試乗 ポルシェ911 カレラGTSとタルガ4を同時試乗! 好対照な「操る快感」とは?【写真・12枚目】 ポルシェ911 カレラGTSと911 タルガ4、かたや7速MTを搭載するRWD、かたや8速PDKとAWDを採用。両モデルが見せる走りの違いをレポート。 ステアリング位置は左右を選べるようになり、さらにトランスミッションは8速PDKと7速MTからチョイス可能になったポルシェ911 カレラGTS。待望の公道試乗が叶った。 アルカンターラのステアリングは操作性も良好だ。MTのシフトノブは球形でストロークも短い。8速PDKも選択できる。 アルカンターラのステアリングは操作性も良好だ。MTのシフトノブは球形でストロークも短い。8速PDKも選択できる。 試乗車はオプションのカーボン製フルバケットシートを装着。リクライニングはせず、前後調整は手動、高さ調整は電動となる。 ホイールはセンターロック式が標準装備で、サイズはフロント20インチ、リヤ21インチ。PCCBはオプションだ。 3.0リッターの水平対向6気筒ツインターボエンジンはカレラSより30ps大きい480psを発揮。カレラ系では最強の仕様となる。 スポーツエキゾーストが標準で備わる。ブラック仕上げのオーバルの出口から低い排気音が響く。 ポルシェ911 タルガ4の3.0リッター水平対向6気筒ツインターボエンジンは、最高出力385ps/最大トルク450Nmを発生。パワー及び車重はカレラGTSが優位にも関わらず、ドライブフィールはタルガ4の方が軽快だと筆者は語る。 911の伝統を受け継ぐインパネデザイン。PDKのシフトレバーはタイプ992からかなり小型化された。 プラス2の後席を持つ911は実用性も非常に高い。シートはフラットな形状に見えるがホールド性は良好だ。 往年のフックスホイールを思わせるカレラ・エクスクルーシブ・デザインホイールはオプション。標準のスチールローターでも効きに不満はない。 ポルシェ911 カレラGTSのシフトノブ。 走りの刺激に特化したカレラGTSと、軽快で振り回すのが楽しいタルガ4。シリーズラインナップの広がりは、ユーザーが求める“911像”に対してさらにアジャストしてくれるだろう。 この画像の記事を読む