進化したオフローダーを一挙発売

カワサキモータースジャパンは、モトクロッサーやクロスカントリー、キッズからエントリーユーザーまで楽しめる多彩なオフロードモデル「KX/KLXシリーズ」全6機種を2025年7月15日(火)から順次発売する。今回は新たなグラフィックを施し、視覚的な魅力とともにオフロードでの躍動感をさらに引き立てた。
フラッグシップ「KX450」、さらなる進化を遂げる

シリーズの中核を担う「KX450」は、カワサキオフロードマシンのフラッグシップモデルだ。948cm³並列4気筒エンジンを持つZシリーズ譲りの鋭い走りとは異なるが、オフロード専用として鍛え上げられた450ccのパワーユニットはダウンドラフトインテークと左右対称吸排気レイアウトを採用し、抜群の吸気効率とトルク特性を実現。剛性バランスが最適化された軽量アルミペリメターフレームにより、軽快なハンドリングと高い直進安定性を両立する。
またブレンボ製ブレーキシステム、ODIロックオングリップを標準装備し、優れた制動力とライディングフィールを提供。さらに電子制御としてパワーモード、ローンチコントロール、カワサキトラクションコントロール(KTRC)を搭載。スマホアプリ「RIDEOLOGY THE APP KX」と連携することで、エンジンマッピングを手元で調整できる先進性も魅力だ。
価格は108万9000円(税込)、カラーはライムグリーンで販売される。
クロスカントリー仕様「KX450X」、林道からレースまで幅広く対応

「KX450」をベースに、クロスカントリー用として開発されたのが「KX450X」。専用セッティングのサスペンションに加え、フロント21インチ/リア18インチホイールにエンデューロタイヤを装着。サイドスタンドも備え、林道ツーリングやクロスカントリーレースに最適化されている。KX450譲りの電子デバイスももちろん搭載し、過酷な路面状況下でライダーを支援する。
価格は112万7500円(税込)、こちらもライムグリーン1色で展開する。
ハイレベルな250ccモトクロッサー「KX250」&クロスカントリー「KX250X」


中排気量クラスでは「KX250」がエンジンにダウンドラフトインテークとシンメトリー吸排気を取り入れ、低速域からの力強いトルクと高回転域の鋭い吹け上がりを両立。さらに一軸一次バランサーで振動を抑え、スムーズで扱いやすい特性を実現。指先で簡単に切り替え可能なパワーモードやKTRC、ローンチコントロールを備え、競技志向のライダーに応える仕様となっている。
価格はKX250が90万2000円(税込)、クロスカントリー仕様の「KX250X」は92万4000円(税込)。KX250Xは専用の足回りセットアップにより、エンデューロタイヤやサイドスタンドを標準装備し、幅広いオフロードシーンを網羅する。
小排気量モデルも充実、キッズ向け「KX65」とマニュアルクラッチの「KLX110R L」



キッズの本格的なオフロードデビューには「KX65」が用意されている。64cm³水冷2ストローク単気筒エンジンはパンチの効いた高回転型特性を持ち、6速ミッションでシビアなコース取りにも応える。高剛性のセミダブルクレードルフレーム、前後の減衰力調整やプリロード調整可能なサスにより、成長とともに細かくセッティングを合わせられるのも魅力だ。価格は39万500円(税込)。
また、大人の遊び心をくすぐる軽量オフローダーとして人気の「KLX110R L」も健在。111cm³空冷4ストロークエンジンを搭載し、4速マニュアルクラッチでライディングスキルを楽しく磨ける。エレクトリックスターターやスロットルストッパーなど安全装備も充実し、ファミリーでのオフロード入門にも最適だ。カラーはライムグリーンとブライトホワイトの2色展開、価格は29万7000円(税込)。
新グラフィックでさらに精悍に、全国の正規店で順次発売

いずれのモデルも2025年7月15日からカワサキ正規取扱店およびオフロードエントリーショップにて販売を開始。今回のKX/KLXシリーズはすべて新たなグラフィックを採用し、アグレッシブなライムグリーンの車体によりオフロードシーンで抜群の存在感を放つ。
なおこれらはすべてオフロード専用車両のため、公道での走行は不可となる。だがその分徹底的にオフロード走行性能に特化しており、レーサーから林道ライダー、ファミリー層まで幅広いユーザーに対応するラインアップと言えるだろう。
画像ギャラリー



























