前週に発表された注目のネタを一気に紹介する「バイクス週間ニュースダイジェスト」。今回は2026年4月6日〜12日に発表されたニュースを紹介する。
EVレベルの安全性と実用性で“原付の常識”を刷新

株式会社Acalieは、中国の大手電動モビリティメーカーXDAOと共同開発した日本専用モデル「CHANGE」を発表し、日本市場への本格参入を明らかにした。2026年6月より順次市場投入を予定し、電動モビリティの課題とされてきた安全性・耐久性・実用性のすべてを高水準で満たす次世代モデルとして位置付ける。
電動モビリティ市場は拡大を続ける一方で、日本ではバッテリーの発火リスク、航続距離の不足、業務用途への対応力といった課題が普及の壁となってきた。Acalieは「日本人のため、日本で本当に使えるモビリティ」というコンセプトを掲げ、XDAOとの共同開発により日本市場に最適化されたモデルを完成させた。
最大の特徴は、原付として日本初となる次世代ブレードバッテリーの採用にある。EV自動車レベルの安全設計を取り入れ、従来のリチウムイオンバッテリーに比べて発火・爆発リスクを大幅に低減。セルはアルミ複合フィルムで保護され、外装にはアルミ合金を使用することで放熱性と難燃性を高めている。さらに、スマートBMSがミリ秒単位で電圧や温度、電流を監視し、過充電や過放電、短絡などの異常を自動制御することで安全性を多層的に確保する。
耐久性においても、日本特有の環境に対応した設計が施されている。車体はIP65、主要部品はIP67の防塵・防水性能を確保し、雨天走行や冠水路にも対応。高圧洗浄によるメンテナンスも可能とした。フレームには陰極電着塗装と粉体塗装を組み合わせた二重防腐処理を採用し、塩水噴霧試験で1000時間以上の耐久性を確認。沿岸部や積雪地域でも長期間の使用に耐える仕様となる。
実用面では、通勤から業務用途まで1台で対応する汎用性を追求した。ショートレンジモデルとロングレンジモデルを用意し、シングルおよびデュアルバッテリーの切り替えに対応。最大積載量は200kgとされ、デリバリー用途にも適応する。航続距離はシングルバッテリーで約50km、デュアルバッテリーでは約100kmを確保し、日常利用と業務利用の双方をカバーする設計だ。バッテリーは取り外し可能で、家庭用100V電源での充電にも対応する。
操作性や収納性、デザイン面においても日本市場向けの最適化が図られている。都市環境に調和するスタイリングと、シンプルで飽きのこない設計により、日常に自然に溶け込む存在を目指した。豊富なカラーバリエーションも用意され、単なる移動手段にとどまらないプロダクトとしての魅力を打ち出す。
本モデルは名古屋モーターサイクルショー2026で初公開される予定であり、日本市場展開に向けた重要な発信の場となる。Acalieは販売網の拡充とアフターサービス体制の強化を進めながら、電動モビリティの普及と持続可能な都市交通の実現を目指すとしている。
年間300万台規模の販売実績を持つXDAOの技術力と、Acalieの日本市場適応力が融合した「CHANGE」は、電動原付の基準そのものを引き上げる存在となる可能性を秘めている。従来の課題を克服したこのモデルは、ラストワンマイルの移動手段として新たなスタンダードを提示することになりそうだ。












Z900RS向けカフェレーサー外装&レーシングマフラー登場

ナップスはアメリカンドリームとの共同企画により、Z900RS向けカスタムパーツ「カフェレーサーカウルキット」と「レーシングマフラー」を発表し、2026年4月6日より限定販売を開始した。本製品はプライベートブランド「Naps Sports」の別注シリーズ第3弾に位置付けられ、現代的な機能美とクラシックスタイルの融合を狙ったカスタムパーツとして開発された。カウルキットは車体の水平基調を強調し、タンクからテールまで一体感のある造形を実現。前傾シルエットにより静止状態でもスピード感を演出する。一方、チタン製ショートマフラーはテーパー構造や独自の集合方式により、低音を強調した重厚なサウンドと全域でのレスポンス向上を両立。外観面でも車体の塊感を引き締める役割を担う。販売は全国のナップス店舗およびオンラインストアで行われ、カスタム需要に応える高付加価値モデルとして展開される。




免許不要の次世代3輪EV「SWIFT HORSE K3」先行販売開始

福田国際は、特定小型原付に区分される電動三輪モビリティ「SWIFT HORSE K3」を発表し、2026年4月10日よりMakuakeで先行販売を開始した。一般販売予定価格22万円に対し、早割では16万5000円から提供される。同モデルは免許不要で16歳以上が利用可能な次世代モビリティとして開発され、三輪構造とスイング機構により高い安定性を実現。カーブ時には車体が自然に傾く設計とし、初心者でも扱いやすい乗り味を追求している。さらに350Wモーターを搭載し、最大20km/hでの走行や坂道走行にも対応。航続距離は約26kmを確保し、通勤や買い物など日常の移動に適した性能を備える。折りたたみ機構も特徴で、縦方向に収納できる設計により玄関や室内での保管が容易。エレベーターでの移動や車載にも対応し、都市生活における新たな移動手段として提案される。














1台分の駐車場で“6輪生活”を実現、極小ガレージ登場

センダ技研は、都市部の駐車環境に革新をもたらすバイク用ガレージ「マイクロガレージ」を発表し、名古屋モーターサイクルショー2026で実物を初公開した。本製品は、一般的な駐車場1台分のスペースに設置可能なコンパクト設計が特徴。奥行きわずか約1.2mのガレージを活用することで、手前にクルマ、奥にバイクを配置でき、「4輪+2輪」のいわゆる“6輪生活”を実現する。内部にはヘルメットや装備品を収納できるシェルフやハンガー、LED照明などを備え、限られた空間でも快適な保管環境を確保。さらに、バイクを横方向に移動できる独自スタンド技術を採用し、狭小地でもスムーズな出し入れを可能とした。都市部で課題となる「バイク置き場不足」を解消する新提案として、今後の製品化と普及に注目が集まる。






立って動ける快適性を追求、マエヒロドーム新モデル発売

デイトナは、人気テント「マエヒロ」シリーズの新モデル「マエヒロドーム エクストラ」の一般販売を開始した。バイクキャンプで培った軽量・コンパクト設計をベースに、デュオキャンプでの快適性を高めた2ルーム構造が特徴となる。最大のポイントは約185cmの天井高により、テント内で腰をかがめずに動ける居住性だ。広大な前室と組み合わせることで、オートキャンプでもゆとりある空間を確保。さらに前後開口部とベンチレーターによる対流設計で通気性と結露対策も強化されている。設営はアルミポール2本のシンプル構造で初心者でも扱いやすく、収納時もコンパクトにまとまる。価格は6万9300円。快適性と積載性を両立した新たな選択肢として展開される。













ロイヤルエンフィールド新型2台、浅草カフェで特別展示

ピーシーアイは、ロイヤルエンフィールドの新型モデル2台を特別展示するイベントを、東京・浅草のカフェ「ORTIGA」で2026年4月9日から19日まで開催する。大阪および東京モーターサイクルショーで国内初披露された車両を間近で体感できる機会となる。展示されるのは、ブランド創業125周年を記念した「CLASSIC 650 125th YEAR ANNIVERSARY SPECIAL EDITION」と、新型「BULLET 650」。前者は記念エンブレムと特別塗装によって伝統と進化を表現し、後者は650cc並列2気筒エンジンを搭載したクラシカルなスタイルと力強い走りを特徴とする。会場ではカフェメニューとともに車両展示が楽しめ、限定ラテやオリジナルステッカー配布も実施。バイクとライフスタイルを融合した体験型イベントとして展開される。











伊勢志摩スカイラインでバイク集結|JAFミーティング開催

JAF三重支部は、2026年5月23日に伊勢志摩スカイライン朝熊山頂展望台で「JAFバイクミーティング」を開催する。ライダー同士やJAF会員同士の交流を目的としたイベントで、今回で5回目の実施となる。当日は集合写真の撮影に加え、伊勢志摩スカイラインのオリジナルステッカーが配布されるほか、JAF会員にはバイク写真入りストラップや限定ステッカーも用意される。事前申込は不要で、バイクで直接会場に来場するだけで参加可能だ。参加費は無料だが、スカイラインの通行料が別途必要となる。絶景の展望台を舞台に、ツーリングの延長として気軽に立ち寄れるイベントとして、多くのライダーの来場が見込まれる。
都市型3輪EV「e-NEO」試乗販売会、名古屋で開催

EV INNOVATORは、都市型3輪EVモビリティ「e-NEO」の試乗販売会を名古屋エリアで開催すると発表した。クルマでもバイクでもない“第3の移動手段”として、日常生活における新たな選択肢を提示する狙いだ。e-NEOは最高速度50km/h、航続距離約100kmを確保し、家庭用電源で充電可能な実用性を備える。コンパクトな車体と扱いやすさにより、通勤や買い物など都市部の短距離移動に適した設計が特徴となる。イベントでは実際の生活導線を想定した試乗体験を提供し、その場で購入相談にも対応。EV未経験者でも安心して体験できる環境を整え、導入のハードルを下げる取り組みとする。維持コストの低さや取り回しの良さを武器に、既存の自動車やバイクを補完する存在として、都市モビリティの再定義を目指す動きとして注目される。




JESIMAIK、体験モニター通年募集を開始 人気インカムなどを提供

車載ガジェットやバイク用品を展開するJESIMAIKは、2026年3月10日より「体験モニター」の通年募集を開始した。対象期間は12月31日までで、実際に製品を使用し、その魅力をSNSで発信できるライダーを広く募る。モニターには人気インカム「H6」やヘルメット消臭乾燥機「A2S」などから1点が提供されるほか、投稿コンテンツは公式サイトやSNSで紹介され、発信活動の後押しも行われる。さらに年末にはモニター限定の抽選企画も用意される。応募は公式SNSをフォローし、DMを送ることで参加可能。条件は18歳以上で国内在住、バイクを所有・運転し、SNSで発信活動を行っていること。ライダー視点のリアルなレビュー発信を通じ、ブランドとユーザーをつなぐ取り組みとして展開される。


ヨドバシ梅田で電動モビリティ試乗会開催|人気モデルが集結

龍昇は、ヨドバシカメラとの共同企画として、電動モビリティブランド「Sun Emperor」の合同試乗会をヨドバシカメラ マルチメディア梅田で開催すると発表した。会場では、次世代電動モビリティ「SUNRIN」や「Easy」など複数の人気モデルを一堂に展示し、実際に体験できる機会を提供する。免許不要で利用できる特定小型原付モデルも含まれ、幅広いユーザー層に向けた新たな移動手段として提案される。都市部での移動ニーズの変化を背景に、電動モビリティの関心は急速に高まっている。今回の試乗会は、実際の使用感を体験しながら導入を検討できる場として位置付けられ、日常の足としての可能性を広げる取り組みとなる。





















レンタル819、AI導入で24時間対応へ進化

キズキレンタルサービスが運営するレンタルバイクサービス「レンタル819」は、公式サイトにAIエージェントを導入した。2026年3月19日より稼働を開始し、ユーザーの問い合わせにリアルタイムで対応する体制を構築した。同サービスは全国100店舗以上、3000台超の車両を展開する国内最大級のレンタルバイク網を持つが、利用者増加に伴い営業時間外の問い合わせや多言語対応のニーズが拡大していた。こうした課題に対し、AIによる自動応答を導入することで、時間や言語の制約を解消する狙いだ。AIは予約方法や免許条件、店舗情報、保険内容など幅広い質問に対応し、24時間365日利用可能。日本語に加え英語など多言語にも対応する。今後は予約支援や車種選びの提案機能など、さらなる利便性向上を図る方針だ。
ドゥカティ静岡が4月17日開業|最新CI導入の新拠点誕生

ドゥカティジャパンは、モト・グラッツェが運営する新たな正規販売拠点「ドゥカティ静岡」を2026年4月17日にグランドオープンする。静岡県内では2店舗目となり、東西に広がる地域特性に対応する戦略拠点として位置付けられる。店舗は200㎡超のショールームを備え、最新CIを導入。外観はアンスラサイトグレーで統一され、洗練されたブランドイメージを体現する。店内には車両だけでなくアパレルやアクセサリーも展示され、ドゥカティの世界観を体感できる空間が構築された。4月17日から19日までオープニングフェアを開催。試乗会や最新モデル展示を通じ、地域におけるブランド発信拠点としての役割を担う。運営は静岡で実績を持つモト・グラッツェが担当し、専門性の高いサービス提供を目指す。

