
北海道の東側で北東方向に突き出る知床半島。根室海峡を挟んで東側には国後島を望むそこは、人の手が入っていない自然が残る地として古くから知られています。半島の中程には標高1,661mの「羅臼岳」がそびえ、もともと「知床国立公園」に指定されていましたが、さらに「世界自然遺産」にも認定され、その豊かな自然環境の美しさには定評があります。下記に示す座標ポイントと住所データは、知床半島の中程を横断する“知床横断道路(国道334号線)”のほぼ中間点に位置する「知床峠駐車場」です。羅臼町からは約17kmの距離、ワインディングロードを20分ほど走れば到着できます。道路の右手(北東側)には羅臼岳を望み、逆側の左手には「天頂山」(標高1,046m)を眺めることができます。駐車場から100mほど歩けば知床峠展望台があり、まずは「知床」の空気感を満喫です。
天頂山の南側には「五の沼」があり周辺は散策に最高の環境。事前に下記の観光情報に目を通しておくと、それぞれ自分好みのスタイルで世界自然遺産の景観と空気感を楽しむことができるのです。そのまま344号線を抜けて行くと、“ポンホロ沼”、“開拓小屋”、“プユニ峠展望台”、“フレペの滝(乙女の涙)”など、観光名勝地は豊富。海岸線を斜里町方向へ行くと「道の駅うとろ・シリエトク」があり、近くの「ウトロ崎」周辺には宿泊施設もあります。ライダーにとって北海道は憧れの地、遠くまでやって来た感慨もまたひとしおです。北見近くの「美幌峠」もツーリングに素敵なコースですが、ここまで来たのならぜひ一度「知床」まで足を伸ばしてみることをおすすめします。
心が癒される、知床国立公園。

豊かな自然に包まれる「羅臼湿原」

知床の観光情報 知床斜里町観光協会
URL:https://www.shiretoko.asia/
北海道目梨郡羅臼町遠音別村知床峠(JR釧網本線「知床斜里」駅から車で約55分/約53km)






