ここは江戸時代に下野街道の宿場として栄えたそう。

“旅の写真コレクション”を披露する徳永茂氏曰く、「観て、食べて、泊まっても一年中いつ訪ねても良いところです」。同カメラマンお気に入りのここは福島県南会津郡にある「大内宿」。若郷湖の西方直線で十数km、また大内ダムからは南西へ5kmほど。会津若松市から南会津町へ国道121号線を南下すると約24kmに位置する会津湯野上温泉。そこから県道329号線を5kmほど山間の道を北西方向に進んだ所に位置しています。ちなみに大内ダムからは県道131号線を南西方向に下ります。最寄りのインターチェンジは東北自動車道の白川か須賀川インターチェンジ。スマートインターチェンジなら磐越自動車道の新鶴があります。東北自動車道からはいずれも65kmほどあり、車で70分はかかるでしょう。新鶴スマートインターチェンジからは約50kmで車で1時間程度の距離です。
今回の座標ポイントや下記住所データは、大内宿バイク駐車場を示しています。県道131号線を下ってきたら、左手(東側)の“大内宿お客様駐車場”に続いて現れる“第二駐車場”の反対(右)側にあるスペースです。郡山から“猪苗代湖”を目指すのは福島県のツーリングではポピュラーコースでしょう。さらにもう少し先を目指したいならラーメンで有名な“喜多方”も良いですが、この「大内宿」もまたお勧めです。
現地を訪問する前に下記観光協会のホームページを参照の上、詳細を把握しておくと良いでしょう。目の前に広がるのは江戸時代の集落を残す落ち着いた風景、清潔感も漂う古き風情は旅の疲れを癒すに十分な落ち着いた心地よい雰囲気が楽しめるのです。一旦集落を抜けて北側にある「大内宿見晴台」へ行くと町並みの全景を楽しむことができます。町では古民家や蔵の文化財住居に宿泊することもできるし、食事何処はもちろん、民芸品やお土産物販売店など、ゆったりとした心持ちで多くを楽しむことができるのです。

保存されている茅葺き屋根の集落は見事。

1981年に国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されている。
年間80万人を超える集客を誇る観光地。
茅葺き屋根が連なる集落には清潔感も漂う。

旅の疲れが癒やされる落ち着いた佇まい。

蔵に宿泊できる民宿の「本家扇屋」。
当時の面影を残す町並みの中心部。写真中央は「大黒屋」。
人気の“ねぎそば”が有名。手打ちそばに大胆にもねぎ一本。

大内宿観光協会ホームページ
URL:https://ouchi-juku.com/

福島県南会津郡下郷町大内(会津鉄道会津線「湯野上温泉」駅から車で約10分/約5.1km)