前週に発表された注目のネタを一気に紹介する「バイクス週間ニュースダイジェスト」。今回は2025年7月14日〜20日に発表されたニュースを紹介する。

レース仕様強化の2026年モデル

トライアンフは2026年モデルとして、モトクロス専用マシン「新型TF 250-X」を発表した。パワーデリバリーやスロットルレスポンスの向上に加え、新設計のエアボックスとサイレンサー、高性能なExedy製クラッチ、KYB製サスペンションのチューニング変更により、スタート加速とコーナリング性能をさらに引き上げた。新たに設定されたエンジンマッピングとECU調整で、回転域全体の制御性も向上している。

エンジンは48PSを発揮する高性能4ストローク単気筒で、鍛造アルミピストンやチタンバルブ、DLCコーティングを採用。デロルト製44mmスロットルボディとAthena製ECUにより、ローンチコントロールやトラクションコントロールも標準装備される。シャーシには軽量アルミ製のツインクレードルを採用し、剛性とフレックスの最適バランスを追求した。

さらに、Brembo製ブレーキやDirtStar製ホイール、ProTaperハンドルバー、ODIグリップなど、ファクトリーレベルのパーツを標準装備。新グラフィックには「パフォーマンスイエロー」のインモールドデカールが採用され、トラック上での存在感を強調する。

このモデルはレースでの即戦力を前提に開発され、世界耐久王者のイヴァン・セルバンテスやAMAスーパークロスチャンピオンの北米ライダーのフィードバックをもとに仕上げられた。日本ではトライアンフ東京ベイなど一部のモトクロス正規販売店で2025年7月から販売予定。価格は後日発表される。詳細は公式サイトで確認可能。

新型BMW R 1300 RT発表:パワーと快適性を極めたフラッグシップ・ツアラー登場

BMW Motorradは7月16日、日本で新型「R 1300 RT」の注文受付を開始した。発売は8月下旬を予定しており、税込価格は標準モデルが366万1000円〜、オートメイテッド・シフト・アシスタント(ASA)搭載モデルが378万5000円〜となっている。新型RTは、2気筒1300ccボクサーエンジンを搭載し、145ps/7750rpm、最大トルク149Nm/6500rpmと強大なパワーを誇る  。エンジン・ドラッグ・トルク・コントロール(MSR)とクラッチ操作不要のASAを搭載し、快適な走りを実現する  。シャシーはスチール製メインフレームとアルミラティスリアフレームを組み合わせ、新開発のDynamic Chassis Adaption(DCA)を採用。可変スプリング&ダンピング、車高調整により、モード切替で2種類のライディング特性を楽しめる  。また、新設計されたフルLEDヘッドライトや軽量ホイール、防風性能に優れる可変フェアリングの装備により、走行快適性も大幅に向上している。エルゴノミクスも刷新され、スポーティと快適の両立を追求。ハンドル・シート・ステップ位置を見直すことで、高速クルーズもワインディングも自在にこなせるポジションを実現している。新型「R 1300 RT」は、パワー・快適性・電子制御を高次元で両立した、BMWフラッグシップ・ツアラーの最新形として注目されるモデルだ。注文は専用サイトで受け付け中。

女性ライダーの祭典「MOTHER LAKE RALLY 2025」エントリー開始

一般社団法人日本ライダーズフォーラムは、女性ライダー向けイベント「MOTHER LAKE RALLY 2025」の参加エントリーを、7月18日17時より開始した。開催日は2025年10月18日〜19日で、会場は滋賀県の湖北THGツインアリーナ。琵琶湖周辺をスマートフォンアプリを使って巡る形式で、競技性はなく「旅」を楽しむラリーとなる。参加費の一部は環境保護活動に寄付される。定員は1,000台で、募集締切は8月24日23時59分。

「日本三霊山ラリー2025」開催決定、7月25日よりエントリー開始

富士山、立山、白山を巡るツーリングイベント「日本三霊山ラリー2025」が、10月11日〜12日に開催される。スタートは静岡県御殿場市、ゴールは石川県白山市の一里野温泉スキー場。指定ポイントや隠れウェイポイントを巡る形式で、全長数百kmに及ぶ壮大なルートが設定されている。参加定員は2000台、エントリー受付は7月25日12時から8月24日23時59分まで。ソロ・タンデム参加が可能で、参加費は税込6776円〜。

歴代ウィングロゴが集合|Honda公認「折りたたみスツール」予約開始

本田技研工業の歴代ウィングマークをあしらった折りたたみスツールが、ノリモノ雑貨ブランド「CAMSHOP.JP」より登場。1953年からのロゴ変遷を天面にデザインしたタイヤ型スツールは、Honda公式ライセンスを取得した限定1000個の特別アイテム。高さ調整可能な構造に加え、高反発クッション採用で座り心地も快適。アウトドア、ガレージ、イベント会場など多用途で活躍する。軽量かつコンパクトに収納可能なため持ち運びにも優れ、Hondaファン必携の一脚となる。予約は公式サイトで受付中。

北海道初上陸!3人乗り小型eモビリティ「e-NEO」発売開始

株式会社エルコムは、小型3輪EV「e-NEO」の北海道での販売を2025年7月15日より開始した。家庭用100V電源でも充電可能で、フル充電で最大約100km走行できる実用性が特長。普通免許で運転可能、ヘルメット着用義務もなく、地域の“ちょい乗り”ニーズに応える。観光地のラストワンマイルや企業の構内移動、脱炭素化の取り組みにも最適。NEO-ONEとNEO-LIGHTの2モデル展開で、7月23日には札幌市での展示会出展も予定されている。

「GS WELT 2025」開催、走るだけじゃないバイク体験を提供

BMW Motorradの体験型イベント「GS WELT 2025」が6月28・29日、鳥取県若桜町の氷ノ山で開催された。主催はバルコムモータース。参加者はGSシリーズを駆り、オフロードや林道走行、観光地を巡るデジタルスタンプラリー、地元食材のBBQなどを通じて、バイクを中心とした新たなライフスタイルを体感。地域住民やスタッフとの交流も生まれ、バイクが人と地域をつなぐ媒体であることを証明した。今後は店頭上映会も予定されている。

CLT工法による次世代型ガレージ賃貸住宅「Sustainable PGH 二宮IC」完成

ライフデザイン・カバヤ株式会社とフィル・カンパニーが共同開発したCLTパネル工法のガレージ付き賃貸住宅「Sustainable PGH 二宮IC」が神奈川県小田原市に完成。2025年7月7日より入居募集が開始された。本物件は、日本CLT技術研究所が独自開発した「LC-core構法」を採用し、木の温もりと開放感を両立。環境配慮型住宅として国産スギ材のCLTを使用し、耐震性と間取り自由度を兼備した純木造2階建メゾネット型住宅となっている。ガレージは従来の鉄骨造と同等の機能を持ち、車やバイクを楽しむライフスタイルにも最適。モデルルームも公開中だ。

単車神社例大祭、9月7日開催|標高1600mで全国ライダーの安全を祈る

2025年9月7日、長野県車山高原に鎮座する単車神社で「例大祭・交通安全祈年祭」が開催される。全国1000万人のライダーの安全を祈願する本祭では、愛車のお祓いや巫女舞、大倉正之助氏による大鼓奉納も実施。午後は北川圭一氏による特別ライディングスクール(有料)、夜は鈴鹿8耐解説付きの直会も行われる。自然と文化が交わる特別な一日、バイクと共に訪れる心の拠点となるだろう。詳細は公式WEBサイトへ。

小椋藍らMotoGPライダーが北戸田に集結! 7月25日トークショー開催

現役MotoGPライダーの小椋藍、國井勇輝、山中琉聖が出演するスペシャルトークショーが、7月25日15時よりイオンモール北戸田で開催される。会場では日テレジータス解説陣の坂田和人、青木治親、ジャーナリストの遠藤智も参加。日本GPに向けた裏話や抽選会、サイングッズなど盛りだくさんの内容となっており、観覧は無料。当日はチラシ配布も行われ、イベントの模様は9月にCS日テレジータスで放送予定。MotoGPファン必見の内容だ。

中日新聞社でEVバイク試乗会を開催|三菱オートリースが主催

三菱オートリースは2025年7月1日、中日新聞社と共同で販売店関係者向けのEVバイク試乗会を名古屋本社で開催した。対象車両は「HONDA CUV e:」「BENLY e:プロ」「ツバメ・イータイムズ M-crew」で、軽EV車の展示も併催された。50cc原付の生産終了が迫る中、新聞配達へのEV導入が喫緊の課題となっており、脱炭素社会実現への対応も含めて高い関心が寄せられた。今後も課題解決に向けた連携を継続していく方針。

カワサキ・bimota対象、実質年利2.69%の特別クレジットキャンペーン実施中

カワサキモータースジャパンは、2025年11月30日までの期間限定で「2.69%スペシャルクレジットキャンペーン」を実施中。対象はカワサキ国内全モデルの新車、オフロードコンペモデル、bimotaの新車(KB4、KB4RC、KB998 Rimini)で、実質年利2.69%の低金利クレジットが利用可能。自由返済型(最長120回)または残価設定型(3年・5年)を選択でき、正規取扱店での購入が条件となる。審査通過が必要で、詳細は各店舗にて確認可能。

ロイヤルエンフィールド長野、8月1日グランドオープン

ロイヤルエンフィールド正規販売店「ROYAL ENFIELD 長野」が、2025年8月1日(金)に長野市にグランドオープンする。長野県内2店舗目、国内では44店舗目の出店となる。運営は昭和28年創業の老舗バイクショップ・トネガワオート。展示車両は常時100台以上、ロイヤルエンフィールドの試乗車も豊富に揃えられており、ブランドの世界観を体感できる空間となっている。好立地を活かし、地域の拠点として今後の展開を担う。

カワサキ プラザ石川が野々市市に新規オープン

カワサキモータースジャパンは、2025年7月18日、石川県野々市市に「カワサキ プラザ石川」をグランドオープンした。石川県内では初、全国では94店舗目となる正規販売店で、明るく清潔感のある店内に最新バイクや限定アパレルが並ぶ。ケージディスプレイやコミュニティスペース、ヘリテージウォールなど五感で楽しめる設計が特徴。北陸自動車道・金沢西ICから車で約5km、ツーリングの拠点としても便利な立地だ。

トライアンフ山口開設準備室、8月1日に始動

トライアンフモーターサイクルズジャパンとバルコムモータースは、山口県初となるトライアンフ正規販売店の開設に向け、2025年8月1日より「トライアンフ山口開設準備室」を開設する。場所はJR新山口駅から徒歩圏内、国道9号線沿いの好立地で、購入からアフターサービスまで対応。今後は本格店舗開業に向けて地域のライダー支援を強化していく。問い合わせはトライアンフコールまで。