高千穂峡から県道203号線を北西に5kmぼど進んだ所にある「国見ヶ丘展望台」から望む高千穂峡の遠景。

本州から九州へ関門橋、あるいは関門トンネルを抜けて渡った北九州市の門司を起点にすると、今回紹介する「高千穂峡」は、国道212号線を通るほぼ最短のルートで約200kmの距離。九州のほぼ中央にあり、素敵なツーリングコースとして見逃せない阿蘇山の南東に位置しています。最短時間を狙うなら、九州自動車道路がおすすめ。福岡市と熊本市を抜けると距離は約250km、所要時間は3時間半程度です。また東九州自動車道を経由して別府や湯布院で温泉泊を楽しみつつ進むのも良いでしょう。高原のワインディングロードを駆け抜けるなら、国道212号線、あるいは県道11号線を経由して“やまなみハイウェイ”を走るコースを組み入れたいものです。
今回の下記住所及び座標データは、「高千穂峡第1御塩井駐車場」です。東進すると延岡市に至る国道218号線上の高千穂町にある“道の駅 高千穂”から県道203号線で2km弱、車で5分程度の位置。五ヶ瀬川を渡った先にあります。「高千穂峡」の観光スポットには最寄りの有料駐車場ですが、五ヶ瀬川を渡る直前の右手(北側)にはバイク専用の無料駐車場があり、ここを利用するのが良いでしょう。
「高千穂峡」(五箇瀬川峡谷)は国の名勝・天然記念物に指定されている峡谷で、約7kmに渡って高さ80〜100mほどの断崖が続き、同峡を象徴する“真名井の滝”は日本の滝百選に指定されているそう。滝見台からその景観を堪能するも良し、遊歩道の散策や貸しボートで迫力満点の滝を間近で観るのもおすすめ。数km離れた五ヶ瀬川上流の“尾橋渓谷”ではバックラフトツアーも楽しめます。見どころは他にもあるので、事前に下に記した“高千穂町観光協会”のホームページで調べて行くことをおすすめします。時間に余裕があるなら、宮崎や霧島、そして鹿児島は九州最南端の“佐多岬”など、素敵なツーリングコースは豊富。自由自在に選び放題の環境が揃っているのです。阿蘇周辺に位置する「高千穂峡」は、猛暑の夏シーズンにいっときの涼を得られる小休憩ポイントにもちょうど良いところなのです。

険しくもあり、穏やかでもある。滝と渓谷の景観を堪能。

“真名井の滝”、高千穂峡を象徴する景観。
玉垂れの滝
柱状節理

レンタルボートで楽しむ景色も壮観。

ボートに乗るとまた違う景色が楽しめる“高千穂峡”。
橋の上から眺める“真名井の滝“
“真名井の滝”を間近に寄せたボートから撮影。

高千穂峡観光協会ホームページ
URL:https://www.takachiho-kanko.info

宮崎県西臼杵郡高千穂町向山204(南阿蘇鉄道「高森」駅から車で約46分/約37.5km。