Range Rover Sport SV Bespoke “Nocturne”
レンジローバーに続く「SVビスポーク」導入

2023年、ジャガー・ランドローバーは、レンジローバーに「SVビスポーク・コミッショニング・サービス」を導入。世界的なラグジュアリーパーソナライゼーション需要の拡大を受けて、レンジローバースポーツにも設定されることが決まった。これを受けて「レンジローバースポーツ SV」と「レンジローバースポーツ オートバイオグラフィー」のカスタマーは、自身の個性やスタイルを反映すべく、ほぼ無限のカラー、マテリアル、フィニッシュの選択ができるようになる。
レンジローバーのグローバル・マネージングディレクターを務めるマーティン・リンパートは、SVビスポーク・コミッショニング・サービスの導入について、次のようにコメントした。
「レンジローバーにSVビスポークを導入以来、当社のパーソナライゼーションサービスへの需要が急増しています。お客様はますます、手作業で仕上げられた特別な1台を求めているのです。過去1年間で、私たちはレンジローバーのクラフトマンシップの最高峰を体現する、数多くの素晴らしいワンオフ車両を創造してきました」
「その一例が『レンジローバー SV カンデオ』です。現在、リニューアルされたレンジローバースポーツ SV ラインナップの発売に続き、このオファーをレンジローバースポーツのお客様にも拡大する最適なタイミングだと考えました」
オーナーの希望に合わせた1台が製作可能に

「SVキュレーテッド・ビスポーク・パレット」は、グロス、マット、サテン仕上げによる、最大230色のエクステリアカラーから選択が可能。さらに、SVビスポークが展開する「マッチ・トゥ・サンプル」ペイントサービスにより、ほぼ無限のエクステリアカラーパレットから自分の好みにマッチしたカラーを選ぶこともできる。
内外装には、ハンドメイドで鍛造された2ピースの貴金属製スクリプトバッジ、専用のシート刺繍、トレッドプレート、ベニア、ホイール、カラーコンビネーションまで、洗練された個性的なデザインディテールを用意。カスタマーは、最大1500種類ものインテリア組み合わせをラインナップする。
トリムやシートは、ネイビー、ブローク、ピメント、エクル、ルナール、レイブンブルーを含む15色のカラーパレットに、コントラストステッチ、シート刺繍、インテリアフィニッシャーに自由なデザインをチョイスすることができる。
第1弾は深いブルーを纏った「ノクターン」

今回、SVビスポーク・コミッショニング・サービスを介して製作された、初のレンジローバースポーツ SV「ノクターン」が完成。地中海の夜空からインスパイアされた深いインディゴのエクステリアが特徴となり、ギリシャの「レンジローバー・ハウス・ミコノス」で初公開された。
エクステリアペイントは、地中海の水面に反射した空の墨のような深い色合いを表現した、専用カラー「ビスポーク・インディゴグロス」。夕暮れ時、夜が迫る一瞬に見られる空の色彩を再現するため、SVビスポークの専門家によってハンドメイドで磨き上げられ、鏡のような仕上げが施された。
エクステリアとインテリアには、車両のパフォーマンス精神を象徴するフォージドカーボンを導入した。ルナとエボニーのレザーシートに、「エボニー3Dニット」のヘッドレストが組み合わされ、地中海のテーマに統一。この「レンジローバースポーツ SV ビスポーク ノクターン」は、7月26日までレンジローバー・ハウス・ミコノスでプレビューされた後、プライベート向けに販売される予定だ。
