載性を確保しながらも車体デザインに自然に溶け込むレイアウトで、いかにも後付けといった違和感がない。加えてサイド周りのラックやガード類も拡張性を考慮した設計となっており、バッグや装備の追加にも柔軟に対応できる。見た目と機能のどちらかに寄るのではなく、両方を高いレベルで成立させているのがポイントで、“使えるカスタム”を本気で作るとこうなる、という好例だろう。

トップキャリアは軽量なアルミ製とスチールサイドプレートの組み合わせ。車体中心に荷物を積載できる設計で、走行安定性への影響を抑えているのが特徴だ。見た目のスマートさと実用性を両立した、まさに“使えるカスタム”。

スチール製ステーとアルミ製キャリアを組み合わせ軽量かつ高剛性を実現した「リアキャリア(3万1900円)」。レーザーカットによる肉抜きデザインは、見た目の軽快さと実用性を高次元で両立する。荷掛けしやすいフラットな天面形状に加え、固定ポイントも多く積載性は十分。「テールランプカバー(4400円)」も装着済み。

剛性と実用性を両立するGクラフト製「サドルバッグサポート(1万7050円)」。バッグ装着時の巻き込み防止はもちろん、未装着時でも車体デザインに違和感なく溶け込むのがポイント。まさに“使えてカッコイイ”を体現。

ダウンマフラーへの換装によってできたスペースを活用した、モールシステム対応の「マルチサイドラック右側 (1万3200円)」。バッグ装着やツーリング仕様への展開も視野に入れた設計で、ヘンリービギンズ社システムポーチや、バッグ等様々なアイテムを装着できる。

細部に宿る、完成度の高さ

エンジン周りに目をやれば、カバーやプロテクションパーツに至るまで徹底した作り込みが施されている。削り出しのプレートやガード類は転倒時の保護という実用面を持ちながら、同時に視覚的なアクセントとしても機能。ブラックアウトされたエンジンに対してアルミの輝きが効果的に効いているのがお分かりいただけるだろう。こうした“効くところに効かせる”パーツ配置が、全体の完成度を底上げしているのである。

エンジンまわりも抜かりなし。切削面が美しい「ビレットクラッチカバー(1万3200円)」を装着。クラッチカバーを乗車時の靴やブーツ先端での擦れを防止する役割も持つ。ブラックアウトされたユニットに対しアクセントとして効いているね。

30mmの厚みを持つ「ビレットスプロケットガード(2万2000円)」、機能パーツでありながらデザインパーツとしても成立する代表例。高精度な削り出しによる立体感が特徴で、ドライブまわりに確かな存在感を与える。シフトガイド搭載により、シフトチェンジの際に起こるギアーシャフトのしなりを低減する。

「ワイドアジャストスタンド(1万3750円)」は実用性重視のアイテム。接地面も大きく、ローダウンや足周り変更に対応できるよう長さを調整可能。カスタム車両ならではの不安要素をしっかりカバーする。

Gクラフトが提示する“ちょうどイイ答え”

この一台は、単なるフルカスタム車ではない。すべてを盛り込んでいるように見えて、実はユーザーが取捨選択できる“提案の集合体”として成立しているのがポイント。走りを重視するもよし、積載性を高めるもよし、見た目の質感を突き詰めるもよし。それぞれのパーツが明確な役割を持っているからこそ、自分なりの一台に仕上げていける余白が残されている。「やりすぎない、でも物足りなくない」という絶妙なバランスを高いレベルで実現しているこの車両、Gクラフトが提示するダックス125カスタムの現在地として、かなり完成度の高い一台と言える。

「ダウンチューブキット(4万4000円)」の追加により、フレームまわりの存在感が大きく向上。往年のダックスを思わせるスタイルを現代的に再構築している。見た目のアクセントとして成立させているのがポイントで、カスタム全体の骨格を引き締める役割も担っている。

新作の「ヴァイパーショートエキゾーストマフラー(9万6800円)」は、この車両のキャラクターを決定づける一本。コンパクトなレイアウトと歯切れのいいサウンドで、軽快なスタイルを演出する。ステンレス製耐熱ブラック塗装仕上げで、純正マフラー(5.4kg)に対して2.2kgと軽量な仕上がり。安心のJMCA認定品だ。

鋲打ち+タックロール仕上げの「NRシートシート(3万5200円)」は、クラシカルな雰囲気と快適性を両立。後部にはロゴのエンボス加工が施され、さりげないブランドアピールもポイント。見た目だけでなく着座感にもこだわった作りとなっている。

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