Ferrari Challenge Japan
今年は5つに分けられるクラス

フェラーリ・チャレンジは通常1ラウンドにつき2日で1日1レース開催され、それぞれで勝者が生まれる。今回の場合は土曜にレース1、日曜にレース2が開催される。さらに同一レース内で、ドライバーのスキルに併せてクラス分けされる。まずは上位クラスのトロフェオ・ピレリとエントリークラスのコッパ・シェルに分けられ、さらにそこからエキスパートとアマチュア(Am)に分けられ都合4クラスとなる。
マシンはワンメイクで今年からGT3カテゴリー級の速さを持つ「296 チャレンジ」が導入されたが、ラウンド2オートポリスからは昨年までのワンメイクマシン「488 チャレンジ Evo」のクラス「488CH EVO」も追加され、1レース5クラスに分けられる。
武藤壮汰がポールポジションから完璧なレース


外気温25度とこの季節にしては快適な気候の中、11時33分に30分+1周のレースがスタートした。トップクラスとなるトロフェオ・ピレリは、今季4レース中2勝を挙げている武藤壮汰がポールポジションから抜群のスタートを見せる。急遽参戦が決まった古谷悠河が予選3位から追い上げるが、武藤壮汰は序盤から徐々にリードを広げて、10秒近い差をつけて優勝した。古谷悠河は昨年ゲストドライバーとして参加して3勝を挙げた若手ドライバー。スーパーフォーミュラライツで表彰台に立つ有望株だが、初めての296チャレンジでは武藤壮汰に及ばなかった。
5台が出走したトロフェオ・ピレリAmで、ポールポジションを獲得したのはこのラウンド4からトロフェオ・ピレリAmにステップアップしたTsutomu Shimoyama。レース序盤から予選2位のYasutaka Shirasakiと予選3位のKanji Yaguraの3台で熾烈なバトルを見せた。このままゴールかと思われたが、ファイナルラップで勝負を仕掛けたKanji Yaguraが2台を抜き去り、劇的な逆転劇で優勝を遂げた。
Alex Foxが連続ポールトゥウィン

5台が参加したコッパ・シェルは、予選3位からスタートしたPhil Kimが、1周目で巧みにトップに立つとそのままリードを広げて優勝した。一方、今回最多の16台が参加したコッパ・シェルAmは、フランスから出場しているAlex Foxが前戦となるラウンド3レース2に続き、連続ポールトゥウィンを達成した。
488CH EVOで優勝したのは今回がデビューレースとなるMotoyuki Hori。予選2位からスタートして1周目でトップに立つと、徐々にリードを広げて、その後も10秒ほどの差を保ったままトップでチェッカードフラッグを受けた。ラウンド4レース2は、同じく富士スピードウェイで7月13日10時から30分+1周で開催される。
フェラーリ・チャレンジ・ジャパン2025ラウンド4 富士スピードウェイ レース1を動画でチェック!【LIVE】

