Maserati MCPURA
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Maserati GT2 Stradale
公道走行可能なGT2レーシングカー




マセラティは、2020年に登場したフラッグシップスポーツ「MC20」のアップデートを実施、同時に車名を「MCプーラ」へと変更。エクステリアはフロントの開口部をよりシャープなデザインとし、リヤミッドには引き続きマセラティが独自開発した3.0リッターV型6気筒「ネットゥーノ」エンジンを搭載する。
2024年8月のモントレー・カー・ウィークで初公開された「GT2 ストラダーレ」は、ファナテックGT2ヨーロピアン・シリーズを制したマセラティ GT2の思想を受け継ぎ、公道走行を可能にしたモデル。MC20をベースに、巨大なエアアウトレットを備えた専用ボンネットやフェンダー上のルーバー、スワンネック式の大型リヤウイングなどを採用し、GT2マシンのエッセンスを色濃く反映したエクステリアへと仕立てられている。
マッシブなエアロダイナミクスが導入されたGT2 ストラダーレだが、全長やホイールベースはMC プーラと変わらない。カーボンファイバー製コンポーネントの採用、インテリアを中心に徹底的な軽量化が図られたことで、車両重量はMCプーラより135kgも軽い。
マセラティ MCプーラ
ボディサイズ=全長4669mm×全幅1965mm×全高1224mm
ホイールベース=2700mm
車両重量=1500kg
タイヤサイズ=245/35R20(前)、305/30R20(後)
マセラティ GT2 ストラダーレ
ボディサイズ=全長4669mm×全幅1965mm×全高1222mm
ホイールベース=2700mm
車両重量=1365kg
タイヤサイズ=245/35R20(前)、305/30R20(後)
パワーやタイム差以上に感じる軽量化の恩恵




どちらもマセラティが独自開発した3.0リッターV型6気筒「ネットゥーノ」ツインターボエンジンを搭載するが、GT2 ストラダーレでは最高出力が10PS引き上げられ、640PSを絞り出す。プレチャンバー燃焼技術、精密に制御された冷却システムにより、特にサーキットにおいて高いパフォーマンスを発揮する。
マセラティ MCプーラ
エンジン形式=V型6気筒ガソリンターボ
排気量=3000cc
最高出力=630PS/7500rpm
最大トルク=730Nm/3000〜5500rpm
トランスミッション=8速DCT
駆動方式=RWD
最高速度=320km/h
0-100km/h加速=2.9秒
マセラティ GT2 ストラダーレ
エンジン形式=V型6気筒ガソリンターボ
排気量=3000cc
最高出力=640PS/7500rpm
最大トルク=720Nm/3000〜5500rpm
トランスミッション=8速DCT
駆動方式=RWD
最高速度=324km/h
0-100km/h加速=2.8秒
1200万円を超える価格差に納得できるか


「MCプーラ」のコクピットは、10.25インチデジタルインストルメントクラスターと10.25インチセンターディスプレイをレイアウト。リム部にカーボンファイバーを組み込んだフラットボトム形状のステアリングは、「GT2 ストラダーレ」で先行導入され、MCプーラにも採用された。
GT2 ストラダーレは、サベルトと共同開発されたカーボン製バケットシートに、オプションの4点式シートベルトを組み合わせることで、サーキットアタックにも対応するホールド性が確保された。徹底的に軽量化が追求された室内空間は、贅を尽くしたMCプーラと比べると、スパルタンな印象がある。
スペックだけを見れば、それほどの差がないように思われる2台だが、ひとたびサーキットへと乗り出せば、GT2 ストラダーレのアドバンテージを実感できるはずだ。大型リヤウイングによって生み出されるダウンフォースは、280km/h走行時で500kg。そのスパルタンな味付けは、レーシングカー由来だからこそ。贅沢に奢られたカーボンファイバー製コンポーネントを目の当たりにすれば、1200万円を超える価格差も納得できるはずだ。
車両本体価格
マセラティ MCプーラ 3135万円
マセラティ GT2 ストラダーレ 4394万円

